初開催!鈴鹿10時間耐久レース ~全車総覧~
鈴鹿10時間耐久レースについて、少しお勉強。こちらのレースは、SUPER GTを運営するGTアソシエーションでもなく、鈴鹿サーキットは開催サーキットですが、SRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション、ブランパンGTシリーズなどを主催)が主催するレースです。
今回は、これまで開催されていたSUPER GTの鈴鹿1000キロレースの代替レースと間違える方もいたようですが、違うんです。SUPER GTに参戦しているチームもありましたので、そう思われた方も多いかもしれません。このレースは、インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)第3戦でもあり、そしてFIA-GT3車両の“世界統一戦”でもあるんです。
そして、メーカーのファクトリーチーム、ファクトリードライバーも来ています。別格ってやつですね。ドライバーの国籍を見ると、全世界から集まっています。エントリーリストをご参照のこと。
(鈴鹿サーキットホームページ:http://www.suzukacircuit.jp/10h/race/01.html)
わたしが楽しみにしていたポイントは、日本勢も当然応援していますが、普段見られないクルマがやって来るということ。ニュルブルクリンク24時間耐久レースの優勝などでも知られるポルシェを駆るマンタイレーシング、WECで名前を憶えたストラッカレーシング。メルセデスを3台投入して来ました。そして今回優勝したメルセデスのファクトリーチームのグループMレーシングなど、よくぞ日本にいらしてくださいました!ですハイ。ベントレーも、最新のコンチネンタルGT3が日本初お目見え。アウディを駆る名門WRTチームとかコルベットGT3は、テストの時のカーボンの車両をInstagramで見ていたので、ただただうれしくて(笑)。台風の勢いと共にテンションもマックスでした。今、思えばこのテンションの上がり具合も私の中でおかしくて、体調崩していたんだなと(苦笑)。
そんな期待とは裏腹に、レースウィーク初日から、鈴鹿市内でのパレードが台風の影響で中止になったりと若干残念なこともあったかな。パレードは、ル・マン24時間のは現地で見たことありますが、スパ24時間レースの様子を昨年インターネットで見ていたので、あの雰囲気楽しみにしていました。そんなこともありましたが、初開催記念!という事で全車総覧!どうぞ!
全車総覧
▽カーナンバー/クラス/チーム/国籍/クルマ/ドライバー
00号車/Pro/Mercedes-AMG Team GOOD SMILE/JPN/メルセデスAMG GT3/谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉
昨年のGT300クラスシリーズチャンピオン!昨年、スパ24時間に参戦。ドライバーラインナップを見ても期待度高いプロチーム。初音ミクのカラーリングは、レース、キャラクターファンを選ばず大人気。今回はアジア勢最上位の5位でフィニッシュ。
2号車/Pro-Am/CarsTokaiDream28/JPN/ロータス・エヴォーラMC/高橋一穂、加藤寛規、濱口弘
SUPER GT GT300クラス参戦中。マザーシャシーの雄。
6号車/Pro/Audi Sport Team Absolute Racing/CHN/アウディR8 LMS/C.ハース、K.バン・デル・リンデ、M.ヴィンケルホック
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!
7号車/Pro/D’station Racing/JPN/ポルシェ911 GT3 R/藤井誠暢、S.ミューラー、E.バンバー
SUPER GT GT300クラス参戦中!
07号車/Pro/Bentley Team M-Sport/GBR/ベントレー・コンチネンタルGT3/J.ペッパー、J.グーノン、S.ケイン
ブランパンGTシリーズ参戦中!グーノン選手は、GT300クラスにスポットで参戦。ベントレーボーイズとして来日です。
8号車/Pro-Am/ARN Racing/JPN/フェラーリ488 GT3/永井宏明、嵯峨宏紀、平手晃平
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!今回は、GT300クラスに参戦するaprのメンバーで参戦。パフォーマンスも忘れずに人気上昇中!
08号車/Pro/Bentley Team M-Sport/GBR/ベントレー・コンチネンタルGT3/A.ソウセック、M.ソレット、V.アブリル
こちらもベントレーファクトリーチーム。ブランパンGTシリーズ参戦中!
10号車/Pro/Honda Team MOTUL/JPN/ホンダNSX GT3/山本尚貴、武藤英紀、中嶋大祐
GT500クラスに参戦するドライバーで結成された、クルマはどれも同じだけれど、ホンダワークスと受け取れる豪華メンバー。
11号車/Pro/GAINER/JPN/ニッサンGT-RニスモGT3/平中克幸、星野一樹、安田裕信
GT300クラス参戦中!熟成の進むGT-R GT3の雄ですね♪
13号車/Pro-Am/Absolute Racing/CHN/アウディR8 LMS/S.ジンズ、C.チェン、A.フォング
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!
17号車/Pro/AUDI SPORT TEAM WRT/BEL/アウディR8 LMS/J.デニス、S.レオナルド、S.ファン・デル・リンデ
ブランパンGTシリーズ参戦中!
18号車/Pro/TEAM UPGARAGE/JPN/トヨタ86 MC/中山友貴、小林崇志、井口卓人
GT300クラス参戦中のチームに、ライバルメーカーの井口卓人が加入。興味深いラインナップで参戦しました。
018号車/Pro/KCMG/HKG/ニッサンGT-RニスモGT3/松田次生、A.インペラトーリ、千代勝正
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!次生くんに千代くん、インペラトーリ選手も日本の経験があるので、全く問題なし!
21号車/Pro/Audi Team Hitotsuyama/JPN/アウディR8 LMS/R.ライアン、富田竜一郎、A.ピカリエロ
GT300クラス参戦中!
23号車/Pro/KCMG/HKG/ニッサンGT-RニスモGT3 2018モデル/E.リベラティ、R.ブラッドレー、O.ジャービス
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!ジャービス選手は、お久しぶりでしたねえ。F3、GT500経験ありで問題なしです。
27号車/Pro/HubAuto Racing/TWN/フェラーリ488 GT3/D.リゴ、M.グリフィン、M.モリーナ
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!チームは昨年までスーパー耐久に参戦していましたね。
28号車/Pro-Am/HubAuto Racing/TWN/フェラーリ488 GT3/N.フォスター、D.ペレル、吉田広樹
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!くるりん(吉田選手)を起用していますね。予選では、ポールポジションを獲得していました。
34号車/Pro/Modulo Drago CORSE/JPN/ホンダNSX GT3/道上龍、大津弘樹、小暮卓史
GT300クラス参戦中!SUPER GT富士500マイルでクラッシュし廃車。時間の無い中で新車購入を決断。今回の参戦となりました!これは、涙なみだの参戦でしたね。
37号車/Pro-Am/Callaway Competition with BINGORACING/DEU/キャラウェイ・コルベットC7 GT3-R/武井真司、上村優太、三笠雄一
このクルマを見るのも楽しみにしていました!レア車を持って来てくださって、とってもうれしいです。
42号車/Pro-Am/Strakka Racing/GBR/メルセデスAMG GT3/N.レベンティス、D.フマネッリ、F.フラガ
ブランパンGTシリーズ参戦中!3台体制で、色違い。こういうのたまらん。WECからブランパンシリーズにシフトしたのね。
43号車/Pro/Mercedes-AMG Team Strakka Racing/GBR/メルセデスAMG GT3/L.ウィリアムソン、M.ゲーツ、A.パレンテ
ブランパンGTシリーズ参戦中!色違いグリーン!
44号車/Pro/Mercedes-AMG Team Strakka Racing/GBR/メルセデスAMG GT3/A.タンベイ、O.ローランド、M.ブーク
色違いレッド!
54号車/Pro-Am/Black Swan Racing/USA/ポルシェ911 GT3 R/T.パパス、J.ブリークモレン、M.ミラー
ブランパンGTシリーズ参戦中!
58号車/Pro/Garage59/GBR/マクラーレン650S GT3/A.ワトソン、B.バーニコート、C.レドガー
ブランパンGTシリーズ参戦中!このカラーリングも目立ちました。いったいなんだろう?と目を凝らしてしまうパターンで。シリーズチャンピオンを獲得するほどの名門チーム。ゼッケンは、59ではないのが意外。
66号車/Pro/AUDI SPORT TEAM WRT/BEL/アウディR8 LMS/C.ミース、F.ヴェルビッシュ、D.バンスール
ブランパンGTシリーズ参戦中!場内実況によれば、日の丸日本仕様のカラーリングだとか。ありがたいです。
75号車/Pro-Am/SunEnergy1 Racing/USA/メルセデスAMG GT3/K.ハブル、M.グルニエ、L.ストルツ
ブランパンGTシリーズ参戦中!カラーリング燃え萌えでしたね。アメリカっぽい!クルマは、メルセデスだけど。
77号車/Pro-Am/D’station Racing/JPN/ポルシェ911 GT3 R/星野敏、近藤翼、J.レスター
ブランパンGTシリーズアジア参戦中!こちらのチームも、活動の場を日本から世界へ広げていますね。今後にも期待!
87号車/Pro-Am/JLOC/JPN/ランボルギーニ・ウラカンGT3/佐藤公哉、元嶋佑弥、飯田太陽
GT300クラス参戦中!エヴァンゲリオンレーシングとして、耐久3戦に今季は、チャレンジ。富士24時間、鈴鹿8耐(2輪)、最後がこの鈴鹿10時間耐久レース。こちらは、弐号機。
88号車/Pro/JLOC/JPN/ランボルギーニ・ウラカンGT3/平峰一貴、M.マペッリ、A.カルダレッリ
GT300クラス参戦中!今回は、エヴァンゲリオンレーシング初号機。SUPER GT開幕戦では、ランボルギーニファクトリードライバーのマッペリ選手と共に、ポールポジションを獲得しました。そこへ、昨年までGT500クラスを走っていたカルダレッリ選手を起用しました。
91号車/Pro-Am/SINGHA-Team AAI/TWN/BMW M6 GT3/T.ブロンクビスト、飯田章、P.ビョロムパクディ
昨年はブランパンGTシリーズアジアにスポット参戦。何でも乗りこなす飯田章選手と、GT500クラスに参戦のトムスの東條エンジニアも参加していました。
112号車/Am/SATO,YAMASHITA-SS Rn-sports/JPN/メルセデスAMG GT3/佐藤敦、山下亮生、久保宣夫
今季は、SUPER耐久に参戦中!
777号車/Pro-Am/Carguy Racing/JPN/ホンダNSX GT3/木村武史、横溝直輝、K.コッツォリーノ
GT300クラスに参戦中!このカラーリングは、どこでも目にも止まりますが、活動の幅も非常に広いですね~。今後も楽しみなチームです!
888号車/Pro/Mercedes-AMG Team GruppeM Racing/HKG/メルセデスAMG GT3/M.エンゲル、R.マルチェッロ、T.ヴォーティエ
今回の優勝車です。
911号車/Pro/Manthey-Racing/DEU/ポルシェ911 GT3 R/D.ベルナー、F.マコウィッキ、R.デュマ
わたしはニュルブルクリンクへ行ったことがないので、目の前にいるというだけで、うれしかったです。ピットウォークは、当然ガン見でした。
991号車/Pro/CRAFT BAMBOO RACING/HKG/ポルシェ911 GT3 R/L.バンスール、K.エストレ、M.ジャミネット
今回のフリー走行一回目のトップタイムは、こちらでしたね。
はぁ~…。かっこいい!ん?今季デビューのLEXUS RC F GT3がいないのは非常に残念でしたね。レポートは続く!
(写真:折原弘之 / テキスト:大谷幸子)
レポーター(お)ねえさん・大谷幸子
随時、クルマに関する様々なイベント・テーマでレポートしていきます!
[ガズー編集部]
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