全長5kmの海中道路で4島を巡る 沖縄・うるま市ドライブルート

​全長5kmの海中道路と太平洋に浮かぶ4島を爽快ドライブ!​​​​​

世界遺産の勝連城跡や中城城跡で琉球王国初期(13~15世紀)の歴史や築城技術を見てみよう。グスク跡は急階段があるので歩きやすい靴で。屋慶名海峡展望台からは、「沖縄の瀬戸内海」の異名をとるだけある湖のように静かな水面と入り組んだ海岸線が美しい景観を見ることができる。全長約4.7kmの海中道路では、青い海の中を走る感覚がたまらない爽快ドライブ。絶景の橋・浜比嘉大橋を渡って夫婦神伝説の残る浜比嘉島へ。ノスタルジックな集落を眺めながら宮城島を抜けて赤い橋を渡れば伊計島だ。ビューポイントやスピリチュアルスポットが点在する島々の魅力を楽しもう。

ルートマップ:約2時間05分(約76km)

S:北中城IC

約3km 県道29号、県道81号、県道146号 約5分

1:中城城跡

スポット情報
中城湾を望む標高160mの高台にある世界文化遺産の名城跡。沖縄県内に300余りが残されているグスクの中でも特に美しい遺構が残っており、国の史跡に指定されている。先中城按司が築いた城を15世紀中頃、築城家でもある座喜味城主の護佐丸[ごさまる]が国王の命令により移り住み、三の郭と北の郭を増築・完成させたといわれている。6つの城郭からなる連郭式の城は、琉球石灰岩の切石を基本に自然の岩石、地形的条件を生かした石垣が城壁を囲む。築城年代が違うため、切石積みの技法も野面積みと布積み、亀甲乱れ積みの3つの技法が見られる。

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約18.7km 県道146号、国道329号、県道227号、県道85号、県道10号 約28分

2:勝連城跡

スポット情報
貿易などで勢力を拡大していた阿麻和利の居城。与勝(勝連)半島の標高約100mの単独丘に立ち、爽快な眺めが楽しめる城跡。築城は13世紀頃で、15世紀中頃に中城城の護佐丸を策略により滅ぼした阿麻和利は、王府軍との戦いに敗れて滅亡、勝連城も衰退した。総面積は1万1897平方m。城跡は、自然の地形を巧みに利用した5つの曲輪からなり、石畳や階段を上ってたどり着く一の曲輪からは、本島東海岸一帯を一望。国指定史跡であり、ユネスコ世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ。

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約5km 県道10号、県道37号、県道239号 約7分

3:屋慶名海峡展望台

スポット情報
本島の与勝(勝連)半島と平安座島を結ぶ海中道路近くの、高台に設けられた展望台。眼下に望む、本島と藪地島との間の屋慶名海峡が素晴らしい。幅は狭いがエメラルドグリーンの海の色が鮮やかで、展望台からは海峡全体が見渡せるため人気スポットになっている。

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約4km 県道10号(海中道路) 約6分

4:海の駅あやはし館

スポット情報
本島の与勝(勝連)半島と平安座島を結ぶ約4.7kmの海中道路。その真ん中付近に設けられたロードパーク内の施設。ロードパークには散策路や段丘式のコンクリートビーチ、展望台などが整備されている。産直施設の海の駅あやはし館では、地元の特産品のほか地元出身のアーティストHYのオリジナルグッズも手に入る。併設したレストランではバーベキューや、11~15時にランチバイキング990円が楽しめ、プラス160円でドリンクバーも利用できる。2階の海の文化資料館もおすすめ。

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約3km 県道10号(海中道路) 約5分

5:平安座島

スポット情報
海中道路を渡った所にあり、ここから南に浮かぶ浜比嘉島、東に位置する宮城島、伊計島へとアクセスするジャンクション的な存在の島。元は小さな島だったが現在では宮城島との間の海が埋め立てられ、沖縄石油基地が広がっている。宮城島までの約2kmの走行では、うるま市の小・中学生が護岸に描いた「平宮護岸アート」が楽しめる。

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約2.5km 県道10号(海中道路)、県道238号 約4分

6:浜比嘉島

スポット情報
平安座島と長さ1430mの浜比嘉大橋で結ばれている。島にはリゾートホテルが立ち、他の島に比べて食堂やレストランが多い。一方、赤瓦屋根の民家や石垣の家並みも残り、島の随所に拝所や御嶽(うたき)があるなど、聖なる島としての一面ももち合わせている。

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約8km 県道238号、県道10号(海中道路) 約15分

7:宮城島

スポット情報
平安座島の埋め立て地と短い橋で結ばれている宮城島は4島の中で最も広く標高が高い台地状の島。昔ながらの民家の集落風景などがそのまま残り、離島らしい雰囲気が漂っている。集落を歩いて懐かしい雰囲気に浸ってみたい。また、少し高台に上がればマリンブルーの美しい海も眺められる。

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約7km 県道10号(海中道路) 約12分

8:伊計島・仲原遺跡

スポット情報
4島中、最も沖合に浮かぶ伊計島。本島からの距離は約10kmあるため海水の透明度が高く、夏場は海水浴やバーベキューを楽しむ客で混み合う。対照的に島の中央付近は葉タバコの畑が一面に広がるのどかな雰囲気で、その中に縄文時代の仲原遺跡(見学自由)がある。遺跡からは土器の壺や石斧、獣や魚の骨、貝殻などが出土。沖縄最大級の竪穴式住居跡といわれ、数棟を復元して公開している。入口の石斧型のモニュメントも印象的だ。国指定史跡。

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約28km 県道10号(海中道路)、県道75号、県道36号 約42分

9:沖縄北IC

ベストシーズン

ビーチなら県内トップクラスの透明度を持つ伊計島の伊計ビーチや大泊ビーチ、浜比嘉島の浜のふるさと海岸(人工ビーチ)がおすすめ。

うるま祭りは10月開催。伝統芸能や打ち上げ花火などイベント多数。

12月下旬から1月にかけ、中城城跡では黄色い花を咲かせるツワブキが一面に咲く。うるま市特産の果物「あまSUN」の収穫時期は1~2月のみ。

ドライブ情報

  • 海中道路では路上駐車禁止。トイレや駐車場など設備の整ったロードパークでひと息つこう。
  • 海中道路は2車線で見渡しの良い真っすぐな道なのでついスピードを出してしまいがち。制限速度50kmを守って。
  • 集落内を走る際はなるべくスピードを落とそう。
  • 那覇への帰り道は喜舎場スマートICから沖縄自動車道に乗るのもおすすめ。那覇方面への入口のみのICで、ETC車専用。軽乗用車・普通乗用車のみ、6~22時利用可。

問合せ先情報

  • うるま市商工観光課 098-965-5634
  • うるま市観光物産協会 098-978-0077
  • 北中城村産業振興課 098-935-2233

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