生活必需品が人生を彩る愛車に。トヨタ カローラランクス&RAV4で刻む僕と家族の物語
20歳のころに購入したトヨタ カローラランクスに対して当初は「クルマは生活必需品」との思いを抱いていたというONIさん。
でも、初めて自分で購入したクルマということで次第に愛着が湧き、その付き合いは気が付けば20年以上に。さらに増車したRAV4は家族に今や欠かせない存在になりました。
そんな、ONIさん×カローランクス&RAV4のお話です。
――現愛車のRAV4の前はカローラランクスに20年以上乗られていたということですが、これが初めてのクルマだったのでしょうか?
最初に乗ったクルマは兄から譲り受けたナディアにでしたが、それはすぐダメにしてしまって、次がランクスだったから、車歴は3台です。ちなみにランクスは手放したわけではなくて今でも妻が乗っていてバリバリの現役ですよ。
――ということは、かなりの距離を乗っているんじゃないですか?
はい。ランクスは今年で乗り出して23年目になって、走行距離は34万キロを越えました。
――34万kmはすごい! カローラランクスを買おうと思ったキッカケは?
あまり褒められた理由ではないのですが、キッカケは兄から譲ってもらったナディアを廃車にしてしまったんです。私の住んでいた地域はクルマがないと生活しづらいエリアで1人1台が当たり前だったから、すぐにクルマが必要になりました。
それでコンパクトカーをいろいろ探していて、トヨタ車なら安心できるというイメージが強かったので、カローラのフィールダーとランクスを最終候補にしました。それで、デザインの好みでランクスを選びました。
――購入時にこだわったところはありましたか?
ボディカラーですね。当初はカタログカラーだったし、カッコよく見えたのでスーパーレッドⅡを注文しました。
でも、私の住んでいる地域で赤いクルマに乗っている人がほとんどいなかったため、親から「赤いクルマにしたら、どこにいるかすぐわかって大変だよ」と言われて「それもそうだな」って納得しちゃったんですね。
それで慌ててお店に行って「レッドではなく、シルバーにしてください!」と途中で変えてもらったのは今でも覚えています(笑)。
――確かに赤いクルマだと目立ちますよね(笑)。20代の若者が新車を購入するというのは珍しかったかなと思いますが、周りの反響はどうでしたか?
確かに新車での購入は珍しかったですね。なので友達からは「親にだいぶ助けてもらったな!」と総ツッコミを受けました(笑)。結構うらやましがられましたね。
――購入当初はうれしくてあちこち出かけたのでは?
出かけましたね! ナディアについていた高級なナビを移設したことで無敵状態になってしまい、クルマで行けるところは全国問わずどこでも行くようになりました。
その時の経験があるからか、今はナビを見なくても感覚で目的地に着くことができるようになりました。
――若いころの経験はずっと役に立つものですね!具体的にどんなところに行きましたか?
大学時代の友人が就職して富山に行ったので会いに行こうと、私の住んでいる兵庫から数時間かけていきました。それと私の趣味である登山を始めるキッカケもこの富山県へドライブしたことでした。
――ドライブしたとともに山も登られたのですね?
ええ、富山には日本屈指の山脈もありますからね。最初はノリでクルマで登れそうな山に行ったんですが、実は一般のクルマが通れないバス専用道路ということで上まで登れなかったんです(笑)。
――やっちゃったという感じですか?
そうでした。なのでクルマは指定された駐車場に停めてバスとロープウェーを駆使して頂上へ行って景色を見たのですが、私の知っていた地元の山の姿とは全く違っていて。壮観な景色が広がっていて、これ以来登山が大好きになりました。
――新しい趣味との出会いがありましたね。出会いと言えば、奥様とも出会うことになると思いますが、20年以上乗っているとライフスタイルが変わるのでクルマを買い替えようという話にはならなかったのでしょうか?
結婚当初は買い替えるということはまだ考えていなかったですね。しいて言えば、趣味の山登りをする中でよりアウトドアっぽいクルマということで、当時はヴァンガードが気にはなっていました。結婚して子供ができると広いクルマの方がいいのは確かなので。
――でも買い替えることはなかったのですね
ならなかったですね。妻とドライブデートしたのもランクスですし、交際しているころはクルマで栃木とかにも旅行に行きましたね。
――お住まいは兵庫ですが、遠くてもクルマでの移動がほとんどですか?
このころからそうですね。ドライブそのものが大好きでしたし、クルマから見える景色も好きで。だから高速を使わずに下道を走ることもしょっちゅうでした(笑)。
――それだけいろいろお出かけすると愛着が湧きますね
そうですね。クルマを運転すること自体が大好きだったし、学生時代は僕がクルマを出して友人たちと出かけるというのは常でしたね。だからこその30万キロ越えになるのかなとも思いますし、思い出がたくさんできました。
――カローラランクスは年間でどれくらい走っていたんですか?
最初の3年くらいは3万kmは楽に越えていましたが、それ以降は2万km台に落ち着いたと思います。自動車保険は毎年高額なお金を支払っていましたよ(苦笑)。
――それだけ走ると、クルマに不具合が起きたこともあったのでは?
それがですね、未だに大きな故障がないんですよ。オイル交換などはかなりマメに行っていたというのはありますが、走行不能になるような大きなものはなくて。
購入して3年経ったころに一度、追突事故に遭ってクルマが大破したことはありましたが、この時は「直したい」と保険会社に相談して腕のいい板金屋さんを見つけてもらい、直してもらいました。
――その時に買い替えを検討しそうなものですが、やっぱりそれだけの思い出が詰まっていたということでしょうか?
そうですね。それは大学生活の終わりの頃で、ランクスは僕の大学生活の象徴みたいなものだったんですよね。だからこそ絶対に手放したくないし、こんな形で終わらせたくないという思いが強かったです。
――そして奥様に出会い、結婚されてお子さんが生まれても買い替えるということにはならなかったのですね
妻からは相談されましたが、この頃になると売るというよりもクルマを買い足すという選択肢しかなくて。決定打となったのが2人目の子供の成長とともにどうしても広い車内が欲しくなって……。ということでもう一台を探し始めました。
――それがRAV4だったんですね。もう1台としてRAV4を選んだ理由とは?
車内のスペースがある程度あることは絶対条件でしたが、僕のこだわりとして四駆がいいなとは思っていたし、オフロードを走ることを考えるとSUVが妥当かなと。
他にもCX-5とかランドクルーザー プラドとかフォレスターも候補には挙がっていたのですが、普段使いしやすそうなクルマというと、大きすぎるクルマは難しいなと考えてRAV4を選びました。
――およそ20年ぶりの新車購入となりましたが、購入時のこだわりはありましたか?
今回もボディカラーですね(笑)。当初はアーバンカーキにしようと思っていたのですが、SNSで気になっていたRAV4のオーナーさんの投稿を見て、スーパーホワイトⅡのRAV4をカッコよく乗っていたのでそれに憧れて、スーパーホワイトⅡの設定のある特別仕様車にしました。
オプションでは妻の希望でパノラミックビューモニターを付けました。クルマも大きくなるので俯瞰で見てバック駐車ができる方がいいということで。
――久しぶりの新車ですが乗り味はいかがでしたか?
アドベンチャーのオフロードパッケージを選んだのですが、すごく静粛性があることに驚きました。それとクルマとして進化していて、いろいろな機能には驚かされましたね。
――クルマのサイズが大きくなったので特にお子さんたちは喜んだのでは?
喜びましたね。広くなったのはもちろんですが、停車中はナビ画面でテレビを見られることや、車高があり目線が高くなったので「バスみたい」と喜んでいました。
――2台体制になって、出かける場所の変化はありましたか?
RAV4に乗るようになって積載量が増えたので、ファミリーキャンプに行くことが増えましたね。
――ランクス、RAV4ともに思い出がたくさんあると思いますが、特に印象深いものはありますか?
たくさんあり過ぎるのですが、まずランクスだと自分の子供たちが生まれてチャイルドシートを後席に付けた時ですね。学生のころから乗っていたクルマだったので、友人たちから妻、そして子供がここに乗るんだというのは不思議な気持ちになりましたし、一生忘れない感覚だと思います。
RAV4ではコミュニティの強さが印象に残っていますね。SNSを通じて仲良くなった方もたくさんいます。そしてキャンプで家族の絆が深まっていく感じがすごくするので、RAV4に感謝したいですね。
――RAV4はカスタムし始めていますが、コンセプトなどはありますか?
純正の良さを生かしつつ、見た目的にインパクトがあって子供たちが喜ぶようなカスタムをしたいとは考えています。
――下のお子さんは男の子ですが、そうしたRAV4を見て育つと、クルマに興味を持ちだすのでは?
最近クルマが好きみたいですね。ただ、一番のお気に入りはジムニーみたいで。車種は違いますが、僕の方向性やDNAは受け継いでいるなという感じがしました(笑)。
――今後、このクルマたちでの予定はありますか?
RAV4で九州や東北など私がまだ行ったことがないところに家族と行ってみたいですね。家族旅行で一番遠くに行ったのが東は群馬、西は福岡の北九州のエリアまでなのでさらに進んでみたいと思っています。
――では、ONIさんにとってランクスとRAV4はどんな存在ですか?
うーん、難しいなぁ……でも、例えるならランクスは「昔からの友人」、RAV4は「5人目の家族」ということでしょうか。
ランクスは僕が学生のころからなのでもう20年以上の付き合いになる、昔からの友人。大学時代の思い出や妻との出会い、結婚、それに子供たちの誕生を一番近くで見てきてくれたクルマなので思い入れが違うし、どうしても手放したくない存在です。
そしてRAV4は子供たちの成長や家族の思い出を育んでくれるもうひとりの家族。我が家はRAV4があるからこそひとつになる……みたいなところがあるかな?と思っています。
【Instagram】
ONIさん
(文:福嶌弘 写真:ONIさん提供)
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