【GAZOO車クイズ Q.20】1973年に「BMW 2002」が装備した、エンジンをパワーアップさせるための機構は?

1973年に「BMW 2002」が装備した、エンジンをパワーアップさせるための機構は?

ADOHCヘッド

B機械式インジェクション

Cスーパーチャージャー

Dターボチャージャー

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Dターボチャージャー

エンジンパワーを増大させるためには、より多くの燃料を燃焼させる必要があります。
そのために考えられたのが、空気を圧縮して体積あたりの酸素量を増大させることでした。

過給と呼ばれる手法で、大きく分けると2種類の装置……エンジンの動力で直接コンプレッサーを回すスーパーチャージャー(機械式過給器)と、排気を利用してタービンを回すターボチャージャー(排気タービン式過給器)が使われます。

ターボチャージャーは1960年代から量産モデルに採用されるようになりますが、最初に注目を集めたのは1973年の「BMW 2002ターボ」でした。自然吸気エンジンより約30%もの出力向上を果たし、170PS/5800rpmの最高出力と24.5kgf・m/4000rpmの最大トルクを誇ったのです。
ただし弱点もありました。低回転域では過給効果が見込めず、回転数が上がるといきなりパワーが増大するという、運転しづらいエンジンとなっていたのです。
その後、この問題はタービンの小径化やツインスクロールターボの採用などで克服され、現在ではパワーと燃費性能のバランスを狙ったダウンサイジングターボも多用されるようになりました。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《ターボチャージャー――パワーからダウンサイジングへ》
https://gazoo.com/article/car_history/150619_1.html

[ガズー編集部]

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