憧れのクルマは最高に楽しい!日産 フェアレディZとともに歩む充実の愛車ライフ

  • 日産・フェアレディZ(Z34)


父の影響で日産のクルマが好きだったというy_t_370zさん。初マイカーでトヨタ 86に乗るなど生粋のスポーツカー好きが3台目にして手にしたのがかつて憧れたという日産 フェアレディZ

当初の予算を大幅に超える大きな買い物となったといいますが、「それ以上の価値は間違いなくあった」と胸を張ってこのインタビューに応えてくれました。
そんな、y_t_370zさん×フェアレディZのお話です。

――現在の愛車はフェアレディZですが、これが初めてのクルマですか?

いえ、このクルマが3台目ですね。最初は86で次がマーチ12SRでした。実は最初はマーチが欲しくて探していたんですが、懇意にしていたお店にいい状態の86が入ったのでまずはそれに乗ることになりました。

――初めての愛車が86というだけでもクルマ好きだということがうかがえます。マーチの後にフェアレディZを選んだきっかけは?

フェアレディZにしたのは、子供のころから憧れていたんですよね。親が懇意にしていたディーラーのお店に当時はZ33が飾られていたんですが、それを見て「カッコイイなぁ!」と思っていました。

ただフェアレディZの前に小さいクルマで運転に慣れたいと思ってマーチを狙っていたので、最初は偶然の出会いがあって86に乗りましたが、その後マーチに乗り替えました。

  • 日産・マーチ12SR

――フェアレディZを購入する際、どういう条件で探していましたか?

特に厳しく条件を付けることなく、とりあえずフェアレディZを探してみようという感じでいました。あえて言えば、走行距離が少なめの方がいいなくらいでした。

探しているうちに気になるクルマがあって、それがマーチを購入したお店と同じ岐阜県の大垣市にある中古車店から出ていたんです。不思議な縁を感じて実車を見に行ったら一目惚れしてしまい、気が付けば契約していました。予算としてはだいぶオーバーしてしまっていたんですけどね(笑)。

――“だいぶ”予算を越えてまで購入しようと思ったのはなぜですか?

点検記録簿が付いていたことですね。僕がこのクルマにとって3人目のオーナーになるんですが、先代のオーナーの方たちがどこを修理したのか、カスタムしたのかの詳細を全て残してくれていたんです。それでこのクルマの状態がよく分かったというのが大きいです。

あと、このクルマには最初からエアロが付いていてすごくカッコよかったし、フルノーマルからここまでエアロを組むのはお金もかかるから、そこはお値打ちに感じました。

さらに、走行距離も3万キロくらいで年式を考えると全然走っていないクルマだったのも決め手でした。

  • 日産・フェアレディZ(Z34)のリア

――いい条件のクルマに出会えましたね。とはいえ、予算オーバーということもありますし親御さんや周りの反応はどうでしたか?

実は親にも相談せずに買ったんです。だからローンを組んで購入した後から親に土下座して許してもらいました(笑)。親からは「返せるの?」とは心配されましたね。

友達たちからは「やったな!」って言われました。というのも同世代のクルマ好きな子たちはだんだん落ち着いた感じのクルマを選び出すのに、僕は逆行してマニュアルの2シーターですからね(笑)。

――念願のフェアレディZを愛車に迎えたわけですが、このクルマに乗ってみての第一印象って覚えていますか?

視界が前のクルマとは大きく変わるから「乗れるかな?」という心配は少しありました。
実際に乗ってみると、やっぱり86やマーチとはパワーが違いましたね。クルマが持つトルクをダイレクトに感じられて、少し踏んだだけでグッと走ってくれるところも気に入りました。

――乗り味も気に入られたということですが、お出かけの頻度は増えましたか?

あまり走行距離は増やしたくないなという思いはあるので年間は1万キロくらいしか走っていないのですが、週末はドライブによく行くようになりました。

――このクルマになってからよく行く場所などはありますか?

行くような場所は前のクルマとあまり変わらないんですが、1度の走行距離が延びたんですよ。県外に行くのも苦ではないし、僕は愛知県に住んでいますが、静岡県までサクッといくことはよくあります。

乗る頻度は前のクルマより減ったと思いますが、走行距離自体は倍近く増えています。カッコいいクルマなので、写真を撮ってSNSにアップしています(笑)。

  • 日産・フェアレディZ(Z34)と橋

――オフ会などにも参加するようになったということですが、参加しようと思ったキッカケは?

フォロワーさんからのお誘いですね。僕は前から車種別のオフ会には参加していたので、フェアレディZでも「行ってみようかな」という軽いノリで行ってきました。

――そうしたオフ会などに行くとカスタムされた車が多くあると思いますが、刺激を受けますか?

受けますね。正直、カスタムにお金をかける余裕はないんですけどやってみたいと思っちゃいますね。僕より年配の方たちのカスタム例を見て、こういう風にしてみたいなというイメージはいろいろあります。

――どのようなイメージでカスタムをしたいですか?

ボディカラーがボディカラーなので説得力はないかもしれませんが、派手にし過ぎないようにはしようと思っています。現状では、今のままのフェアレディZの良さを生かして、あとはホイールを換えるくらいにとどめたいなと。

――所有されて5年が経ちますが、このクルマでの1番の思い出とは?

納車してすぐに幼馴染と島根までドライブしたのが一番思い出深いですね。出雲大社まで行ってみようということになったんですが、理由は恋愛成就のお参りなんですけどね(笑)。

往復1,100キロくらいのドライブだったんですが、道中もワイワイ楽しく過ごせましたし、 出雲大社の近くでご飯を食べたりとか気になるところにフラっと立ち寄ったりしながら楽しくドライブ旅ができました。

日帰りだったのでかなりバタバタでしたけどね(笑)。

  • 日産・フェアレディZ(Z34)と吉兆館
  • 出雲大社の鳥居

――話を聞くだけでも楽しそうです。ではフェアレディZの特に気に入っているところは?

僕のクルマで言うと、エアロが付いているリアからの眺めですね。写真を撮る時も後ろからということが多いです(笑)。

  • オーナーが好きだという日産・フェアレディZ(Z34)のリアからの眺め

――今後、このクルマでやりたいことや行きたいところは?

今度推しているアイドルが宮崎でライブをするという話をしていたので、それにはぜひ参加したいなって。愛知から宮崎は片道で1,000キロくらいあるので僕にとっては超ロングドライブです。

――走行距離が延びちゃいますね!そんなフェアレディZは、y_t_370zさんにとってどんな存在ですか?

僕にとっては相棒というべき存在ですね。出かけることの質もめちゃくちゃ上げてくれるし、今はこのクルマと過ごす時間が何より貴重。一番楽しませてもらっています。

長距離を走る時は必ずトリップメーターをゼロにして乗るんですが、どれだけ走ったのかが分かるし、走った分愛着が増していっているなと感じています。

  • 日産・フェアレディZ(Z34)のメーター

【Instagram】
y_t_370zさん

(文:福嶌弘)

MORIZO on the Road