【GAZOO車クイズ Q.70】1912年に世界で初めてセルフスターターを採用したブランドは？

Dキャデラック

1912年型「キャデラック・モデル30」の広告。クランク棒による始動が不要なことがアピールされている。

アメリカを代表する高級車ブランドとして知られているキャデラックは、早くから先進技術を採用してきた歴史があります。

量産型V8エンジンやV16エンジン、シンクロメッシュ機構、ダブルウイッシュボーン式前輪独立懸架、パワーステアリング、ヘッドランプの自動調光システム、エアコンディショナーなどを、世界に先駆けて実用化してきました。

なかでも画期的だったのが、1912年に初めて採用されたセルフスターターです。エンジンを始動させるには外部から力を加える必要があり、従来はボディー前端部に設けられたソケットを使ってクランク棒を回していました。大きな力が必要なうえ、運悪く逆回転すると人の命を奪いかねない危険な作業です。モーターを使ってエンジン始動を自動化することで、力の弱い女性でもクルマを運転することができるようになりました。

※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《【技術革新の足跡】運転を民主化せよ――セルフスターターという大発明》
https://gazoo.com/article/car_history/150102_1.html