【GAZOO車クイズ Q.78】1934年のグランプリレースで車両重量制限の750kgを1kgオーバーしていた「メルセデス・ベンツW25」を軽量化するため、チームがとった行動は?
1934年のグランプリレースで車両重量制限の750kgを1kgオーバーしていた「メルセデス・ベンツW25」を軽量化するため、チームがとった行動は?
A細いタイヤに交換した
Bシートの厚みを落とした
Cエンブレムを取り外した
D塗装を剝がした
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D塗装を剝がした
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ヨーロッパで“グランプリ(Grand prix)”の名が付くレースが初めて行われたのは1906年。やがて国の威信をかけた戦いが繰り広げられるようになります。
1934年からは排気量は無制限、車重は750kg以下、ボディーの幅は85cm以下という新しいレギュレーションとなり、メルセデス・ベンツはそれに合わせて新設計マシン「W25」を用意します。
前:ウイッシュボーン、後ろ:スイングアクスルの四輪独立懸架で、ギアボックスをディファレンシャルと一体化して後方に置くトランスアクスルレイアウトを採用。エンジンは3360ccの直8 DOHC 32バルブで、最高出力は354馬力に達しました。
しかし、ニュルブルクリンクのデビュー戦を前に計量したところ、車両重量は751kg。このままでは出場できません。かといってレース開催は翌日なので、今から改良を加える時間もありません。
そこでチーム監督のアルフレッド・ノイバウアーは、塗装をすべて剝ぎ取ることで軽量化するという策に出ました。メカニックたちが徹夜で塗装を落とし、見事1kg減らすことに成功。レースで優勝したマシンは銀色に輝いており、「シルバーアロー」と呼ばれました。
※詳しくは【よくわかる 自動車歴史館】《進撃のシルバーアロー》
https://gazoo.com/article/car_history/170331_1.html
[ガズー編集部]
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