【GAZOO車クイズ Q.176】かつて日本に存在した航空機メーカーの中島飛行機をルーツとする自動車会社は?

かつて日本に存在した航空機メーカーの中島飛行機をルーツとする自動車会社は?

ASUBARU

B三菱自動車

Cトヨタ自動車

D本田技研工業

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ASUBARU

GAZOO車クイズ A SUBARU

中島飛行機は、戦前・戦中の日本で陸軍の主要戦闘機を生産していました。海軍の零戦こと「零式艦上戦闘機」が搭載していた空冷星型14気筒エンジン「栄」の製造も担っており、東洋最大の航空会社でした。

敗戦後、平和産業への転換を模索しますが、GHQによって12社に解体されます。航空機の生産は禁じられており、残った機械や原料を使って鍋や釜などをつくるケースもありました。太田工場と三鷹工場では爆撃機「銀河」の尾輪を利用してスクーターを製造しています。

1950年に始まった朝鮮戦争をきっかけにGHQの占領政策が変化し、日本の工場を活用する方針を採用します。中島飛行機も再合同の機運が高まり、1953年に富士工業(太田、三鷹工場)、富士自動車工業(伊勢崎工場)、大宮富士工業(大宮工場)、東京富士産業(旧・中島飛行機・本社)、宇都宮車輛(宇都宮工場)の5社が出資して富士重工業株式会社が誕生しました。

航空機製造に復帰するとともにバスボディーの製造にも着手。飛行機づくりで会得したモノコックボディー技術が生かされることになりました。1958年には「スバル360」を発売し、日本のモータリゼーションを担っていくことになります。富士重工業は2020年に商号をブランド名のSUBARUに変更しました。

[GAZOO編集部]

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