日産サクラとドライブに行くことが増えたオーナーの、マニアックな電気自動車の楽しみ方



2年前に新築を建てる際、電気自動車の充電設備を設置することにしたという「南部さん」。理由は、通勤や買い物など日常の足としてクルマを使うため、ガソリン価格が高騰する中、少しでも燃料費を抑えられる電気自動車に乗ろうと考えたからだそうです。こうして、日産・デイズからサクラへ乗り換えを決意したそうですが、想像以上に面白いクルマだったそうです。

今回は、南部さん×サクラ のお話をお届けします。

―――インスタを見ていたら、あまりに可愛いホイールが目に留まってしまいまして!取材を申し込ませて頂きました。

ありがとうございます。あれは、「和道 桜 五分咲き」というホイールなんですけど、2023年の東京オートサロンでサクラに履かせてあったのを見て一目惚れして購入しました。ボディカラーもブロッサムピンクだし、車名もサクラだし、何より僕は桜好きだし、これは足元に桜を咲かさねば!と思ったんです(笑)。

―――まだまだ散る気配のない、控えめな5分咲きというのもポイントですね!

そうそう。まだまだこれからが本番!って感じがするでしょう(笑)。このホイール以外にも、桜のステッカーやインテリアラバーマット、ダッシュボードマットなど、色々な箇所に桜を散りばめているんですよ。納車されたのが2月26日だったんですけど、僕の住んでいる福井県の桜開花予定が3月下旬で、どうしても桜をバックに、桜を散りばめたサクラを撮りたかったから、急ピッチで桜グッズを揃えていきました。

―――“桜”というワードが出すぎて、早口言葉みたいになっちゃってます……(笑)。でも、だからこそ南部さんのインスタはピンクが多くて、可愛いー!ってなっちゃうんですよね。

いや、そう言われて改めて見ると……想像以上にピンクで自分でもびっくりしました……。春は桜、秋は秋桜を求めて。最近はそれだけでは留まらずに、桜フレグランスの柔軟剤、桜色キーホルダー、スタバの春限定の桜ブランケット、さくらラテなど、気付けば体が過剰に“桜”に反応するようになっちゃってるんですよね。正直、こんなにハマると思っていなかったんですけどね。

―――当初は、足車として購入したとのことでしたよね。

はい。ガソリン価格がどんどん上がってきて、家計のことを考えると電気自動車にしようかな〜くらいでした。なんですけど、これが想像以上に可愛くて、面白いクルマだったんですよ。

―――どういうところに、そう感じたのですか?

電気自動車だから、出だしがスムーズで静かという楽しさもありますが、それよりも僕は、道の状況やエアコンのかかり具合から「この調子ならあと○○kmは走るぞ」と予想するのが好きなんです。季節や走り方によって電気の消費量が違うから、それを肌で感じとって充電スポットに入るみたいな。

―――す、すごくマニアックな遊び方です。

あはは(笑)。だから、サクラのような小型電気自動車だと遠出が心配という声もありますが、逆に僕はそこを楽しんでる感はありますね。バッテリー容量が少ないと、自分の予想がどれほどのものなのか試せるチャンスが多いですから。番狂わせなのは、坂道を下っているときにブレーキを踏むことで得られる回生エネルギーで、これが意外にも取れたりするんですよ。ブレーキペダルやアクセルペダルの踏み方は、サクラに乗ってからより意識するようになりましたね。あとは、タイヤにもこだわるようになりました。

―――現在は、どんなタイヤを履いているのですか?

ついこの前までは、ブリヂストンREGNO GR-Leggeraを履いていたのですが、最近ブリヂストンEV専用タイヤECOPIA EV-01にチェンジしました。カーブの安定性が増したし、ザラザラした路面を走っても車内にノイズが入ってこなくなりました。

―――そもそも、なぜタイヤにこだわるようになったのですか?

洗車をしていたときに、ゴムの減り方が速いのに気付いたのと、ゴムが減っていくにつれて乗り心地が悪くなるのが気になってしまって……。それで、どれが良いのか試してみるようになったんです。

というのも、サクラに乗るようになって、通勤以外のドライブの時間が増えたから、乗り心地を重要視するようになったんですよ。そうすると移動も楽しい時間になって、たい焼きを買いに福井県内をプラリとしたり、隣の石川県のカフェまで足を伸ばしてみたりするようになりました。
で、そこで初めて気付いたんですけどね、好きなクルマに乗って送るカーライフって、すごく面白いんですよ。

―――分かります!ええ、分かりますとも!

最初は家計のためにとか言っていましたが、アクセサリーを購入したり、タイヤを履き替えたりで、確実にデイズの時よりもお金は掛かっているんです(笑)。でもね、それでも良いと思えるくらい、ワクワクすることがサクラには詰まっているんです。

例えば、通勤時に充電用コンセントをサクラから外す瞬間、ふとメーターをみると100%充電完了と表示されていたり、ピンクの鍵がバックに入っていることだったり、朝日で照らされる桜色のボディなど、何だか全てが僕にとって嬉しいことに感じるんですよ。

地元でもいろいろな色のサクラを見かけるようになりました。「おー、結構増えてきたなぁ」と思うと同時に、春に咲く花の桜を愛でる様に沢山のオーナーさんに可愛いがって貰えるといいなと感じているんです。

今後も、愛車サクラは大切な『家族』の一員で、何処に行くにも一緒だと話してくれた南部さん。そんな毎日を楽しめるカーライフを送れるように、これからも頑張っていきたいとのことでした。

【Instagram】
南部さん

(文:矢田部明子)