【~懐かしのあの愛車時代を振り返る~/1970年クルマ映画編】CGのない時代、リアルなカースタントが人々を興奮させたあの映画
- 写真提供:APOLLO
現代ほど娯楽が多様化されてなかった1970年代。映画鑑賞は人々の生活に潤いを与えてくれる重要なコンテンツでした。現代のような映像処理技術のない、いわば嘘のつけない時代です。映画スターの存在感や迫力のアクションシーンがダイレクトに観る者の心に届く作品が揃っていました。
小さなボディを活かしたカーチェイスが見どころの「ミニミニ大作戦」
- 写真提供:APOLLO
クルマ好きの視点で印象に残るシーンを挙げるとすれば何はさておき、スクリーンを縦横無尽に駆け回るカーチェイスでしょう。
そんな迫力がぎっしり詰まった作品が『ミニミニ大作戦』でした。日本公開は1970年1月。
※イギリスでの映画公開は1969年
原題はちょっと斜に構えた『The Italian Job』というタイトルでした。邦題はあえてふざけたものが付けられましたが、作品を見れば芯を喰ったタイトルということがわかります。
主役のクルマは、当時は純粋なイギリス車だった初代MINI。追われるマフィアからトリノの街中を逃げるシーンは大迫力。なかでも印象に残っているのは、その小さなボディサイズを活かした奇想天外のカーチェイスでしょう。
大胆にも地下鉄構内へと続く階段を降りていき、乗客を器用に避けながらホームを走る回るシーンに観客は度肝を抜かれました。これはオマージュとしても格好のシーンだったようで、2003年に作られた続編では同様のシーンが盛り込まれていました。
十分な存在感を放つボンドカー「女王陛下の007」
- 写真提供:APOLLO
当時の少年たちをワクワクさせたのが『007』シリーズの歴代ボンドカーでした。まだ当時は夢の装備だった自動車電話や、敵の銃撃から護る分厚い装甲など諜報活動を支えるアイテムが思い浮かびます。
ただ、1970年に公開の『女王陛下の007』(日本での公開開始は、1969年12月)で登場したボンドカー、アストンマーチンDBSは、ボンドカーらしい多機能さとは一線を画したシンプルな作り(つまりノーマル)。
煙幕やミサイルなど諜報活動に必要なギミックをアピールするより、初期作品におけるボンドカーはカーチェイスが中心でした。それでも銀幕では十分な存在感を放っていたのです。
ライター:畑澤 清志
[ガズー編集部]
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