モーターショーでプロトタイプに一目惚れ! 86(ZN6)はファミリーカー兼サーキット走行で大活躍
「86に乗っていることで人と人が繋がるのがいいですよね。僕の奥さんも86イベントで知り合った人とニュルブルクリンクまでレース観戦に行って、その職場の女性から紹介してもらって出会ったんですよ!」
そう笑顔で話してくれたのは、歴代のハチロクが描かれたTシャツで撮影会に参加してくれた神奈川県川崎市在住の小林諭さん(48歳)。
「もともとこのクルマを開発中の時から気になっていて、2011年にモーターショーでプロトタイプが発表されたのを見て一目惚れです!」
という彼の愛車は2012年式の86 GT Limited(ZN6)のAT仕様。ボディカラーは「もともとあまり街中で目立つのが好きではないので…」とこれまでのご自身のクルマ同様ネイビーをチョイス。
それでも発売されて日が経っていない当時は珍しくて、交差点などで視線を感じる時も多かったのだとか。
そんな小林さんは現在奥さんと2歳のお子様との3人家族だが、家にあるのはこのクルマ1台のみ。普段は後ろにチャイルドシートも載せているファミリーカー。
現在は週末にご家族とドライブやディズニーランドなどの行楽地に出かけたり、ドライブ好きな奥様とレース観戦にいったりと86でのファミリーカーライフを送る小林さんだが、年1回程のペースで富士スピードウェイでのサーキット走行も楽しんでいるモータースポーツ好きでもある。
「昔86だけを集めたエコカーレースがあって仲間たちと出てサーキットを走る楽しみを知りました。それまでは自分のクルマでサーキットを走れることすら知らなかったんです。
それから自分でも走ってみようと個人でライセンスも取りました。結婚した今は年1回くらいですが、2016~17年くらいまではタイムトライアルにも参加していましたよ!」
そんなサーキット走行とファミリーカーを兼ねた小林さんの愛車86は、ノーマルルックを活かしながらも、違和感なくホイールやマフラーなどのこだわりカスタムが施されているのがポイント。
「やっぱりモーターショーで見た姿が衝撃的だったので、スタイリングを崩さずに主張できそうなところを変更していくカスタムを意識しています。
フィンやリップスポイラー、サイドステップといったパーツで自分らしさを出したり、LSDやヒューズの交換など見えないところに手をいれたり。
特に気に入っているのはSARD製の4本出しチタンマフラーとイタリア製のOZレーシングのホイールです。僕はサッカー好きでイタリアが好きだったので。このホイールも10周年の時に発売されたもので、フィン形状も気に入っています!」
またサーキット走行をする小林さんが特に便利と感じているのが『GR T-Connectナビ』。ルート案内などのナビゲーション機能に加えて、車両が持つ高精度な位置情報を活かす『TOYOTA GAZOO Racing Recorder』が組み合わされていて、サーキットでのラップタイム計測も可能なのだ。
86後期用で台数限定発売していたものを前期用に取り付けてもらって重宝している様子。
デビュー後すぐに新車購入してから11年。走行距離はすでに12万kmを超える愛車との今後を、小林さんはどのように考えているのだろうか。
「これからも乗り続けたいけど、『家族が大きいクルマに乗りたいね』というので、できれば2台持てるようにお仕事頑張ろうと思いますね」
そう笑顔で答えてくれた。愛車86を手放さずに新たなファミリカーを迎えられれば、小林さんのカーライフはもっともっと充実したものになりそうだ。
(文:西本尚恵 写真:土屋勇人)
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