山岳の父をしのぶウェストン祭と雲海の国見ヶ丘へドライブ　宮崎県高千穂町

2018年で第34回目となる「宮崎ウェストン祭」。日本近代登山の父ともいわれる英国人宣教師ウォルター・ウェストン氏をしのぶ祭りで、五ヵ所高原の三秀台（祖母山の北谷登山口近く）に立つウェストン碑の前で鐘を鳴らし献花するともに、ウェストン祭の歌を合唱。登山愛好家による記念登山も開催される。

三秀台から国見ヶ丘まで車で約30分。国見ヶ丘の名は、神武天皇の孫、建磐龍命（たていわたつのみこと）が九州統治の際に立ち寄って国見をされたという言い伝えにちなんだもの。雲海の名所としても有名だ。雲海は秋から初冬（9月中旬～11月下旬）の早朝、よく晴れて無風の日に発生しやすいという。

ドライブの休憩には、道の駅「高千穂」へ。高千穂神楽にちなみ、神楽のお面をモチーフにしたモニュメントが目印となっている。2018年3月にリニューアルされた施設内のレストランは、高千穂牛をぜいたくに使った高千穂コロッケが人気。

宣教師にして登山家のウォルター・ウェストン氏にちなんだ祭り。毎年11月上旬に行われる。

標高513m、北に祖母連山、西に阿蘇五岳、また高千穂盆地や五ヶ瀬川の渓流を一望できる絶景スポット。ここから眺める阿蘇五岳は、お釈迦様が横たわった姿に似ているため「阿蘇の涅槃像」とも呼ばれる。秋から初冬にかけては、早朝に発生した霧が高千穂盆地やとりまく山々の間を埋めるように漂い、神々しい風景が広がる。

国道218号線沿いにある道の駅。高千穂の地採れ野菜や加工品などを販売する物産館や、高千穂ならではの料理を提供するレストランを併設。

写真提供：高千穂観光協会

大きな神楽のお面はインパクト大。道の駅「高千穂」は高千穂バスセンターから車で約5分。

写真提供：高千穂観光協会

高千穂牛のひき肉にジャガイモを合わせ、塩コショウで味付けしたシンプルな「高千穂牛コロッケ」1個160円。

■第34回宮崎ウェストン祭
開催日：2018年11月3日（土曜・祝日）
時間：15～20時頃
開催場所：宮崎県西臼杵郡高千穂町大字五ヶ所秀台
TEL：0982-73-1212（高千穂町役場企画観光課）
アクセス：九州自動車道熊本ICから車で約100分
駐車場：あり

■国見ヶ丘
住所：宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方
TEL：0982-73-1213（高千穂町観光協会）/0982-73-1212（高千穂町役場企画観光課）
アクセス：九州自動車道益城熊本空港ICから車で約100分
駐車場：あり

■道の駅「高千穂」
住所：宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1296-5
TEL：0982-72-9123
営業時間：9時30分～19時（12～2月は～18時）/レストラン10時～ラストオーダー17時30分（12～2月は～ラストオーダー17時）
定休日：なし（レストランは毎週水曜）
アクセス：九州自動車道益城熊本ICから車で約90分
駐車場：あり

※記事内のデータは2018年9月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。