【GAZOO車クイズ Q.43】浮谷東次郎が乗ってレースで活躍した“カラス”と呼ばれるレーシングカーのベース車は?
浮谷東次郎が乗ってレースで活躍した“カラス”と呼ばれるレーシングカーのベース車は?
Aトヨタ・スポーツ800
Bホンダ・S600
Cダイハツ・コンパーノスパイダー
D日野・コンテッサ
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BホンダS600
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「ホンダS600」は、「S500」の改良型として1964年に発売された2シータースポーツカー。当時は珍しかったDOHCエンジンは高回転・高出力で、606ccの小排気量から57馬力を絞り出したことから“時計のような精密さ”と言われました。
サスペンションは四輪独立懸架です。性能は高く評価されていましたが、凝ったメカニズムを搭載したことによって重量が増えたのが弱点でした。S600でレースに出場していた浮谷東次郎はそこが不満で、FRP製のカウルを使って軽量なマシンをつくります。マットブラックに塗られていたことで、“カラス”の愛称で呼ばれました。
浮谷はさらに軽さを求め、「トヨタ・スポーツ800」でレースに出場するように。空冷水平対向2気筒エンジンの出力は小さかったものの、アルミ製の軽量ボディーを利して高い戦闘力を持っていました。
1965年に船橋サーキットで行われたレースでは、「ダイハツ・コンパーノ・スパイダー」や「日野コンテッサ」、そして生沢 徹のドライブするS600を相手に快走し、優勝を果たしています。
※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《トヨタスポーツ800 vs ホンダS600――スポーツカーの哲学》
https://gazoo.com/article/car_history/131206_1.html
[ガズー編集部]
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