同乗試乗は2,000人超え!GRヤリスやランクルで“非日常“を体感できる恒例のイベントに今年も参加・・・寺田昌弘連載コラム
お客様にクルマを楽しんでいただくイベント、「MTGモーターフェスティバル2023」inスポーツランドSUGO。今年もたくさんのお客様と共にクルマを楽しみました。
このイベントは社員が中心となって1年近く準備し、毎年バージョンアップさせています。今回はお客様が同乗してインターナショナルコースを走ったり、丸太や階段を昇るコンテンツの乗員数を大幅アップしたりなど、2日間の来場者数は約3,600人ですが、延べ2,000人以上が乗れる、より大きな体感型イベントになりました。
レーシングコースはサイドバイサイドを演出してレースの雰囲気を体感
SUPER GTやスーパー耐久シリーズに参戦するレーシングドライバーを中心に、お客様が同乗しGRヤリス、GR86、LEXUS IS500などをドライブします。
最初は縦一列に並んで走っていましたが、サービス精神旺盛なドライバーは、コース幅を広く使って抜いたり抜かれたりと、まるでレースのなかに自分が入ったかのようなエンターテインメントを演出しながら走ります。
私は最後尾からGRヤリスで追走していましたが、前方で疑似バトルが始まると、一気に近づけるので同乗するお客様も観ながら大興奮です。
今回はドライバーが10名で、1回30分の同乗を一日3回実施しました。タンデムフォーミュラカーやランクルなど、車種にもよりますが、1台につき最大3名まで乗車可能なので、2日間で約1,000名のお客様に同乗いただき、コースを体感してもらうことができました。
長野五輪スピードスケート金メダリストの清水宏保選手のドライブに同乗できたお客様は、コースだけでなく世界一の男と一緒に走れたことにも感激されていました。
また、GT300クラスで走る篠原拓朗選手の運転するクルマに同乗できたお客様は、「来週のSUPER GT(SUGOでの第6戦)は篠原選手を応援するために観に来ますね」と仰っていました。こうしてメーカー推しだけでなく、選手推しでモータースポーツファンが増えてくれるのもうれしいですね。
残念ながら抽選に外れて同乗走行ができなかった方、身長が規定未満の小さなお子様連れの方々には、バスを2台用意してサーキットサファリを実施しました。私はバスガイド!?を務めさせていただき、コースの紹介から駆け抜けて行くクルマの解説、ドライバーの紹介を行いました。
ランクルに乗り、丸太を越え、階段を昇る
2つめの同乗コンテンツは、ランドクルーザー300、ランドクルーザープラド、FJクルーザーに乗り、鉄製の階段を昇ったり、大きな丸太を越えたりしながら機能体感できるもの。
これは、さなげアドベンチャーフィールドが、全国の販売店やメーカーイベントなどで実施するコンテンツですが、こちらは主に宮城トヨタ社員のなかでもオフロード走行経験値が高い方々を選抜してドライブしています。
こちらも3名まで乗車でき、空しか見えない階段を昇ったり、30度近く横に傾いてアスファルトが迫ってきたりと非日常を体感できます。それにしてもランドクルーザー300のリヤサスペンションの伸縮がすばらしく、丸太越えでプラドやFJクルーザーでは対角線上にタイヤが浮いてしまう場所でも、4輪が接地して何もなかったかのように越えていくのは圧巻です。ここでも2日間で約1,000名のお客様に同乗いただきました。
魅惑の絶叫マシン、ドリフトタクシー
3つめはドリフトの聖地、福島のエビスサーキットをホームとするTeam ORANGEによるドリフトタクシー。2台のオレンジカラーのタクシーがタイヤスモークを上げ、ツインドリフトを決めながら走ります。
決して広いエリアではないのですが、その圧迫感がさらにドリフトのスリルを増長してくれます。以前、私も同乗したことがあり、車速は速くないものの、ドリフトしてる2台が並走して迫ってくるのに想像以上にドキドキします。
そしてだんだんタイヤスモークが立ち込めてきて、視界がホワイトアウトすると、さらにスリルが増します。ここでも140名を超えるお客様が絶叫とともに同乗されました。
自分で運転したい人は愛車や試乗車でコースへGo!
コース、丸太越え、ドリフトと非日常を体感できるイベントですが、やはりインターナショナルコースを自分でステアリングを握って走ってみたい。そんなお客様のために、GRヤリス、GR86、トヨタ86のオーナーの事前登録制で体験走行会を実施しました。
初めて走るお客様にとっては、どこを走っていいか分かりにくいですが、プロドライバーが先導し、走行ラインをトレースしながら走れるのでレーサー気分を味わえます。
またGRモデルからミライ、bZ4Xまで試乗車も用意し、登録順でコースを走ることもできます。
丸一日、いろんなクルマに触れて楽しめる「MTGモーターフェスティバル2023」。宮城トヨタのお客様が羨ましいですし、こういったイベントが全国で広まってくれると、もっとクルマ好きが増えると思います。
それにしてもこれだけ大きなイベントを社員が中心となって企画・運営している宮城トヨタのクルマ愛がすごいですし、お客様への思いがクルマ好きを増やしてくれると確信しました。
写真:茅原田哲郎/文:寺田昌弘
ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。
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