【~懐かしのあの愛車時代を振り返る~/1990年カー用品・パーツ編】GPS搭載カーナビから、大ヒットした新発想の洗車グッズまで様々なカー用品が登場
カーアクセサリーにも、いちだんと高い性能が求められるようになったのが90年代。より高機能に、そして簡便に扱える商品が脚光を浴びていきます。ヒット作を追うように開発競争も激しくなっていきました。
人工衛星のGPSデータを使った日本初のカーナビ
カーエレ分野が飛躍的に進化した90年代。それを象徴するのが1990年に発売された、日本初のGPS搭載カーナビ、パイオニアの「カロッツェリアAVIC-1」でした。人工衛星から自車位置を把握できることから、道案内としての精度は格段に上がりました。その機能を名コピーで表現した「道は星に聞く」の宣伝展開が懐かしいですね。モニターは現在のスマホよりも小さな4型サイズ。ただ高機能を盛り込んだためもあり、本体価格は35万円という高価格。さらに地図を収録したCD-ROMは別売りとなっており、TVチューナーを含めたフルセットを組むと総額60万円を超えるというものでした。型番「AVIC」は、AVとナビの一体モデルに与えられる称号として現在でも脈々と続いています。
レーダー探知器はソーラー充電方式が主流に
ドライバーの自衛アイテム、レーダー探知器。スピード取締機の進化に対応するように受信感度の正確さ向上に重きが置かれていたなか、1990年に登場したのがソーラーパネルを採用したレーダー探知器、ユピテルの『SE-200』でした。わずらわしい配線の引き回しが不要になりダッシュボードの好みの位置に据え付けるだけのカンタン取付けはソーラー充電方式のストロングポイント。SE-200登場以降、一気に主流になり多くのフォロー製品も生まれました。
鮮やかなカラーがタイヤチェーンの常識を変えた
90年代初頭といえば空前のスキーブーム真っただ中。タイヤチェーン、スパイクタイヤ、スタッドレスタイヤとクルマの雪道対策も多彩な時代に、手軽さで選ばれていたのがタイヤチェーンでした。黒が一般的だったタイヤチェーンの世界にレッドという鮮やかなカラーを採用し注目されたのが、カーメイトからリリースされた『バイアスロン』シリーズの非金属タイヤチェーンでした。1990年に発売されたバージョンアップ版「バイアスロン・クイックロック」は、より簡単なアクションで確実に取付けられるよう工夫され、こちらもヒットしました。
洗うだけで艶が出るワックスinシャンプー登場
90年代初頭、ガソリンスタンド等にある洗車機の性能はまだ発展途上で、ボディに及ぼすダメージを考えると仕上がりにこだわるユーザーは、みずから手洗いによるカーケアが主流でした。各地に設けられた洗車場に集い、夜な夜なクルマ磨きをするオーナーが爆発的に増え空前の「洗車ブーム」が到来したのもこの頃です。そのトレンドに呼応するように、多彩なケミカルが登場します。1990年に発売されたシーシーアイ『べっぴんしゃん』は、当時流行だったリンスinシャンプーに着想し開発された商品でした。シャンプーとワックスをブレンドし、洗うだけで艶も得られる効能と、女子社員が考えた可愛らしいボトルデザインで大ヒットしました。
写真提供:カーグッズマガジン(http://www.cargoodsmagazine.co.jp/)
ライター:畑澤 清志
[ガズー編集部]
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