「可愛い!」の一目ぼれから人生が変わった。ジムニーが広げたスゥさんのカーライフ

  • 桜とスズキジムニー

クルマとの出合いが、日常を大きく変えることがあります。スゥさんにとって、その存在がスズキジムニーでした。ツートーンカラーに仕上げたお気に入りの一台は、インスタグラムでの交流を広げ、これまで縁のなかったキャンプという世界へも導いてくれたといいます。

今回は、ジムニーとの出合いから始まった新しいカーライフについてお話を伺いました。

——愛車の概要を簡単に教えてください。

JB64(4代目)のジムニーです。「3型」のXCというグレードです。

——カスタマイズはされていますか?

外装をツートーンカラーに塗装したところが、いちばんの特徴だと思います。

——スゥさんオリジナルカラーなのですね?

はい、納車後に塗装してもらいました。このカラーが「私のジムニー」の証明書みたいな感じで気に入っています(笑)。内装も好みの雰囲気に変えています。木目パーツやレザー製のアクセサリーをクリエイターさんに作ってもらいました。インテリアのいろんなところに取り付けてあります。

  • スズキジムニーのカスタムしたインパネ

——クリエイターさんのデザインなんですか?

「こういうイメージにしてください」っていう感じで作ってもらいました。気に入った物が見つかったので、既製品を買って取り付けた部分もあります。

——エンジンとか足回りとか、ハードウェアのカスタマイズは?

まったくいじってないんです。いわゆる「走り」よりも雰囲気を楽しみたいほうなので。

——なるほど。内外装の仕上がりは満足ですか?

はい、全部「お気に入り」です(笑)。「ジムニーを買う」って決めてからは、ずっといろいろ考えていました。雰囲気を決めてパーツを取り寄せて……やりたかったことは納車されてすぐにできたので満足です。でも、乗り始めて3年ほど経ったので「ちょっと変化が欲しいな」って最近は思っています。

  • キャンプ中のスズキジムニーとオーナー氏

——これまでの愛車歴を教えてください。

最初はシビックでした。その後はライフ(ともにホンダ)に乗って、次のパジェロ(三菱自動車)が初めての四駆でした。でも「可愛さ」が欲しくなってキューブ(日産)に乗り換えました。気に入っていたんですが、雪国に暮らしているので冬の通勤が厳しかったんです。それで、ちょっと高かったんですけどハリアー(トヨタ)にしました。

——ジムニーの前はハリアーですか!?

はい、良いクルマでしたよ。まったく不満はない素晴らしいクルマだったんですが、ジムニーを見たときに「あ!かわいい!これが欲しい」ってなりまして……。

——確かにハリアーもジムニーも四駆ですが、それ以外はかなり違うクルマですよね……。

もう全然違いますね(笑)。ハリアーはラグジュアリーな雰囲気でしたし、加速は「ビュンビュン」行けてました。ジムニーは軽自動車なので、ハリアーと比べるとどうしても加速力がない……。最初のころは「坂道どうしよう……」なんて思ってたんですけど、慣れました。(車内の)狭さにも慣れました(笑)。

——ジムニーのいちばんの魅力は?

見た目です! パッと見たときに惹かれたという感じです。

——走行性能や室内空間といった機能面よりも、ご自身のカスタマイズを含めたジムニーの「雰囲気」がお好きなのですね?

そうです!

  • スズキジムニーの後席インテリア

——先ほど内外装のカスタマイズを伺ったんですけど、逆に「オリジナルを残す」というところはありますか?

そのあたりのポリシーはとくにありませんが、シンプルなのが好きです。センスもないので(笑)、ステッカーなどはあまり貼らないようにしています。車内にもあんまり物を置かないようにしています。シンプルにしておくことで、自分でカスタマイズした雰囲気を楽しむようにしています。

——先ほど、ちょっと雰囲気変えたいとおっしゃってましたが、プランはありますか。

ルーフラックを載せようと計画しています。見た目の雰囲気も良さそうだと思いますが、(車内が)「地味に狭い」(笑)ので荷物を載せるためにも必要になってきました。

——お荷物が多いというと、アウトドア活動がお好きとか?

ジムニーが来てから大きく変わったのが「それ」なんです!

以前は、アウトドアにはぜんぜん縁がなかったんです。興味もなかったんで、友達から話を聞かされても「うーん…?」っていう感じだったんです。でも、ジムニーのオーナーさんは車中泊やキャンプを楽しまれる方が多いんです。インスタグラムでジムニーのアカウントを作って投稿しているうちに、友だちが増えました。キャンプをやる人たちと「じゃあ、一緒にやりましょう」っていう話になって、去年はキャンプデビューをしました。

  • キャンプ中のスズキジムニー2台

——ジムニーがスゥさんを新しい世界に導いた。

その通りです! ジムニーは「カスタムの沼」にもハマりますが、今は「キャンプの沼」にもハマってしまいました。キャンプギアを揃えています。

——ジムニーをきっかけにインスタのアカウントを作って、友だちの輪が広がって、まったく関心のなかったアウトドアに惹かれてキャンプにハマって……どんどん世界が広がっていったんですね。

ジムニーのおかげで、以前の生活からものすごく変わりました! 実は、以前は運転があまり好きではなかったんです。それが、ジムニーに乗るようになってからは「2~3時間の移動は普通」みたいな感じになりました。(住んでいる)北海道は広いので、どこへ行くにも遠いんです(笑)。

でもジムニーのおかげでどこに行くのも苦じゃなくなりました。特に冬なんて、出かけることはほとんどなかったんですが、ドライブを楽しんだり、仲間に会いに行ったりということがとても増えて、生活はがらりと変わりました。

——もともとクルマはお好きだったと思うんですけど、「運転そのもの」も好きになったということですね? 以前は移動の手段としての運転だった?

はい。通勤や買い物といった目的があって、運転はそのための移動という感じでした。クルマで遠出をしようということは、ほとんどなかったんです。

——ジムニーがきっかけになったインスタグラムも影響は大きかったようですね?

ほんとうにそうですね。インスタでは25歳以上歳の離れた若い人から60代の方まで、年齢も仕事も関係なくジムニーを通したご縁で知り合いになれます。刺激がすごいですね。若い人は、パーツのことなどを常に調べているようで、いろいろアドバイスをもらっています。パーツのやり取りなんかもさせてもらっています。

  • 林道を走る3台のスズキジムニー

——そんなジムニーとの思い出で、いちばん印象に残っているのは?

アウトドアにハマるきっかけになったキャンプ場に行ったことですね。山の上のキャンプ場で、夜景がとてもきれいなんです。実は家から1時間もかからない近場なんですが、ジムニーを買って初めて行ったんです。とても感動して、そこから「キャンプ沼」です(笑)。普段の生活とはかけ離れた景色が見られて、心を鷲掴みにされました。

——ジムニーのカスタマイズ沼から、さらにキャンプ沼に(笑)。そんなジムニーと、これから一緒に行きたい所は?

今住んでいるのがすごい田舎なんです。都会的な刺激のある風景が見られる場所に旅して、ジムニーと一緒に写真を撮りたいと思っています。「工場夜景とジムニー」みたいな雰囲気のいいショットを狙って。

——ジムニーが、スゥさんにとってはかなり大きな変化をもたらしてくれた存在なのがよくわかりました。最後に、スゥさんにとってジムニーとは?

付き合えば付き合うほど、愛があふれてくるというか、好きになっていく存在です。旅の「相棒」でもあります。

  • 落日とスズキジムニー

一台のクルマとの出合いが、人とのつながりや新しい趣味、そして日常そのものを変えていくことがあります。スゥさんにとってジムニーは、単なる移動手段ではなく、新しい世界へ導いてくれる相棒のような存在。お気に入りの一台とともに広がっていくカーライフは、これからもさまざまな景色と出会いを連れてきてくれることでしょう。

【Instagram】
スゥさん

(文:石川 徹 写真:スゥさん提供)