突然の遭遇も可能性大!「バーバパパ」がクルマに変身!

フランスの絵本から生まれたキャラクター「バーバパパ」がクルマに変身し、驚きと笑顔を届けようと日本各地を巡っています。ピンク色で丸っこいフォルムはどこへ行っても注目の的。バーバパパキャラクターを日本で取り扱うPLAZASTYLEに経緯を聞いてみました。

誕生から50周年を機に変身!

  • 横浜赤レンガ倉庫前にて

バーバパパの始まりは、作者であるフランス人のアネットさんとアメリカ人のタラスさんがパリのカフェで出会い、カフェにあった紙のテーブルクロスに落書きしたことがきっかけとなっています。その後バーバパパ作品が生まれ、1970年にフランスで絵本が出版されました。ちなみに名前の由来は仏語の「おじさんのヒゲ」から。また、ふわふわとした綿あめのこともバーバパパと呼び、フランスではカラフルな色の綿あめが主流のため、ピンク色になったそうです。

  • ピンク色の綿あめがバーバパパの名前の由来

2020年でちょうど50周年を迎え、日本でもさまざまなイベントが企画されていました。その中で、どんな場所へも参加でき、アイコン的な存在として「バーバパパがクルマに変身する」というアイディアが生まれました。きっかけはふとした時に遭遇した宣伝カーだったそうです。

「立体宣伝カーのインパクトに一瞬で目を奪われ、50歳のお誕生日には、ぜひバーバパパもクルマに変身!という思いがありました」(PLAZASTYLE広報)

  • 横浜ランドマークタワーをバックに

バーバパパはどんな形にも姿を変えられるキャラクター。だからクルマに変身するのもお手の物。そして、やさしくて頼りがいがあり、困っている人を見かけると放っておけない性格なのだとか。クルマに変身することで、日本各地へ行くことができ、見かけた人に驚きと笑顔とワクワク感をプレゼントしています。

「絵本から飛び出してきた感じを大事にしています。出会った方々には率直に『バーバパパを見た!』と、日常の中に絵本の世界を少しでも感じていただければうれしいです」(PLAZASTYLE広報)

ちなみにクルマになったバーバパパの身長は3メートルもあります。そしてサイドをよく確認してみるとランプはハート型になっています。

  • よく見るとサイドのランプがハート型

おまけにナンバープレートは「88-88」! そうバーバパパから。ちゃんと名前を名乗りながら走っているんです。(一部「88-88」でない車両もございます)

  • ナンバープレートをよく見ると「バーバパパ」に!

驚きの目撃情報もたくさん!

クルマに変身したバーバパパが登場したのは2020年4月。早速目撃情報がSNSでアップされていたのだとか。これまで、東京都内は渋谷や新宿、池袋に練馬、銀座などをめぐり、神奈川県では、川崎に横浜、湘南方面も訪れたそうです。そして、大阪府でも梅田やなんばで走っているところを目撃されています。

  • 通天閣をバックに

SNSには、「バーバパパがいた(笑)」、「びっくり!」、「幸せになれそう」、「うちの方にも来てください」、「絶対会いたい!」といった声と画像がアップされています。確かに見かけたら思わずスマホのカメラを立ち上げてしまいますよね。目撃されたエリアの中には、メディアが情報発信をした地域もありました。なんとTBSドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』にもちょこっと登場していたそうです!

今後の予定は未定ですが、イベントなどにも機会があれば参加していくとのこと。クルマになったバーバパパは日本全国を走りたいと思っていて、突然その旅に乗り出すことが多いそうです。「ここへ行こう!」と思い立ったらツイッターにアップするのがルーティンだとか。ある日突然、自分の街を走っているかもしれませんね。

<取材協力>
PLAZASTYLE
https://www.plazastyle.com/charapla/barbapapa/
https://twitter.com/barbapapa_50th
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(取材・文:別役ちひろ/写真:PLAZASTYLE/編集:奥村みよ+ノオト)

[ガズー編集部]

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