【~懐かしのあの愛車時代を振り返る~/1970年カー用品・パーツ編】カー用品でスタイリッシュに飾る時代の到来
マイカーが身近な存在になっていくのとリンクして、愛情を注ぎこむオーナーもまた、増えてきたのが1970年代。アフターパーツメーカーも勃興し、カー用品の世界でも数々のヒット商品が生まれました。
1964年の東京オリンピックと同期するように進んだモータリゼーション。自動車保有台数も倍々ゲームのように伸びを見せていきます。
マイカーの普及とともに人々の思いも多様化していきます。所有しているだけで満足、という思いに加えて「愛車を自分好みにカスタマイズしたい」風潮が生まれました。
1970年の前後は、カー用品メーカーの創業と合わせエポックな商品が世に多く生まれました。カー用品の総合メーカーであるカーメイトの創業は1965年。東名高速開通の1970年に発売されたのが、格納式ドアミラー「DM-100」でした。
日本車のドアミラー解禁は1983年ですから、それよりもはるか前のことでした。ドイツのアウトバーンに視察に向かった当時の社長が、欧州車に備わるドアミラーの後方視認性の良さに衝撃を受け、製品化を決めたという逸話も残っています。その狙いは当たり大ヒット。しかし当時はフェンダーミラーと併用が義務付けられていました。
フェンダーミラーをスタイリッシュなタイプに交換するのも流行しました。なかでも人気だったのが、「GTナポレオンミラー」でした。
砲弾型のデザインは欧州のスポーツカーに倣ったもので、愛車の雰囲気をスポーティに変えるのに役立ちました。
リリースしていたのは当時の田中製作所。現在の「ナポレックス」社です。そう「ナポレオンミラー」をリスペクトした社名が付けられているのです。
※写真提供:カーグッズマガジン(http://www.cargoodsmagazine.co.jp/)
ライター:畑澤 清志
[ガズー編集部]
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