ホイールメーカー・ウェッズ&レース用エンジンパーツ・TRD~東京オートサロンブース探訪~

ウェッズは、ホイールメーカー!そして、TRDはカスタマイズの老舗ではありますが、モータースポーツ好きなら名前を聞いたことがあるかな、というところをピックアップ。
輝かしい戦績を残すレース用パーツのブースを訪れてみました。

ウェッズ ブース!

こちらのブースは、「レーシングプロジェクトバンドウ」。そう“SUPER GT”でおなじみ、GT500クラス19号車の坂東正敬監督にご説明をいただきました。ホイールの勉強になりました、ほんとに。

――マサ監督と言えばウェッズ!こちらのブースの紹介をお願いします!

坂東監督:いかにクルマと自分が身近な存在か!そのひとつのアイテムとして、まずアルミホイールを変えてください、というのがウェッズのコンセプトです。
ウェッズは、高級、中級、スポーツホイールを製造しているメーカーです。商品は、量販店でも共販でもどこでも買える商材で、営業所自体も、全国に13拠点もある上場企業です。
その一つのブランドの「WedsSport」の宣伝広告活動として、“SUPER GT”で「レーシングプロジェクトバンドウ」をサポートいただき、今季はGRスープラで参戦します。
この時期は、セパンテストと重なっているので、昨年まで参戦していた“LEXUS LC500”を今回初めて展示しました。また、今年は“SUPER GT”の参戦車両も“GRスープラ”に変わり、スープラ元年となります。
そういう意味で、誰にでもできるカスタマイズとして、「レーシングプロジェクトバンドウ」でご購入したGRスープラに、試作の20インチ鍛造ホイールを履かせたものを展示しています。

――レースで横浜タイヤ、そしてウェッズのホイールを装着していますが、そこからのフィードバックはありますか?

坂東監督:最近のホイールだと、タイヤを装着した時の空気量を測るのは難しいですよね。
レースもそうですが、中の空気が多ければ多いほど内圧も安定し、一般車両で言うと乗り心地が良くなります。少ないと路面の凹凸がダイレクトに伝わってしまいます。
ホイールの形状のエアボリュームをどこまで削れるかがキーとなってきます。また、ホイールの内側をメッキにして、ブレーキの熱を反射させたりするなど、19号車はただ走っているだけではなく、そんなテストもしているんです。

――商品に日本製と表示されていますが

坂東監督:昨今の東京オートサロンは、海外からのお客様も非常に増えました。材質の産地にこだわるということも理由だと思います。
まずアルミニウムにも産地がたくさんあって、加工本体が日本なら日本製になりますが、素材そのものも日本で調達している“ピュアな日本製の商品”への信頼度が高いのは、言うまでもありません。
レースのカーボンもそうで、カーボンそのものは、大きな航空会社が大量に押さえているところに良質のものが集まります。良い素材確保という点から、こだわるところにウェッズの商品の良さが表れていると思います。

――最後に、今年の抱負をお願いします!

坂東監督:ウェッズさんは、「レーシングプロジェクトバンドウ」をサポートしてくださって28年、レースの方は、1998年からカルソニック・レイブリックに続き、3番目にスポンサー歴が長いフルカラーで参戦しています。
そんな長期サポートの期待に応えられるよう今年もがんばりますので、応援をよろしくお願いします。

ブースに来られたお客様の声

◆宮國さんご夫妻(静岡県)
ウェッズ認知度:クルマ大好き、ホイールユーザー

“TC105N”というホイールが欲しかったんです。たまには新品ホイールを履いてみたくて…。残念ながら昨年製造終了となり、こちらの“TC105X”が出るというので、すぐに買いました。でも、Nというのが欲しかったので、それは中古で買いました。
自分が買ったというのもありますし、鍛造が出るというので見に来ましたが、まだ17インチがないんですよね。軽さとシンプルなデザインでいくとこれですね。


奥様がシルビア2台と古い86、ご主人がシルビアと会社用のクルマを所有しているという何ともうらやましいご夫婦。郊外の広いところにお住まいとのことです。クルマが並んでいる姿を想像するだけでも悶絶です!

◆久保田さん小林さん(埼玉県)
ウェッズ認知度:クルマ好きなのでもちろん!

今使っているホイールに少し飽きていたので見に来ました。ツートンのデザインとかいいなと思って見ていました。昔から信頼のあるホイールなので、次の候補に考えたいですね。今すぐ購入という訳ではないですが、新しい商品はやはりチェックしちゃいます。最終的にはデザイン重視です。金額は、長く使うものですから、それなりの出費は仕方ないですね。東京オートサロンは実物があるので、自分のクルマに装着した際のイメージがしやすくていいです。

◆Hさん(千葉県)
ウェッズ認知度:クルマもレースも好きなのでもちろん知っています!

マサ監督が新しい黒のスープラの写真をアップしていて、履いていたホイールがカッコよかったので、調べたら「ウェッズでした。サイズを見たら自分のクルマにも合うサイズがあったので、現物を見に来ました。カタログやウェブで見てもわからないので、現物をいろんな角度から見て、色味や質感をチェックするのは大事です。購入時の一番のポイントは、品質で、次はデザイン。軽いとかセールスポイントがあるホイールが良いですね。(※ちなみに、東京オートサロンで現物をご覧になり購入を決めたそうです)


新しいホイールを購入する際、デザイン重視は当たり前で、自分の好みで選択するのは当然のことですが、ウェッズのホイールには品質に対する信頼が大きいのが良くわかりました。
レースの方も、“SUPER GT GT500クラス”という国内のハコの最高峰のクラスに参戦しています。今季のご活躍も期待しております!頑張ってください!

TRD motorsportsブース!

トヨタカスタマイジング&ディベロップメントの市販車の出展ブースは、別にありましたが、こちらはモータースポーツ部門「TRD」です。そう、どちらかというと私の居場所。と言っても、見渡しただけでも世界中で幅広い活動をされているんだなと再確認。私はラリーにほとんど行ったことないし…と、それは置いといて、ブースの説明を嶋田さんに伺いました。

――TRD motorsportsブースについてご説明をお願いします!

嶋田さん:こちらにはTRDの競技専用エンジン、クルマ、部品や、これから売って行きたい商品を展示しています。
ラリー車は、タイやオーストラリア、ニュージーランド、中国、日本でも競技に出ていますが、弊社で作って販売することもできます。ハイラックスは、過酷で知られる“アジアクロスカントリーラリー”に参戦したり、こちらのC-HRはクスコレーシングさんが“FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)”に参戦されていて、そこにエンジンTRD-8AR(2リッターターボ)を供給しています。
また国内では、“SUPER GT“や“スーパーフォーミュラ“にもエンジンを供給し、昨シーズンは、この2つのトップカテゴリーでタイトルも獲得しました。また、“TOYOTA TRD RALLY CUP“についてもご案内をしております。今回の東京オートサロンは、モータースポーツ関連の出展を決めたのが遅かったので、ブースの場所が市販車の部門と離れてしまったんです。

ブースに来られたお客様の声

◆エビくん、ゆうたくん、あつくん(東京都・理工学部在学中の大学生)
TRD認知度:クルマ好きなので知っています

※こちらは、私の言葉でご紹介させていただきます。
フォーミュラカー、SUPER GT、クルマ全般が好きと、それぞれ好みの違うという20歳と21歳の3人の学生。まずエンジンが見られて良かった!ということでした。回答が理工学部っぽい!そこなんです、このブースはね。
他にブース内では、ラリー車のハイラックスがかっこいい!F1が好きなのでスーパーフォーミュラの車両がいい!などなど。モータースポーツもご覧になっていて、“SUPER GT”は全般にお好きとのことでした。将来は、3人ともにクルマ関係の仕事に就きたいとのこと。またどこかでお会いしちゃったりしてと思いつつ、息子目線で私の方がたくさん話してしまいました。ありがとうございました!

◆T・Iさん(東京都・自動車会社勤務男子)
TRD認知度:もちろん知っています

以前、初代オーリスに乗っていたので、その時はTRDのパーツを使っていました。モータースポーツの方もサーキットの方に走りに通っていたことがあります。ですので、ブースがあれば自然と入ってしまう身近なブランドです。クルマ関係の仕事もしていますので、TRDブランドへの信頼は高いですね。



ありがとうございました!東京オートサロン、2日目、3日目は大混雑でホールの往来も人をかき分けてとかなり大変でした。
そんな中、対応してくださったブースのみなさま、また足を止めてお話してくださったみなさま!ありがとうございました。
今更ながら、クルマ好きの集まる祭典と実感。自動車は日本の基幹産業でもあり、それに関わる人口も多いです。あらゆるクルマにからむ方々とお話しをする時間はいつも楽しいです。そして、それを自分のクルマの楽しみにも変えて行こうと思った新年一発目の現場でした!
それでは、また!

(写真/テキスト:大谷幸子)

[ガズー編集部]

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