【GAZOO車クイズ Q.34】2000年前後に成立した自動車会社連合の組み合わせで、正しくないものは？

Dフォルクスワーゲン×BMW

合併の文書に調印するダイムラー・ベンツのユルゲン・シュレンプ会長と、クライスラーのロバート・イートン会長

1998年にドイツのダイムラー・ベンツとアメリカのクライスラーが合併し、ダイムラークライスラーが誕生します。
クライスラーは経営の悪化から支援を必要としており、ダイムラー・ベンツは大衆車部門を充実させたいと考えていました。両社の思惑が一致したことで合併が実現したわけですが、背景には世界中の自動車会社が生き残りのために規模を追求していたことも挙げられます。

当時、将来的に自動車メーカーが存続するためには、年間生産台数400万台の規模が最低ラインだとされていたのです。フォードはマツダを傘下に収め、さらにボルボやジャガー、アストンマーティン、リンカーンの4ブランド（後にランドローバーも追加）でプレミア・オートモーティブ・グループを結成します。

巨大な有利子負債に苦しんでいた日産自動車は、ルノーとの資本提携を選択しました。同時期にフォルクスワーゲンとBMWの動向も注目を集めていましたが、それは合弁や提携ではなく、ロールス・ロイスをめぐり激しい買収争いを繰り広げていたからでした。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《400万台クラブへの挑戦》
https://gazoo.com/article/car_history/140404_1.html