【連載全16話】第10話 三菱・ミラージュ・・・日本生まれのFF車特集


現在、エンジンを搭載するクルマではFF(フロントエンジン・フロントドライブ)という駆動方式が主流です。では、これまでどんなモデルがあったでしょうか? 自動車史に名を残すFFの日本車を週替わりで紹介します。

三菱・ミラージュ

1978年3月に発売された、三菱初のFF車となるコンパクトカー。大衆車としては他に先駆けてウィンドウまわりのフラッシュサーフェス化を進めた極めてクリーンでスタイリッシュな3ドアハッチバックボディーは、社内デザインではあったものの、そのクオリティーは国内外で高く評価された。ボディーカラーもビビッドなソリッドのイエローやグリーンを中心に据えるなど、それまでのオーソドックスな三菱車のイメージを破った意欲作だった。

やはり三菱初となる四輪独立懸架を採用したシャシーに横置きされたパワーユニットは1.2リッター/1.4リッター直4 SOHC。ジアコーザ式でそれに並ぶ変速機は4段MTで、「スーパーシフト」と称する2段の副変速機を備えていた。シフトレバーも2本あり8段として機能するのがセリングポイントだったが、操作が煩わしいという声もあった。

1978年には1.6リッターエンジンを積んだ1600GT、次いでホイールベースを80mm延ばした5ドアハッチバックを追加。1982年にマイナーチェンジを実施し、新たに独立したトランクルームを持つ3ボックスの4ドアサルーンや1400ターボをラインナップして車名をミラージュIIに改称。翌1983年にフルモデルチェンジを迎えた。

[GAZOO編集部]

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