【~懐かしのあの愛車時代を振り返る~/1990年カーミュージック編】後に多くのアーティストにカバーされるJ-POPの名曲が数多く誕生
(クレジット)『浪漫飛行』(米米CLUB)
写真提供:ソニー・ミュージックレコーズミュージックレコーズ
カセットテープからCDへと、短期間でドラスティックな音源の変革が行われた時代。企業のイメージソングとして露出が増えるほどに売上枚数も増えるという、現在でも続くヒット曲を生む法則が定着していきました。
現在でも愛される当時のミリオンヒット曲
ビッグバンド形式の派手なステージパフォーマンスでも人気だった米米CLUB。絶頂期の1990年にリリースされたシングルが『浪漫飛行』でした。バブルの熱冷めやらぬなか、企業タイアップによる楽曲制作も隆盛で、潤沢な予算を背景に豪華ミュージックビデオが多く制作されたのもこの頃です。同時に、1曲を世に出すまでの総予算は高騰していきました。
そのほかの1990年のヒット曲といえばB.B.クィーンズ『おどるポンポコリン』や、LINDBERG『今すぐKISS ME』などがあります。いずれも100万枚をゆうに超えるヒット曲です。曲名を聞いただけでサビが口ずさめる名曲ばかりですね。米米CLUBと同様に、後に多くのアーティストが曲をカバーしていたり、解散を経て再結成しているユニットが多いのもまた特徴です。
洋楽ではM.C.ハマー『U Can’t Touch This』がメガヒットを記録しました。ご本人は残念ながらその後ヒットは続きませんでしたが、インベーダーゲームのように横移動する特徴あるダンスはDA PUMPの話題曲『U.S.A.』の振り付けにも登場しています。
カーオーディオの世界では、2DINサイズをフルに使った一体機が台頭していました。CDプレーヤー、AM/FMチューナー、グラフィックイコライザーを備えた「全部入り」モデルがメインストリームになり音質、ビジュアルともに大きく向上していきました。差別化としてカラオケ機能を備えたモデルもありました。
ライター:畑澤 清志
[ガズー編集部]
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