谷口信輝 ドライバーズコラム 第8回 男たる者、これは出来ないとね

僕は子供の頃から、とにかく乗り物が好きで、小学生~中学生の頃はBMXに没頭し、空き地にスコップでジャンプやバンク、スーパークロス並みのコースを作って、毎日走り回り、生傷の絶えない日々を過ごしていました。

僕の基礎体力はそこで培われたと思います。なので、小学生の頃からウィリーは得意です。

今でもできます(笑)

BMXから、ミニバイクレース、ドリフトと…、一般的なスポーツとは違う路線に没頭していました。

一輪車も乗れますし…

↑これはサイズが小さくて、ニーグリップが出来ないので、ペダルを漕ぐと左右に振られちゃいます。

↑こんな変わった乗り物も大好きです。基本的に乗り物好きです。

まぁ、ウィリーもドリフトも一輪車も、基本的にバランス系です。

バランス系は、勘やセンスとかも大事ですが、理屈がちゃんとあります。

子どもは、理屈抜きに感覚と繰り返しの練習でコツを掴んでいきますが、大人は理屈を知らないとできません。

僕は理屈がとても好きです。

いろんな乗り物、いろんなシーンに、「あれはどういう理屈なんだろ?」って考えちゃいます。

頭は良い方ではないので、科学的な理屈ではなく、僕なりの理屈を考えます。

例えば、子どもはフラフープをやらすと上手。
大人がやると、大抵がすぐ地面まで落ちていきます。

やはり、感覚でやる子どもと違い、大人はフラフープを腰で回して維持しようとする。

そうやると、やはりフラフープの回転と、腰の回転とがリンクしなくなり、フラフープは落ちていきます。

キーホルダーか何かを指に差し回してみると分かりますが、指を回してたんじゃキーホルダーは回転が合わなくなってきます。

回転に回転だと、間に合わなくなるんです。

なので、僕なりの解釈だと、指を前後に振ればいいんです。回してはダメなんです。あ、最初は回します。

ということで、フラフープも最初は腰を回していいですが、すぐに追いつかなくなるので、腰を前後に振ることがフラフープを上手く回すコツだと思います。

ウィリーも、まずはある程度の推進力が必要です。
それは、横方向のバランスを取るのに必要です。自転車に乗るのと同じ。

そしてウィリーは、前輪を上げた状態を維持しなくてはならないので…

まずは、ペダルを漕ぎながら、ハンドルを引っ張り上げる。そして、ひっくり返らないようにする。このくらいは誰でもわかりますよね?

何でもそうですが、バランス系は、とあるゾーンが存在します。

ウィリーの場合は、「上げすぎず、下げすぎず」です。

前輪を持ち上げ、上がりすぎになってきたらブレーキを。下がってきたら加速を。これだけです。

大事なポイントは、「リアブレーキの使いやすさ」です。リアブレーキさえ使いやすければ、大抵の2輪車はウィリー可能です。

みなさんこのコラムを見て、ウィリーにチャレンジしてみてください(笑)

男たる者、ウィリーとバク転とドリフトは出来ないとね(笑)

あ、自分、バク転できないっす。

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road