【連載全16話】第15話 アルファ・ロメオ・モントリオール…地名が車名になっているクルマ
いったいどんな理由で付けられたのか? 今回は、国内外の地名がそのままモデル名やグレード名になっているクルマ、16車種をピックアップ。週替わりで紹介します。
アルファ・ロメオ・モントリオール
1967年にカナダのモントリオールで開催された万博にプロトタイプが出展されたことから、その名が付けられたモデル。1970年に販売が開始された。
通称ジュリア クーペの1750/2000GTVをベースとするシャシーに、マルチェロ・ガンディーニがチーフデザイナーを務めていたベルトーネの手になる、テールゲート付きの2+2クーペボディーを架装。特徴的なマスクは、固定式のヘッドランプの上半分を覆っているブラインド状の部分が点灯時には下方に移動してライトの下部におさまるという、セミコンシールド式とでもいうべき珍しい構造となっている。
フロントに積まれるエンジンは、レーシングプロトタイプであるティーポ33譲りの、アルファ・ロメオの市販車としては初となる90度V8 DOHCの2.6リッター。5段MTを介しての最高速度は220km/hと公表されており、そのパフォーマンスに対応すべく、ブレーキには4輪ベンチレーテッドディスクがおごられていた。
当時のアルファ・ロメオのラインナップで最も高価ではあったが、最も安価なイタリアンエキゾチックカーともいわれ、1977年までに4000台弱がつくられた。
[ガズー編集部]