18歳で地元を離れた僕を支えてくれたランクル。これからもランクルと歩んでいく
福岡出身のR E.N_さんは高校卒業後、就職のため名古屋へ。18歳の青年にとってひとり立ちは大変なことだったと思いますが……そんな彼の心の友となったのは子供のころから大好きだったクルマたち。
なかでもトヨタ ランドクルーザー70をはじめとした憧れのランクルシリーズはR E.N_さんの心を癒し、大きな成長を遂げるキッカケにもなりました。
そんな、R E.N_さん×ランドクルーザー70のお話です。
――R E.N_さんは今の愛車がランクルということですが、これまでの愛車歴を教えて下さい。
最初のクルマは、就職してすぐに買ったハリアー60系の後期型でした。その次がプラド150の後期型。それから妻が結婚前に購入していた白いプラドがあって、結婚と同時に自分のプラドを手放して、妻の白いプラド1台のみになりましたね。あ、あと少しの期間だけアクアにも乗っていました。
――基本的にはご夫婦でSUVが大好きなんですね(笑)。
僕は小さいころからクルマが好きだったんですが、ランクルにこだわったのは父が95プラドに乗っていた影響からですかね。
僕が中学3年の時、そのプラドの調子が悪くなって買い替えたんですが、その時に連れて行ってもらったディーラーで見た150系ランドクルーザープラドに一目惚れしました。
「大人になったらこのクルマに乗りたいな」と思ったのが、今につながっている感じですね。
――その思いが18歳でのハリアーにつながったんですね。
実は18歳の時もプラドのディーゼルがいいと思っていたんですよ。ただ、どうしても手が出なかったんで、ハリアーにしました。でもやっぱりしっくりこなくて…。結果的に3ヶ月で手放して、すぐに新車のプラドに買い替えたんです(笑)。
父からは「自分で払える範囲でクルマを買え」ということは教えられていたので、最初のハリアーは働いて頭金を貯めてから買いました。プラドの時はハリアーを売ったお金とまた働いて頭金を貯めて、それとローンで何とかという感じでしたね。このころはクルマのために働いている感じでした。
――18歳当時のカーライフとしてはかなり豪華な印象ですが、このころの周り方の反響はどうでしたか?
周りには僕のクルマ好きキャラがすごく浸透していたのですが、同僚も僕を見て触発されて、買い替えた人が多かったですね(笑)。
SUVとかクーペなど、400~500万円クラスのクルマを買うという流れができていましたね。
――そしてご結婚されて、今年の2月にランクルが納車されたそうですね。抽選販売だったと思うのですが、ランクルに買い替えようと思ったキッカケは?
昨年の夏、新型のランクルが発表された時に「まさか再販されるとは」という感じだったんですが、僕以上に妻がすごく興味を持っていました。
最初は「70はシブい」とか言っていたんですけど(笑)。いざ実車を見たら欲しくなったみたいでディーラーに相談して、抽選販売の際は応募させてほしいという話をしました。
――奥様の方が、熱量が高い感じだったんですね。
そうですね。70は妻が背中を押してくれなかったら買わなかったかもしれないです。高い買い物だから、妻の意見が大事ですし(笑)。
ただ僕自身も、70はいずれ乗りたいクルマだったんですよね。それで妻がAT限定免許を持っているので、再再販となる70はちょうどハマるなと思いましたよ。
プラドに乗ってから夫婦でキャンプに行くようになって、アウトドアにも強いクルマが欲しいなという思いもあったので私たちにピッタリなクルマでした。
――新車で買われたということで、こだわった部分はありますか?
ボディカラーの「ベージュ」には妻の希望でこだわりましたね。当初は白と迷ったんですが、ベージュのクルマってなかなか乗ることがないので、せっかくだからということでこの色を選びました。あとはフロアマットを入れたくらいですかね。
他は妻の通勤時に便利になるようナビとかを付けたくらいですね。
――まだ納車されたばかりだと思いますが、いざ対面しての第一印象は?
インパクトがありましたね。最初はどっちが運転するかでお互いに譲らないこともありましたね(笑)。結局じゃんけんで決めましたけど、運転が楽しくて取り合いになっちゃいましたよ(笑)。
――今まで乗ったクルマとこのランクルとで乗り味は変わりましたか?
エンジンはプラドと同じディーゼルなのですが、プラドから70なので、僕の感覚だと乗り心地は正直よくないし、マニュアルエアコンもシンプルな見た目ですけどそれが逆に味になっていて楽しいんですよね。
今回、僕にとっては初めてのプッシュスタートじゃないクルマになったので、カギを差してエンジンをかけるという動作そのものが楽しいんです。プッシュスタートは便利ですけど、個人的にはどこか味気ないところもあったので。
――ランクルが納車されて早速キャンプに行ったりオフロードを走ったりという感じだと思いますが、プラドに乗っている頃よりも遊び方は変わりましたか?
カスタムへの気持ちが変わりまたね。プラドのころはローダウンさせて22インチのタイヤを履いていたので、ラグジュアリーだけどボードも載せられる、みたいなカスタムをしていました。
でも70になってからは、まだホイールやタイヤを変えておらず、純正でもオフロードが楽しめるかなという感じで遊んでいます。
――カスタムの方向性が異なるから、むしろ今までできなかったことをやろうという感じですか?
そうですね。大事なクルマを傷つけたくないという理由で、ローダウンさせてオフロードに行く、というのを避けていたんですが、70だとピカピカにキレイなままより少し汚れているぐらいがカッコいいところもあるので、オフロードを走ってみたくなったという感じですね。
もちろん、クルマに傷はつけたくないので板金屋さんのお世話にならないレベルにとどめていますけどね(笑)。意外にも僕より妻の方がこういう道に行きたがるんですよね(笑)。一度走ったらハマってしまって。
――奥様も結構アグレッシブなんですね(笑)。人との繋がりができてきたそうですが、それはオフ会やコラボ撮影などで出会った方ですか?
そうですね。SNSを介して繋がった方とオフ会などで遊んで仲を深めました。
――SNSで知り合ったクルマ仲間の方たちと会う時って、最初はドキドキしませんでしたか?
最初は緊張しましたけど、皆さんとてもいい方でいろいろな面でよくしてもらっているのでありがたいです。ふもとっぱらでキャンプしたのですが、同じクルマがずらっと並ぶのはすごくインパクトがありましたね。
この時はイベントとかではなく、仲のいい友達と出かけたという感じだったので、緊張も無く本当に楽しかったですね。新作のキャンプギアも試せましたし(笑)。ただ、70になるとプラドよりは積めなくなるので今後は吟味しながら載せないといけません。
――確かにキャンプ道具を載せるのには苦労するかもですね。
だから、ベットキットを入れようかなって今考えているんですよ。荷物の積載性が上がるし、車中泊とかもできそうですし。僕は整備士ではないので駆動系のカスタムは自分でできないですけど、DIYできるところはしてみたいなと考えています。
――これまでいろいろな車に乗ってきたと思いますが、特に思い出に残っているのは何ですか?
プラドに乗っているときのことですね。今は愛知県に住んでいるんですが、僕の地元は福岡だったんですよ。それで地元が同じ人たちとプラドに乗って帰省したのが1番の思い出ですかね。
こんなに長距離を走るのも初めてだったし、地元に帰る高揚感みたいなのもあって忘れられないドライブになりました。
――では、このクルマで今後行ってみたいところはありますか?
このクルマで行ってみたいところは、千里浜なぎさドライブウェイなどいろいろあります。
あとはこの70に乗り始めてからできた夢なんですが、いつかオーストラリアに行って現地の70でオーストラリアを横断してみたいですね。
――では、このランクル70はどんな存在でしょうか?
もう、「家族」ですね。「パートナー」というよりも。
ランクルシリーズでいくと、僕が18歳で運転するようになったということもあるし、就職を機に福岡から名古屋に来て寂しくしていた時は、ランクルが仲間になってくれました。
18歳から今まで僕の成長を見届けてくれたランクルシリーズは、かけがえのない存在です。
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