【コミックマーケット95】平成最後の「コミケ」にはクルマ好き必読の本がいっぱい! #C95
年末の恒例行事となっている「冬コミケ」が、2018年も12月29日(土)~31日(月)にかけて、東京・有明にある「東京ビックサイト」で開催されました。今回はコミケとして95回目となる「C95」。
世界最大規模の同人誌即売会であるコミケ(正式名称:コミックマーケット)には、アニメや漫画の同人誌やグッズが販売されるイメージが強いかもしれませんが、クルマをテーマとした作品も数多く並びます。
筆者は今回も会場を訪れ、クルマ系同人誌をいくつも入手してきましたので、その中からいくつかピックアップしてご紹介します!
新型ジムニーをキャラクターが解説!
サークル「ILMA Express」からは、2018年に発売された新型スズキ・ジムニーの同人誌『スズキ ジムニー合同本計画Volume 01』が発売されました。
合同本(合同誌とも言う)とは、複数の作者による同じテーマでの作品をまとめた同人誌のこと。この本は、新型ジムニーの機能を可愛らしいキャラクターともに解説する解説集のようになっており、ジムニーユーザーやこれから購入検討者に役立つ内容となっています。ジムニーを題材にしたさまざまなイラストは、ジムニーマニアなら必見です。
市民の生活を守る消防車を余すことなく紹介
「現代消防装備研究会/全国消防ファン」というサークルは、市民を災害の危険から守る「消防車」がテーマの同人誌をいくつも発行しています。
C95での新刊は、消火・災害活動を支援する車両にスポットを当てた、『2018全国特殊消防車図鑑2』です。消防隊員の食事を用意する補給車や災害の原因を究明するための鑑識車など、あまり知られていない消防車両が数多く紹介されており、ニュースなどの映像で見る消防車の裏にたくさんの支援車両がいることに驚かされます。同じ役割を持った車両でも、配備される地域に合わせてベース車両や細かな仕様の違いがあるそうです。
下の写真は、『全国の消防車 ミニカーと実車をくらべてみた!!』という本です。新刊ではありませんが、その名のとおり子供を中心に人気のある消防車両のミニカーを実車と比較したもの。その内容の充実度はもちろんですが、こうした本を作るアイデアが素晴らしいですね。同人誌というマニアックな場の本ですが、親子で読んでも楽しいでしょう。
4台のスズキ車を所有する作者のスズキ愛あふれる4冊
サークル「GarageNOV」からは『ウチのジムニーのすべて』『ウチのフロンテクーペのすべて』『CG -Cappucino GRAPHIC』、そして『すずきん!』の4冊が販売されていました。作者は本のテーマにもなっているジムニー、フロンテクーペ、カプチーノの加え、MRワゴンも所有しているスズキマニアです。
この4誌は、それぞれが車種解説と、メンテナンス/カスタマイズ記からなっており、中には「カプチーノ VS フロンテクーペ」なんていうユニークな比較記事も。旧車やネオヒストリックカーを所有している人や所有したいと考えている人なら、参考になることも多いでしょう。コミケのクルマ同人誌には、自身の愛車のメンテナンスやカスタマイズを綴ったものも多く、普段手にするクルマ雑誌よりも、いい意味で生々しくてためになります。
カーショップの業務日誌というワクワク満載マガジン
カーショップのメカニックたちで作られたサークル「RSN」で発行されるのが、『RSN Magazine』。今回の最新号では、メンバーが愛用している日産・ステージア260RSに搭載されているRB26型エンジンを、NISMO大森ファクトリーにバージョンアップを兼ねたオーバーホールを依頼した話から始まっています。偶然にも、同ファクトリーで手がける記念すべき1000機目のエンジンになったとか。
そのほかに軽スポーツカーであるオートザム・AZ-1のカスタム日記などが、写真入りで掲載されています。もう一冊は、2018年の夏コミ(C94)で発売されたもの。メンバーが製作したレーシングS2000が完成し、そのシェイクダウン走行の様子が書かれています。
クルマ系同人誌は、ニッチな本が集まるコミケの中でもさらにニッチなジャンルです。だからこそ、普通の本屋ではまず手に入らないおもしろい本に出会えます。車好きな方なら、きっと“刺さる1冊”があるはずです。コミケに興味がないという人も、一度足を運んでみることをオススメしますよ!
(取材・文・写真:クリハラジュン 編集:木谷宗義+ノオト)
[ガズー編集部]
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