【東京モーターショーにコンセプトカーとして発表されたあのクルマたち】本格的コンセプトカーの始祖トヨタEX-1は、初代セリカとして量産化された

まさに時代は世紀末。70年代のスタートを翌年に控える1969年は特別な時代でもあった。経済的な成長も著しい中で、次世代に託す夢も大きい。

この1969年の東京モーターショーでは、2シーターオープンから刷新された初代フェアレディZも発表されている。70年代への期待も大きく、各社が未来カー=コンセプトカーの出品も、この1969年から盛んになっていった。

そしてトヨタは、市販車のフルラインナップ展示とアドバンスト・モデルの展示を行なった。そこで登場したコンセプトカーがEX-Iだ。ところが実際は、加えてコンパクトなモデルのEX-II タイプA、タイプB、タイプC、2シーター・グランツーリスモのEX-IIIという、5車種体制での展示だった。

EX-Iは、2シーターファストバッククーペという設定。低く流麗なスタイルが印象的で、フロントフェンダー部分に翌年発表される初代セリカのものが用いられていた。いってみれば、実際のセリカのアイデアスケッチから生まれた、と見ることができるだろう。

ショーから翌年までの流れを見れば、展示された5車種の未来カーから、その1台が市販車として登場、というシナリオが完結したことになる。

ところが1970年に登場したセリカは、クーペのみ。EX-Iのイメージに近いリフトバックの登場は、1973年まで待たねばならなかった。

[ガズー編集部]

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