BAJAマシンが空を飛ぶ!今年のMTG四駆祭り・・・寺田昌弘連載コラム

  • MTG四駆祭りでのデモラン風景

毎年楽しみにしている宮城トヨタグループ(MTG)四駆祭り。スポーツランドSUGOの国際モトクロスコースを舞台に、ランドクルーザーハイラックスに乗り、オフロードを体感するイベントに今年も行ってきました!

雨が降ると一気に滑りやすくなる特有のコースで、路面状況によって毎年コースを変えてきましたが、今年は天気もよく全コースを使って走れる最高のコンディション。その準備から本番をお届けします。

コース貸し切りなので社員も実体験

MTG四駆祭りはMTGスタッフが企画・運営するイベント。なので前日に運営するスタッフもランドクルーザー、ハイラックスを頭だけでなく体でその性能、機能を体感する研修を実施します。私はサスペンションの動きや悪路での走行支援機能が疑似的に体験できるキットのコースで、運転しながら同乗するスタッフに解説していきます。

一方オフロードコースでは、BAJA1000など世界的オフロードレースに参戦している塙選手、能戸選手が助手席に乗り、スタッフの運転を指導するトレーニングが行われます。現在ではランドクルーザー70にも装備されるダウンヒルアシストコントロール(DAC)を斜度30度の下りで実体験したり、オフロードの走り方を教えてもらったりとコースならではの体感トレーニングをしていきます。

こうしてひととおり運営スタッフもランドクルーザー、ハイラックスの機能体感から4WDならではの悪路走破性の高さを実体験し、本番に臨みます。

  • 傾斜を走るランクル70@ MTG四駆祭り

    いまやランドクルーザー70にも装備されるDAC(ダウンヒルアシストコントロール)の機能を斜度30度で実体験する

ファミリー、カップルがたくさん来場して盛り上がる

今まではおもに4WDオーナーを中心に案内していましたが、今回からセダンやミニバン、コンパクトカーなど、ふだん4WDに乗る機会がない方々にも広く案内したとのことで、今までは4WDのより深い体験をしていただく解説をしていましたが、今回は広くわかりやすいトークに変更して臨みます。

プログラムはいくつかあって、まずオフロード試乗。ふだん販売店で舗装路のみ試乗していたランドクルーザーやハイラックスをオフロードで自ら運転して試乗でき、4WDの悪路走行性能を体感できます。試乗車はランドクルーザー300 GR SPORTやランドクルーザー70、250そしてハイラックスとラインナップされ、インストラクターが助手席に同乗しながら走り方や機能を教えてくれます。

次にオーナー走行会。事前予約制でランドクルーザーやハイラックスのオーナーが、愛車でオフロードコースを走ることができます。ふだんオフロードを走れる場所も限られるなか、先導車の速度に合わせて走ります。走行を終えて帰ってきたオーナーは、砂埃を纏った愛車を見て、洗車が大変だと言いながらも思わず笑みがこぼれています。やはり4WDに乗ったらオフロードも走ってみたい。そんな希望を叶えてくれるのもこのイベントの人気のひとつです。

レールのない絶叫アトラクション。プロドライバー同乗体験

BAJA1000やダカール、アジアクロスカントリーラリーで活躍する塙選手、BAJA1000をLEXUS LX、GXに乗り、挑み続ける能戸選手、サーキットで大活躍しオフロードドライビングもうまいチャンプ藤田、そして私の4名が運転し、コースをジェットコースター感覚で疾走します。ドライブするのは塙選手が250、能戸選手がハイラックス、チャンプ藤田が70、私が300 GR SPORTです。

お客様に乗車していただいたら、愛車のことやこのイベントの参加経験に加え、酔いやすいかなどの体調面をチェックしてからコースイン。ひとつめのコーナーを滑らせながら曲がっていくと「すべってるー!」、斜度30度の大坂に迫っていくと「壁!壁!あーっっ」と言いながら一気に駆け上がっていきます。そして下りもアクセル踏んで下っていくと「あっ、うぁ!」と言葉になっていません。

そして小さなUターンを繰り返すと「こんなに小回りが利くんですね!」と驚いてくれ、ウォッシュボードを走っていくと「これでもバンパーとかぶつからないんですね」と感心してくれます。

だいぶ慣れてきたところで、突然コースから外れると意表をつかれて驚いているさなかに、さらに車体を斜めにしながら下のコースへ戻り、最後は下り坂で一瞬タイヤが地面から離れたときに「おぉー!浮いてる!」とシートベルトのありがたみまで体感いただきます。

こうして約200人の方々に、アトラクション感覚で楽しみながらランドクルーザーやハイラックスの走りのよさを体感いただきました。

BAJA1000を走ったマシンのデモランが圧巻!

プロライダー、ドライバーによるデモランが今年はさらに熱かったです。大ジャンプが観られる観覧席までハイエースでお客様を送迎し、モトクロス国際A級ライダーが大ジャンプでトリッキーなアクションも決めてくれ、その華麗なモトクロッサーの動きに圧倒されます。

そして塙選手は自らエンジニアとして作り上げ、アジアクロスカントリーを走り、さらにBAJA1000を走ったトヨタ・フォーチュナーを持ち込み、能戸選手は一昨年までBAJA1000を3回走ったLEXUS LX600を持ち込んで、2台でデモランをしてくれました。路面もドライなので砂煙を濛々と上げながら疾走する光景は、さながらBAJA1000を観ているかのようです。

テーブルトップで塙選手のフォーチュナーがジャンプして観客が「おぉーっ!」と歓声が上がると能戸選手のLX600もジャンプ!ここでしか観られない2台のデモランは、これだけでも価値のあるものでした。

お客様も大満足のMTG四駆祭り。これは宮城だけでなく、オフロードを走れるエリアのあるいろんな都道府県の販売店にぜひ真似してもらって開催して欲しいです。ジャパンブランドの世界で活躍するランドクルーザー、ハイラックスの悪路走破性の高さをできるだけ多くの人に体感してもらいたいです!

写真:堀田祐介/文:寺田昌弘

ダカールラリー参戦をはじめアフリカ、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアと5大陸、50カ国以上をクルマで走り、クルマのある生活を現場で観てきたコラムニスト。愛車は2台のランドクルーザーに初代ミライを加え、FCEVに乗りながらモビリティーの未来を模索している。自身が日々、モビリティーを体感しながら思ったことを綴るコラム。