不動車をベースに自分の手でコツコツ仕上げた一生の宝物
『池沢早人師トーク&サーキットの狼ミーティング』に参加していたスーパーカーのオーナーさんに、愛車のこだわりポイントやエピソードを伺いました!
1970年式 ランボルギーニ ミウラS(登場キャラクター:飛鳥ミノル)
オーナー:石川清成さん(56歳)
風吹裕矢の姉であるモデルの風吹ローザの婚約者で、早瀬佐近のドライビングコーチを務めている新進気鋭のレーサー飛鳥ミノルは、陰となり日向となりながら若者たちのバトルを見守る存在。その愛車として登場するのが、ランボルギーニ ミウラだ。1966年にスイスのショーで発表後、1967年に市販モデルP400がデビュー。鋼板を溶接して構成されたバックボーンフレームにミッドシップ搭載されるのは4ℓのV型12気筒エンジン、美しいボディはベルトーネによるデザインで、スーパーカーのルーツと称されるものであった。
「友達の家で見たミニカーのなかでも、ひときわカッコよかったミウラをきっかけにサーキットの狼を読むようになりました。主人公たちにくらべ、飛鳥ミノルの一歩引いた感じが好きでしたね。免許を取ってからはポルシェを乗り継いでいましたが、バブルが弾けて安くなっていたので、ずっと憧れていたミウラを19年前に購入しました」と購入の経緯を説明してくれた石川さん。ところが全財産をはたいた上にローンも組んで手に入れたのは、ピクリとも動かない不動車。そこからエンジンがかかるまで3年、走れるようになるまでに8年、すべて自分の手で仕上げていったというから驚いてしまう。
石川さんが所有するP400Sは、エンジンにチューニングが施され370psへパワーアップしたバージョンだ。12連のキャブレターは圧巻だが、そのセッティングはシビアで完調を維持するにはこまめな調整が必要で「お金よりも自分でいじれるスキルが維持していくためには不可欠です」とのことだ。
気になるのは走りのフィーリングだが、きちんと整備さえしてあれば意外に乗りやすいとのこと。また公称300km/hとはいうものの、実際には160km/h以上でフロントリフトが発生するのが弱点なので、石川さんはサスペンションとジオメトリーの変更やアンダースポイラーの追加で改善しているとのこと。
(テキスト:川崎英俊 / 写真:金子信敏)
[ガズー編集部]
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