大学生にリアルな免許事情を聞いてみた（2018年版）

「若者の車離れ」と言われるようになって、どのぐらい経つでしょう。しかし、若者の中にもクルマ好きやドライブ好きは少なくありませんし、生活の道具としてクルマに乗るために免許を取得する人だって多いもの。では、実際のところ、今の大学生はどのぐらい免許を持っているのでしょうか？

2018年現在、大学3年生の文系5人、理系5人の男女それぞれ10人に、リアルな免許事情をアンケートで聞いてみました。

＜質問＞
Q1：免許を持っていますか？
Q2：免許がある人はAT限定ですか？
Q3：免許がある人は運転が好きですか？
Q4：免許をいつ取りましたか？　持っていない人は取る予定はありますか？

気になる調査結果は以下の通りとなりました！

＜男子＞
Q1：免許を持っていますか？　→　YES：8人、NO：2人
Q2：免許がある人はAT限定ですか？　→　YES：4人、NO：4人
Q3：免許がある人は運転が好きですか？　→　YES：3人、NO：5人
Q4：免許をいつ取りましたか？　持っていない人は取る予定はありますか？→　高校在学中1人、1年生5人、3年生2人、予定あり：1人、予定なし：1人

＜女子＞
Q1：免許を持っていますか？　→　YES：8人、NO：2人
Q2：免許がある人はAT限定ですか？　→　YES：8人、NO：0人
Q3：免許がある人は運転が好きですか？　→　YES：3人、NO：5人
Q4：免許をいつ取りましたか？　持っていない人は取る予定はありますか？→　大学1年生：3人、大学2年生：3人、大学3年生：2人、予定あり：1人、予定なし：1人

おもしろいことにYESかNOで答える質問は、男女ともほとんど同じ結果となりました。ひとつだけ大きく違いが出たのは、女子が全員AT限定だということです。

今回は、なるべくアンケートに偏りが出ないように、さまざまな学部の学生に聞きましたが、都心出身者が少なかったため、「運転したい！」というよりは、「親に勧められたから」や「地元に帰ったときに必要だから」という理由で免許を取得した学生が多い印象でした。しかし、Q3で「YES」と答えた学生の中には、免許取得をきっかけにクルマに興味を持った人も多く（特に女子！）、取材を進めていく中で少し嬉しく感じました。

「運転することが好き」と答えた学生の中には、自身が運転を好きだと感じたエピソードを話してくれた人もいました。

「上京しているから運転する機会は少ないけど、帰省すると運転したいって思う」（文系女子）

「景色の綺麗なところを運転していると楽しい！」（理系男子）

「自分の意思で遠出できるようになったのが嬉しい！」（文系女子）

「うねうねした道を走るのが気持ちいいなと感じる」（理系男子）

などなど、運転に対して好印象な声もちらほらあり、昔からクルマが好きだった学生もそうでない学生も、難しいことを抜きにシンプルに「運転することが楽しい！嬉しい！」と話してくれていたのが印象的でした。

今回、学生を取材していて嬉しい発見だったのは、車マニアでなくても運転や「クルマに興味を持っている学生がいる」ということです。免許取得後のドライブに、友人たちとの旅行や買い物など、それぞれのエピソードがあり、それが運転やクルマに興味を持つ原体験となっているようでした。

また、若者の一種の必需品となっているSNSの影響も大きく、男子学生からは「Twitterで見たけどカローラスポーツカッコイイよね！」や「新型ジムニー乗ってみたい！」などと言った声も聞かれ、形は変わってもクルマは憧れの対象になることがわかりました。

運転が好きになれば、クルマでの移動が楽しくなる。仕事でも休日の移動でも、移動時間を楽しむことができるのは素敵だなと、改めて感じる学生アンケートでした。

（取材・文：西川昇吾　編集：木谷宗義＋ノオト）

[ガズー編集部]