WRXを乗り継ぎ、5台目でようやくたどり着いた自分らしいカーライフ
インプレッサWRX type R V Limited(GC8)、インプレッサWRX STI 2003 V-Limited(GDB)、インプレッサWRX STI(GRB)、WRX STI(VAB A型)、WRX STI(VAB F型)と、WRXを乗り継いできたという「HIROSTI」さん。
5台目にしてようやく“自分らしいWRXとの時間”が過ごせるようになったと語ってくれましたが、いったいどのような変化があったのでしょうか。
今回は、HIROSTIさん×WRXのお話をお届けします。
―――最初にWRXに乗ろうと思ったキッカケは、何だったのですか?
免許を取った18歳当時、グランツーリスモでよく使っていたインプレッサWRXがすごく速くてね〜。それで、自分もこんなクルマに乗ってみたいと思うようになって、初めての愛車にWRXというか、初代インプレッサを選びました。
実際に乗ってみると、水平対向エンジン独特の音、ターボで四駆でしかもマニュアルだから走りが面白くて、僕はどんどんWRXの虜になっていったんです。
子供やクルマ好きの人が「このクルマかっこいいね〜」って話しかけてくれるのも、すごくうれしかったのを覚えています。もう、20年以上前になりますかね。
―――それからずっと、WRXという名のつくクルマに乗り続けているのですか?
初めてのWRXから3台乗り継いで、4台目のWRX STI(VAB A型)の後にいったんスバル車から離れているんです。ん〜、思い入れが強すぎて嫌になってしまった?というか、何となく距離を置いてみようかなと。2年半くらいだったかな?
―――また戻ろうと思ったのは何故ですか?
結局のところ、このクルマが好きだからです。自分で降りたくせに、違うクルマに乗っている時も“また乗りたい”という気持ちがずっとあって、未練タラタラでしたから(笑)。
それと、4台目のWRXは、仕事が忙しくてたまに洗車するくらいで全く乗れていなかったから、不完全燃焼に終わってしまったというのもありますね。
だからこそ、もっと愛着が持てるように、“挑戦してみたかったカスタム”を全部施したのが、今の愛車のWRX STI(VAB F型)です。
―――おぉ!どこが変わっているのですか?
STIフレキシブルタワーバー、STIシフトノブ、スバルホーン、ウインカー、バックランプ、ライセンスバルブ等をLED化して、BLITZタッチブレイン、伊の蔵アクセスキーウェアジャケット……
―――一旦ストップで!あの……、1番のお気に入り箇所を教えていただいてもよろしいでしょうか?
え?遠慮することないのに〜。じゃあ……リクエストにお答えして、近藤エンジニアリングの「極フルチタンマフラー」ですね。登場した当時から狙っていて、このマフラーを取り付けることが僕の夢でした。
ぱっと見うるさそうなんですけど、音はご迷惑をかけない程度で、ものすごくいい音がするんですよ。特に、最近は中が焼けてきて、音がクリアサウンドに進化しました。
4000回転くらいまでは重低音、8000回転までいくと甲高いチタンの音がするといった感じに仕上がってきました。
―――音色が変わっていくというのが、また良いですね♪ HIROSTIさんの愛車の楽しみ方はカスタムがメインなのですか?
それがですね、このWRXから、同じスバルオーナーとの交流を楽しむようになってしまったんです。
―――なぜ、また急に?
今の愛車を購入してすぐに、みんカラに登録したんです。そしたら、1ヶ月も経たないうちにツーリングの誘いが来たんですよ。それまでは、1人で楽しむカーライフを送っていたから、同じスバル車好きが集まる文化?があることを全く知りませんでした。
だから、最初は出会い系のメールなんじゃないかと疑ったくらいです(笑)。何だか怪しいし、加えて人見知りだし、どうしようか迷っていたんですが、誘って下さった主催者の方がメールを通じてスバル好きだなというのが伝わってきたんです。それで、参加を決めました。
―――実際に参加してどうでしたか?
想像していた以上に、楽しかったです。何に魅力を感じたかというと、僕が知っていること、逆に知らなかった知識を交換出来たことです。僕よりも詳しい人に沢山出会えたし、違う角度からの見方もあって、すごく刺激的だったんですよ。
そうやって仲良くなっていくと、クルマ以外のことも話すようになって、仲間がどんどん増えていきました。ツーリングで仙台に行ったり、浜松や長野まで連なって走ったり、バーベキューをやったりとか、クルマをキッカケに楽しい日々を過ごせるようになりました。人生が変わったとさえ感じることもあります。
―――最初は、怪しいメールなんじゃないかと疑っていたのに(笑)
あはは(笑)。あれからまだ2年くらいしか経っていないのに、なんとスタッフ側になってしまいました。ついこの間も、150人くらいの規模のイベントで、誘導係とかやりましたよ。
―――ええええ!じゃあ、怪しいメールを送る方になったのですか!?
誘う方とまではいきませんが、スタッフとしてちゃっかり参加しています!昔の自分みたいな人がいたら、そういう人に話しかけるのが楽しい人間になっちゃいました。
僕自身が同じクルマに乗っている人に出会えたということが財産だったから、食わず嫌いしている人に“こういうカーライフもいいかもよ?”みたいな感じで提案したいんです。そうすることで、どんどんクルマが好きになると思うから。
今のクルマを買って、人生が180度変わったというHIROSTIさん。むしろ、もう一度WRXに乗らなかったら、この楽しみは味わえなかったのかと思うとゾッとするということでした。どうしようも無くなるまで、WRXのハンドルを握り続けると話してくれました。
【みんカラ】
HITOSTIさん
(文:矢田部明子 写真:HIROSTIさん提供)
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