ホイールのガリ傷にはリペアで! 実際に直してみた
運転に慣れた人でもついうっかり「ガリッ」とやってしまうのが、ホイールではないでしょうか? 狭い道で対向車が来た時や、路肩に寄せて停車するときに低い縁石にうっかり……という経験がある人も少なくないハズ。
せっかくボディをピカピカにしていても、ホイールがガリガリだととても残念な感じになってしまいます。しかし、ホイールは意外と高価なもので、最近の18インチのような大径のサイズだと1本交換するだけでも数万円の出費となってしまいます。また、新品で買えるものであればまだマシで、すでに絶版となってしまっているものであれば、交換することも不可能という場合も……。
そんなときに試してもらいたいのが「ホイールリペア」です。今回は、ホイールリペアを専門に手掛ける、神奈川県にある「トータルリペア ヤマヤワークス」さんにお話を伺いました。
ホイールのキズは思ったよりも深くない!?
- うっかり付けてしまったホイールのリムキズ。精神的なダメージも大きいですよね。
縁石に擦ってしまったホイールのリム(縁の部分)は、パッと見るとものすごく削れてしまっているように感じます。でも、ヤマヤワークスの山谷さんによると実際のダメージは1ミリ以下であることがほとんどなのだとか。表面が荒れているために、大きく削れているような印象があるだけのようです。
そのため、基本的にはその荒れた部分を平らにならす補修を行って塗装をすれば、多くの場合は元通りになってしまうそう。ユーザーの負担も11,000円~と、とってもリーズナブル(ヤマヤワークスの場合)。当然、キズの状態や塗装色などによって価格は変動しますが、買い直すよりは大幅に安く済んでしまいます。
- 先ほどのホイールの修理後の姿。どこに傷があったか全くわかりません!
欠損のあるようなものも修理可能
- キズというよりも欠損というほど深いキズも修復可能!
もし、ホイールの一部が欠損してしまうような大きく深いキズがある場合は、専用の金属パテで欠損部分を成型し、同じように塗装をすることで元通りにすることが可能です。
- 金属パテを盛って成形しているところ。型などはありませんから、微妙な感覚は経験で補います。
欠損があるとホイールバランスの狂いが心配になりますが、大きな欠損でも1~2グラム程度の場合がほとんどで、バランス調整をするときに貼り付けるウエイトが1つ5グラムですから、ホイールバランスに影響を及ぼすほどではないそうです。
- 補修後、塗装まで完了したもの。最初の写真と見比べてみてください。
ちなみにホイールリペアもボディの板金塗装と同じく、こだわればこだわるだけ費用も時間もかかってしまうもの。ヤマヤワークスさんでは、どこまでこだわるのかをユーザーにヒアリングし、費用と時間を考慮したベストな選択肢を出してくれるそうで、急いでいる場合は数時間で修理完了し、基本的には当日仕上げというから驚きです(要予約)。
「オシャレは足元から」というように、ホイールのキズで悩んでいる方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
(取材・写真・文:小鮒康一 編集:ミノシマタカコ+ノオト)
[ガズー編集部]
取材協力
あわせて読みたい!メンテナンス・タイヤに関連する記事
最新ニュース
-
-
トヨタ『タコマ』のオフロード性能さらにアップ! 冒険志向の「トレイルハンター」2025年モデルに
2024.12.19
-
-
-
佐藤琢磨が往年のホンダF1で走行、エンジン始動イベントも…東京オートサロン2025
2024.12.19
-
-
-
レクサス『LC500』が一部改良、床下ブレース採用でボディ剛性を向上…1488万円から
2024.12.19
-
-
-
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
2024.12.19
-
-
-
スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
2024.12.19
-
-
-
ジープ『V6ラングラー』に8速AT復活…米国での人気に応える
2024.12.19
-
-
-
時代は変わった! 24時間営業や純水洗車も、進化するコイン洗車場の全貌~Weeklyメンテナンス~
2024.12.19
-
最新ニュース
-
-
トヨタ『タコマ』のオフロード性能さらにアップ! 冒険志向の「トレイルハンター」2025年モデルに
2024.12.19
-
-
-
佐藤琢磨が往年のホンダF1で走行、エンジン始動イベントも…東京オートサロン2025
2024.12.19
-
-
-
レクサス『LC500』が一部改良、床下ブレース採用でボディ剛性を向上…1488万円から
2024.12.19
-
-
-
「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目
2024.12.19
-
-
-
スバル『フォレスター』新型、米IIHSの最高安全評価「TOP SAFETY PICK+」獲得
2024.12.19
-
-
-
ジープ『V6ラングラー』に8速AT復活…米国での人気に応える
2024.12.19
-