駐車場所を忘れた時どうするか。広大な駐車場で車を見失ってしまう理由と対策。
学校が夏休みになり、車でお子様とお出かけする機会も増えますよね。海、山、テーマパーク、アウトレットモールなど郊外へのお出かけを検討しているお父さんお母さんも多いはず。そういった施設の広大な駐車場では、車を見失ってしまう心配があると思います。
そこで、GAZOOモビことではその対策についてアンケートを実施し、GAZOO編集部でも皆さんの意見を踏まえて、駐車場で車を見失う理由と対策について考えてみました。
車を見失う理由
私は方向音痴なのもあり、巨大駐車場だと駐車場所を勘違いして覚えていたりと愛車を見失って駐車場内をうろうろした経験が何度かあります。
また、平面の駐車場よりも大きな立体駐車場(以下立駐)や地下駐車場だと見失う頻度が上がるような気がしています。これは何故なのか考えてみました。
広大な平面駐車場の場合、「駐車場所がわからなくなりそうだな。覚えておこう」という意識が働きます。一方で立駐や地下駐車場などは、その「覚えておこう」という意識が欠落してしまうように感じます。
立駐や地下だと周りが広いとはあまり感じないため、油断しがちなのではないでしょうか。
このような駐車場は何階にも渡って同じ灰色調の景色が続くことが多く、また出入口が複数あるのも混乱の元となります。駐車場所を意識的に記憶していないと、車を見つけるのは「ウォーリーを探せ」と同じような状態になりますね。
また、自分の車ではない、レンタカーやカーリース使用の際に車を見失うというケースも考えられます。車好きであれば車種は把握しているでしょうが、特に車に関心が無い人の場合はそうとは限りません。極端な話、駐車場所を忘れた時に「白の小さな車」という記憶しか無かったとすると、これはかなり追い詰められた気持ちになると思います。
大きな駐車場で車を探しだす方法を聞いてみた
GAZOOコミュニティ「モビこと」で、「大きな駐車場で車を探し出す方法は?」というテーマでアンケートを実施しました。
モビことメンバーの意見をいくつかご紹介します。
1位)自分の記憶が一番(61%)
- 車を降りたら写真を撮る事を忘れてしまうから。頭で覚えようとしている自分がいる。結局、場所が分からない事がたまにある。
- 駐車位置などの番号などを覚えて置く。
- 自分の記憶が一番というわけではないですが、今のところはなんとかなっています(笑) この先、記憶力が衰えてきたらスマホのアプリなどに頼ることになるかもしれませんね。
2位)カメラでクルマの周辺・位置番号などを撮影しておく(19%)
- 画像に残すのがイチバンです!
- 目印になるポールなども写しておくように!
なんと記憶に頼っている人が半数以上という結果でした。ただ、記憶していても結局よく駐車場所を忘れてしまうというコメントも散見されました。
これまで大丈夫だったとしても次も駐車場所をきちんと覚えているとは限りません。これは多くの人が駐車場所を忘れてしまう危険性を持っていると言えるでしょう。
記憶以外の対策が必要
広大な駐車場では車を見失う可能性があり、人間の記憶も当てにならない時があります。
そうなると、やはり記憶以外の何らかの対策を講じておきたいですね。
一番簡単な方法は「スマホで駐車場所の写真を撮っておく」です。
メモもいらず、駐車場の柱に書かれたアルファベットを覚えておかなくてもいい。
スマホさえあれば誰でも簡単にできる方法ですね。
他にも「スマホアプリを使う」のも良い対策です。
Googleマップなどの地図アプリは駐車した位置を保存しておくことが可能です。
▶Googleマップの位置情報の保存の仕方はこちら
GAZOO編集部としては、トヨタのmoviLinkというアプリをおすすめします。
設定なども不要で、駐車後にアプリ画面左下のPマークをタップするだけで簡単に駐車位置を登録できます。
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moviLink駐車位置登録画面
moviLinkは、トヨタの車載純正ナビとほぼ同じ仕様のため、ナビとしての完成度はかなり高いです。一度お試しください。
駐車位置を記憶できるアプリは、他にもいろいろあります。自分に合ったアプリを探してみてくださいね。
車のキーのスイッチを連打して音や光で探すという手法をとったことがある人もいるかと思いますが、スマートではないですし、距離が遠いと反応もしませんのでおすすめはできません。
それでも見失った時の最終手段
うっかり対策し忘れた!という場合もありますよね。しかもどうしても車を見つけられない。その場合は、警備員さんに聞いてみてください。
巨大な駐車場だと1日1件はお客様から「車を見失った」という問合せが入るそうです。駐車場を熟知した警備員さんに、車種やナンバー、駐車場所の周囲の記憶をできるだけお伝えしてみてください。探すのを手伝ってもらえるかもしれません。すぐに見つからなければ、探す人を増やして対応してくれるケースもあるそうです。
某テーマパークだと入場した時間から大体の場所を割り出してくれたりもするようです。ただし、警備員さんの仕事を増やしてしまうことになるので、これはあくまで最後の手段です。
広大な駐車場、立駐、地下駐車場では駐車場所を覚えるのではなく、対策が必要だと意識するようにしましょう。特に初めて行く場所だとしたら尚更ですよね。
自分の記憶を過信せず、駐車時は何らかの対策をとることを忘れないようにしたいものです。
(文:モビこと編集部 写真:AC、GAZOO編集部)
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