春の訪れを告げるお雛様！角館の武家屋敷や秘湯・乳頭温泉郷へドライブ　秋田県仙北市

仙北市の角館町は、重厚な武家屋敷と蔵造りの町並みが美しい観光地。江戸時代に城下町として栄え、歴史ある建造物が多く残されている。町では武家や商家で代々受け継がれてきた享保雛や古今雛、押絵雛などを公開する「角館雛めぐり」を令和3年（2021）2月20日から3月7日まで開催。武家屋敷通りを中心に、角館樺細工伝承館や安藤醸造本店、仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」などに展示された雛人形を見て回ることができる、毎年好評のイベントだ。臨時駐車場をはじめ複数の駐車場があるので、車を停めて風情ある町並みを散策しよう。

同じく武家屋敷通りにある「フルーツパーラー角館 さかいや」は、青果店「さかい屋」に併設されたフルーツパーラー店。豪華なスペシャルパフェや旬のイチゴを使った大粒イチゴパフェ、あまおうだらけパフェなど、ボリュームたっぷりの冬パフェを楽しめる。雛めぐりに合わせて、店内も雛人形や吊るし雛で飾られる予定だ。雛巡りの後は甘いパフェでひと休みして、ドライブで疲れた体を労わろう

「さかい屋」から車で約55分の乳頭温泉郷は乳白色の湯で知られる、温泉好きなら一度は行ってみたい秘湯。その中でも「鶴の湯温泉」は、温泉郷にある7軒の温泉宿のうち、最も古くからある温泉宿だ。日帰り入浴も可能。敷地内には4つの源泉が湧き、混浴露天風呂をはじめ黒湯、白湯、中の湯と効能や肌ざわりもさまざまな湯船が揃う。秋田藩主も湯治に訪れたといい、二代目藩主の佐竹義隆公が来訪の際に警護の者が詰めた茅葺屋根の長屋、「本陣」も見どころだ。

春の訪れももうすぐ。みちのくの小京都といわれる角館や秘湯の温泉郷で、晩冬の一日を過ごそう。

毎年2月中旬から3月上旬まで行われる角館町のイベント。30か所以上の店舗などで旧家や商家に伝わる雛人形を公開するほか、料亭や菓子店では雛御膳や雛菓子を提供する。

イチゴやキンカン、バナナなど、旬のフルーツをたっぷり使ったパフェが人気のお店。パフェの内容は季節によって変わる。

乳頭山麓に広がる乳頭温泉郷の中の、歴史ある温泉宿。地元の猟師が狩猟の際に、湯で傷を癒している鶴を見つけたことから「鶴の湯温泉」と名付けられたという。

※記事内のデータは2021年2月現在のものです。掲載後に料金、営業時間、定休日、メニュー等の内容が変更になることや、臨時休業等で利用できない場合があります。また、各種データを含めた掲載内容の正確性には万全を期しておりますが、おでかけの際には電話等で事前に確認・予約されることをお勧めいたします。

[ガズー編集部]