【GAZOO車クイズ Q.54】「フォルクスワーゲン・ビートル」の説明として正しいものは?

「フォルクスワーゲン・ビートル」の説明として正しいものは?

A第2次大戦中のドイツで販売開始

B駆動方式はFF

C本来のモデル名は「タイプI」

D「ゴルフ」の登場で生産中止

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C本来のモデル名は「タイプI」

1933年にアドルフ・ヒトラーは国民車構想を発表します。設計を依頼されたフェルディナント・ポルシェ博士は、1938年に最終型プロトタイプの「VW38」を完成させました。しかし、戦争が始まると軍事車両の生産が優先され、このモデルは市販に至らなかったのです。

生産を再開させたのは、戦後に進駐してきたイギリス軍のアイヴァン・ハースト少佐でした。1946年までに1万台が生産され、1947年にはついに輸出が始まります。整備の手間の少ない空冷エンジンを採用し、RR方式をとることで室内空間が広く、100km/h走行を可能にしながら燃費がいいということで好評を博しました。

“ビートル”というのは、そのかわいらしい形状から英語圏でつけられた愛称で、フォルクスワーゲン本社ではシンプルに「タイプI」と呼ばれていました。ビートルは世界中で人気となり、1972年には「T型フォード」が持っていた単一車種の生産記録1500万7033台を抜いて世界一の量産車となります。

近代的なゴルフが登場した1974年以降も需要があり、2003年まで生産が続けられました。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《フォルクスワーゲン・ビートル》
https://gazoo.com/article/car_history/140411_1.html

[ガズー編集部]

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