N-VANで思う存分趣味を楽しむ!6速MTは伊達じゃないぞ!

  • ホンダN-VANフロントビュー

数年前に釣りにハマったという“のだふみさん”は、走りが楽しめて、釣竿を積めて、車中泊もできて、お財布に優しいクルマを探していました。候補はたくさんあったそうですが、どれも試乗すると“何かが違う”と感じ、一歩を踏み出せずにいたとのこと。そんな時、車検の代車でホンダN-VANに乗ってみたら6速MTに魅せられたそうで……。

今回は、のだふみさん×N-VANのお話をお届けします。

―――発売当時から“6速MTの軽バン登場!”って話題になってましたよね。

  • ホンダN-VAN運転席

そうなんですよ! SNSで結構話題になっていて、僕も「6速MT!?」って思わず口にしたのを覚えています。当時スバル・プレオに乗っていて、その走りがどんなものなのかは、ずっと気になってましたね。

―――おぉ! プレオは祖父が乗っておりました。なかなか良い趣味をしてらっしゃいますなぁ〜(笑)。

(笑)ありがとうございます。免許を取ってからクルマに興味を持ち始め、そこからさらにMT車を運転するのにハマったんです。ギアを落とした時にエンジン音が瞬間的に上がる感じや、繋ぐときにストレスなくうまくいくと「おおおお……!」と自己満足できるのが楽しくて。

職場へはクルマで通勤していて、50分かかるんですけど、この通勤時間を楽しめるか?楽しめないか?は出勤後のパフォーマンスにかなり影響してきますからね(笑)。

―――その気持ち、よく分かります。そして、肝心のN-VANの走りはどうでした?

  • ホンダN-VAN運転席改造中

プレオとはまた違って、誰でも運転しやすいMTに大満足しています。背が高いけどハンドリングが意外と良いし、ターボは付いていないけど高速道路が意外と走りやすかったり。乗り心地は限りなく乗用車に近く、シフトノブを長くしたこともあって背もたれに背中をつけたまま快適にシフトチェンジできるようになりました。

あっ! そういえば、シフトレバーの根本の軸の部分はプラスチックなんですよ。

―――えっと……なぜシフトレバーの根本の軸の部分を見る機会があったのかがまずは知りたいです。

  • ホンダN-VAN増設スピーカー

配線をする際にシフトレバーを覆っているカバーを外して発見しました。N-VANってスピーカーが足元にあるから、高い音と中音域が聞こえづらいんですよ。快適な通勤には音楽も必要だから、ダッシュボードにスピーカーを増設、座席の下にはアンプを装着してみたりとか、素人ながら色々やっています。かける曲がアニソンだから、音域にはどうしてもこだわりたくてチャレンジしてみたんです。

―――てっきり、MTの機構が見たくなって外したのかと。

整備士じゃないから、見てもそこまでは分からないです(笑)。さらに言うと、配線したといっても見様見真似ですしね♪ でも、こういう“自分で改善していく”ことこそが軽バンの魅力だとも感じています。

―――ほかに、自分らしく手を加えている箇所はありますか?

  • ホンダN-VAN竿ラック

天井の部分に装着された、釣り竿用のラックです。実は、数年前から釣りに“どハマり”していて、納車前から絶対にこれだけは取り付けようと決めていました。2.5mくらいの釣竿を何本か積むから、頑丈で耐久性のあるものをと、ここだけはプロに装着をお願いしました。

―――2.5m!? 私が最近購入したのは、折りたたむと30cmになる!みたいなミニマムサイズの釣り竿でした。

  • のだふみさん

それは、もしかすると“さびき釣り用”かもしれませんね。ひとえに釣りと言っても釣り方や釣り場所の違いがあって、僕の場合は船で1m超えのブリやタイを狙うから、折りたためる竿だとダメなんです。N-VANなら、この長さの竿であれば先をちょこっと曲げれば入りますから。

竿も4本くらい持っていくけど、箱型のV-VANだから、この大きさを目一杯活かして複数の2.5m級の釣り竿を悠々収められるんです。

  • ホンダN-VAN荷室

むしろ、竿よりも大変なのが、釣った魚を入れるクーラーボックスなんですよ。氷プラス魚が入っているから、重いのなんのって(笑)。だけど、これだけ重い荷物を積んでも、坂道も、高速の合流もしっかり走ってくれるというのも好きなところです。前の日の夜に出て早朝から釣りをするときに、難なく室内で寝転がれるというのも好きですね。

こうやって質問に答えていると、不思議とどんどん好きなところが出てきます。

―――じゃあ、最後にもう一個!

  • ホンダN-VANサイドビュー

そんなにお金をかけずにイメチェンできること! これですね。ちょっと人とは違う仕様にしたいから、ホイールを黒にしたり、黒のホンダセンターキャップを付けたり、赤い泥除けを装着してみたりだとか、ちょっといじるということをしていて、部品が安く手に入るのは助かっています。車種によってはとんでもない値段になりますからね。

シンプルな作りをしているから、いじるとしてもハードルが低いし、お財布に優しい。走りも気に入っているときているから、やっぱりこのクルマは僕にピッタリなんだと思います。“軽バン=仕事クルマ”と思っている方には、N-VANはそれだけじゃないよ!と伝えたいです。とにかく、乗って使ってみなくちゃ、この良さは分からないですよ!

  • ホンダN-VANリヤビュー

終始楽しそうに取材に答えてくれた“のだふみ”さんが今後挑戦してみたいことはドライブとのこと。このクルマで本格的な遠出をしたことがないそうで、海沿いの景色が良いスポットを、アニソンを聴きながら走ってみたいということでした。釣りに、通勤に、車中泊に、これからもどんどん走ってください!

(文:矢田部明子 写真:のだふみさん提供)