素敵な経験をさせてくれるトヨタ 86は、スポーツカー好きな私の夢への懸け橋
子供のころから乗り物好きで「いつかは日産GT-R(R35)に乗りたい!」と夢を語ってくれたとんぺえさん。そんな彼女が夢の第一歩として選んだ初めてのスポーツカーはトヨタ 86。
そんな86はとんぺえさんにとっては新しい発見をたくさんくれる素敵なクルマ。段々と86の魅力に気付いていったそうです。
そんな、とんぺえさん×86のお話です。
――とんぺえさんは現在86に乗っているということですが、これまではどんなクルマに?
初めてのクルマとして乗ったのは日産のキューブで、2台目にこの86を選びました。
――コンパクトカーからスポ―ツカーへの変更となりましたが、86を選んだ理由とは?
理由は2つあります。私自身がもともとスポーツカーが好きで「いつかは乗りたいな」と思っていたのですが、「初めてのスポーツカーとして、乗るならどれがいいかな?」と考えていた中で比較的乗りやすいと言われている86が気になっていました。
それと、私の知り合いで86に乗っている子がいたので、どうせならお揃いにしちゃえ!という気持ちがあって86を選びました。
――スポーツカーがお好きだということですが、そのキッカケは?
もともと父がバイク好きで、私も最初はバイクに興味がありましたが、たまたま見た日産GT-R(R35)に一目惚れして、どんどんクルマの方に気持ちが傾いていきました。
そうした中で「GT-Rにいつかは乗りたい!」という気持ちが芽生えて、スポーツカーにどんどんハマっていった感じです。
――とんぺえさんにとっては「いつかはクラウン」ではなく、「いつかはGT-R(R35)」という気持ちですね(笑)。この86を中古車で購入する際にこだわっていた条件などはありますか?
TRDのフロントスポイラーとマフラーを組んだ状態の86が気に入ったので、このパーツが組まれていることが条件として全国のお店を対象に探していたのですが、比較的早いタイミングで群馬県のお店にあったのですぐに見に行きました。
――2回目のクルマの購入ということですが「このクルマで大丈夫!」と確信を持てたポイントとは?
通常の86の相場で考えるとやや割高でしたし、私の予算も越えてはいたのですが……とにかくボディがピカピカだったのと、走行距離が2万キロも走っていない低走行のクルマだったんです。他にも内装が特別仕様の茶色のシートになっていて、すごく高級感があって素敵だなと思いました。
予算は越えているしどうしようとは思ったんですが、これと同じくらいのクオリティの86を探すのは難しいと思ったし、一緒に見に行った恋人も「このクルマならいいと思うし、スポーツカー乗り同士のカップルになれるね」と言ってくれたことで背中を押されて、購入することにしました。
――ナンバーを拝見すると、「527」となっていますが、これにはどんな意味が?
これはクルマを買う前から決めていた番号なんです。私はペットでネコを飼っているんですが、そのネコの誕生日をそのままナンバーにしてみました。
――かわいいネコちゃんのお誕生日のナンバーとは素敵ですね!キューブとは乗り味が違いった思いますが、乗り始めたころの第一印象は覚えていますか?
「カーブがすごく曲がるな」というのは強烈に覚えていますね。音で言えばヒュン!ヒュン!って曲がる感じがキューブでは体験できないような感覚で、乗っていて楽しいなと思いましたね。
――運転が楽しくなるとお出かけの頻度が増えるかなと思いますが、その辺りはいかがでしたか?
増えましたね。単純にドライブに行くこともあれば、恋人もクルマを持っているので2人でお互いのクルマで出掛けてドライブデートをすることも増えました。
私が山梨に住んでいるというのもあるんですが、よく行くようになったのが富士吉田の方ですね。富士山が近くにあるおかげで写真を撮っても見栄えするものが撮れるので気に入っています。
――ロングドライブすることも増えたそうでしたが、一番の遠出と言うと?
群馬県まで行ったのが一番の遠出だったかなと思います。このクルマが納車される時ですが、行きは恋人のクルマで一緒に乗って、帰りはお互いのクルマでドライブという感じで。せっかくだから乗り味をちゃんと知りたかったので、高速を使うのではなくあえて下道を通りました(笑)。
――周りから見ると、クルマのタイプが大きく変わりましたが、お友達からの反響はいかがでしたか?
友達からは「カッコイイ!」と言われることが多かったです。私の周りではまだスポーツカーを乗っている女友人はいないのでインパクトがあったみたいです。
あとは父ですね。興味を持っていたのか「カッコイイじゃん!」と好意的に見てくれたし、「運転させてよ!」と言われましたが……「私のクルマだから!」という理由でまだ乗せたことないです(笑)。
――大好きなクルマだからそう簡単には運転席に座らせたくないという気持ち、分かります(笑)。では、このクルマでの1番の思い出は?
恋人とたくさんクルマの話ができるようになったことですね。スポーツカーのオーナー同士になったことでいろいろと深い話ができるようになりましたし、ドライブデートもより楽しくなりました。それと恋人のクルマ好きの友人とも交流ができて、より知識が深まりました。
そのメンバーで山梨から大黒PAや羽田空港に行って撮影することもあったのですが、どれも楽しい思い出です。
――大黒PAにはクルマ好きが多く集まっていたと思いますが、とんぺえさんにとってはどんな場所でしたか?
私にとっては「憧れの場所」だったんですよ。なので、自分のクルマを駐車場に停めて他のスポーツカーと並ぶ姿を見られたのは感慨深かったですね。
もともと大黒PAには何度か行ったことがあって、いろいろなクルマを見てきたので「いつかは自分のクルマで行きたい」と思っていたので、実現した時はうれしかったです。
――大黒PAはカスタムされたクルマも多かった思いますが、カスタムしたいという思いは?
芽生えてきました(笑)。現状はまだ始めていないですが、将来的にはテールランプを前期型の丸目タイプのものに換えたいし、徐々にでも自分の色を出していきたいと考えています。
――そんな86ですが、現時点で気に入っているポイントは?
正面から見たところですね。TRDが作っているフロントスポイラーが黒で引き締まった印象を与えてくれるし、車内の茶色いシートも見えるので、それがバランスよく見えるのが素敵じゃないかなと思っています。
――先ほどカスタムのお話を伺いましたが、今後このクルマでやりたいことは?
カスタムで言えば、車高を下げたり、ホイールを換えたり、リヤウイングを付けてみたいとかkaいろいろやりたいことがあります。
そして、それらのカスタムができた状態で群馬にもう一度行きたいです。というのも、私の86は群馬で出会ったので、「ふるさとに帰る」みたいな感じで群馬の街を走ってみたり、86繋がりで「頭文字D」で有名な榛名山とかのスポットにも行ってみたいです。
――では、とんぺえさんにとって、86とはどんな存在ですか?
うーん……実を言うと、私にとっての86は当初「夢への第一歩」だったんです。というのも、私にとって一番の目標は先ほどもお話した「日産GT-R(R35)に乗ること」で、86はあくまでスポーツカーに慣れるための第一歩という位置づけだったんです。
ですが、その第一歩がすごく楽しくて、いろいろなことを教えてくれるたくさんの機会を私に与えてくれたのが86ですね。なので「どんな存在」と言われると難しいですが、最初に思っていたよりも大好きになれたし、愛おしく感じるようになりました。
86というクルマは比較的乗りやすいと言われているし、ビギナー向けなスポーツカーというイメージがあるかもしれませんが、私にとっては名のあるスポーツカーたちと肩を並べるほど本格的なスポーツカーと思っていますし、クルマの楽しさとか奥深さを教えてくれた存在です。
【Instagram】
とんぺえさん
(文:福嶌弘 写真提供:とんぺえさん)
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