スーパー耐久第6戦岡山 Gr1決勝レポートTEAM 5ZIGENが年間チャンピオンを決める

2022.10.19 12:00

ST-Zクラス表彰式

2022.10.16(日)にENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第6戦岡山(3h×2レース)のGr1の決勝が行われた
天気は昨日に続き快晴、午前Gr2スタート時の気温は25℃、13:30にGr1（STX/STZ/ST2/STQ#3,#244）23台が出走した。スタート時、23号車、62号車がスタート手順違反、888号車が反則スタートによりドライブスルーペナルティーを課せられた。

ST-X
スタートは16号車ポルシェセンター岡崎 911GT3R、23号車TKRI松永建設AMG GT3、777号車D'station Vantage GT3という順番でスタートしたが、23号車は第１ヘアピンでトップに並ぶと、そのまま１位で周回してきた。しかし、スタート時の違反によりピットスルーペナルティーを課せられ４位まで順位を落としたが、再度トップまで順位をあげた。

２回目のドライバー交換後、１位23号車、２位16号車という順位でレースは続いたが、３番目のドライバーが、23号車はジェントルマンドライバー、16号車がプロドライバーのため、25秒あった差が毎周１秒づつ縮まり、残り20分にポップスコーナで16号車が23号車をインからさし、久しぶりにトップにたつ。16号車は、そのままトップを守り、チェッカーフラッグをうけた。

81号車DAISHIN GT3 GT-Rは、リヤの駆動系トラブルでガレージインを繰りかえしながら走行しチェッカーフラッグをうけたものの、規定周回数に届かなかった。

STZ
ST-Zの選手権ポイント争い、１位の500号車5ZIGEN AMG GT4は2位と43ポイントの差をあけており、チャンピオンを決めることができるレースだ。その500号車は3番手からのスタートとなる。

スタートは、885号車SHADE RACING(HIRO/HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)、310号車MY CARS CSIRacing(山崎学/坪井翔/野中誠太/細川慎弥)、500号車TEAM 5ZIGEN(大塚隆一郎/太田格之進/金石年弘)という順番でスタートしたが、開始早々310号車が885号車の前にでた.

開始45分も過ぎると１回目のドライバーの交代が続々と行われる。開始47分に500号車が金石選手より太田選手、開始52分に310号車は坪井選手よりジェントルマンドライバーの山崎選手、開始60分111号車はジェントルマンドライバーの松田選手から古谷選手、開始1時間11分885号車が清水選手よりHIRO HAYASHI選手に交代した。なお、310号車坪井選手は想定するにもう少し周回したかったはずだが、タイヤパンクによる緊急ピットインだった。

各マシンが１回目のドライバーを終えた１時間18分時点の順位は、885号車、500号車、310号車、111号車。
111号車が310号車をパスし、その後各チーム２回目のドライバー交代が行われたが順位に変動はない。500号車は年間チャンピオンがかかっているレースのため、無理をせず、残り24分に111号車、20分に310号車にパスを許し４位となる。
トップを快走する885号車はピットスルーペナルティーでタイムロスしたものの、トップを譲ることなく、2位に47.008秒の差をあけてチェッカーフラッグをうけた。

500号車は4位でゴールし最終鈴鹿戦をまたず年間チャンピオンを決めた。500号車は、第１戦鈴鹿で3位、第２戦富士で優勝、第4戦オートポリスで優勝、第５戦もてぎで2位と年間通じて安定していた。スーパー耐久の年間チャンピオンは2009年の5ZIGENホンダNSX以来となる。

ST-2クラス
予選でランサーエボリューション10が1位2位、決勝レースが楽しみだ。
7号車新菱オート☆ＤＩＸＣＥＬ☆ＥＶＯ１０はレース早々にタービントラブルでリタイヤする。225号車KTMS GR YARISと6号車新菱オート☆夢住まい館☆ＤＸＬ☆ＥＶＯ１０が、ほぼ同時にピットインしたが、225号車がフロントタイヤのみ交換、一方6号車が４輪交換となり、225号車がトップにたった。その後、6号車は13号車ENDLESS GRヤリスにもぬかれる。トップにたった225号車は、盤石の走りを披露し、トップでチェッカーフラッグをうけた。