思いがけない試乗でさらに心を掴まれた。憧れだったスープラが“人生の一台”に

  • 湖畔のトヨタGRスープラ

「このクルマ、将来もずっと乗っていたいんです」

そう話すのは、静岡県に暮らす25歳の“まぐさん”です。愛車はトヨタ・GRスープラ(A90)で、2023年2月ごろから乗り始め、取材時はちょうど3年目の車検を終えたばかりでした。

スープラを購入したきっかけは、偶然手にした“一度きりの試乗体験”。その瞬間から憧れは確信へと変わり、いまではともに歩む存在になったといいます。

今回は、そんなまぐさんのスープラとのカーライフの物語です。

――免許を取られたのはいつごろですか? 最初の愛車は?

  • 富士山とトヨタGRスープラ01

免許を取ったのは2019年でした。今のスープラが2台目で、最初の愛車は日産のノート NISMO Sでした。

ノートは、車を探していたときに親から「ディーラーにこんなのがあるから見にいってみよう」と言われて足を運んだのがきっかけです。エンジンをかけたときの音が良くて「あ、好きかも」と感じました。結果的に、4年くらい乗っていましたね。

――そこからスープラへ。乗り換えの決め手は何だったのでしょう?

  • トヨタGRスープラ運転席

スープラは現行の5代目が発表されたときから、見た目も含めてずっと好きでした。ノートに4年ほど乗り、次のクルマを考えるタイミングで決め手になったのが、後期型で内装にブラウンが追加されたことだったんです。

マニュアル車が追加されたころの話だったと思うのですが、僕のスープラはオートマです。ブラウンの内装を見た瞬間に「うわ、これいいな」と思って、好きだった気持ちが一気に「乗り換えよう」に変わりました。ブレーキに「Supra」のロゴが入るなど、細かな変更があったのも印象に残っています。

――まぐさんが「クルマ好き」になった原点も、気になります。

  • トヨタGRスープラ@ガソリンスタンド

小さいころからクルマは好きでしたが、特に興味を持ち始めたのは小学生のころで、父の影響が大きいです。

実家が富士スピードウェイの近くにあり、クルマで30分ほどで行ける距離だったので、SUPER GTなどのレースに連れていってもらうことが結構ありました。そうした体験をきっかけに、クルマへの興味がどんどん強くなっていきました。父も、僕が生まれる前からクルマ好きで、いろいろなクルマに乗っていたらしいです。

――スープラを好きになったきっかけはありますか?

富士スピードウェイのイベントで、スープラの試乗体験ができる機会があったんです。駐車場に水をまいて、少し滑る状況の中で走る、といった内容でした。

試乗は抽選だったのですが、僕は外れてしまって。でも当選した方が時間の都合で参加できなかったみたいで「チケットいいよ、あげるよ」と譲ってくれたんです。10分〜15分くらいの体験だったと思いますが、そのとき初めてスープラの中をちゃんと見て、実際に乗って……そこで一気にときめきました。

内装の高級感や色の良さはもちろん、走らせたときの音も印象的でした。最近のクルマに乗る機会があまりなかった分、余計にグッときたんだと思います。

――今のスープラは黄色ですが、色はどうやって決めたんですか?

  • 駐車場のトヨタGRスープラ01

ほんとうはグレーが良かったんですが、それ以上に「茶色の内装がいい」という気持ちが強かったんです。当時は設定の都合で、グレー×ブラウンの組み合わせが選べなかったので、外装色よりも内装のブラウンを優先しました。

それと、購入前にディーラーへ見にいったとき、展示されていたのが黄色の外装だったんです。そこで「あ、いいじゃん、これ」と思えたのも理由のひとつでした。自分自身、普段はそこまで目立つ色を選ぶタイプではないのですが、実車を見ると不思議と納得できました。

――スープラは、普段どんなふうに使っていますか?

  • トヨタGRスープラ@洗車場

土日休みなので、休日は少し遠くまで走りに行くことが多いです。クルマが好きなので、気づいたら出かけています。

一方で、クルマとは関係ないのですがゲームも好きなので、家でのんびり過ごす日もあります。最近は静岡県内で引っ越して、まだ2カ月ほどということで、今いるエリアは「これから開拓していくところ」という感覚ですね。

――よく走る道、お気に入りの場所はありますか?

実家に住んでいたころは、箱根のスカイラインなど、あのあたりの道が好きでした。

ほかには、浜松方面にある弁天島ですね。海の中に鳥居が立つ景色が印象的で、そこを背景に写真が撮れるのはもちろん、行くまでの海沿いの道も気持ちよくてお気に入りです。

  • 富士山とトヨタGRスープラ02

思い出に残っている場所としては、山中湖も挙げられます。湖畔には砂浜にクルマを入れられるスポット(平野の浜)があり、富士山を背景に愛車を眺めたり、写真を撮ったりできるんです。そこで撮った写真は自分でも特に気に入っていて、最後に行ったのは2024年1月ごろだったと思います。クルマ友達と出かけました。

また、スープラをきっかけに中学時代の友人とも再会し、以前より一緒に遊びに行く機会が増えました。

――これから行ってみたい場所はありますか?

  • 桜とトヨタGRスープラ

行ってみたい場所で言うと、神奈川方面の大黒PAとか海ほたるですね。行ったことはあるんですけど、だいぶ前ということもあって、また行きたいです。

今は前より遠くに引っ越しちゃったっていうのもあって、なかなか機会がつくれなくて。最近はいろいろ言われたりもしますけど、それでもまた行ってみたいなと思っています。

ノートのころから行っていた場所で、かっこいい車が多いのも魅力なんですよね。当時そこでスープラを見たこともあって「憧れのクルマを見た」みたいな思い出として残っています。

――最後に、まぐさんにとってスープラはどんな存在ですか?

「将来もずっと乗っていたいクルマ」ですね。

ほかにも、かっこいいなと思うクルマはあります。でも、今の僕の中ではスープラがいちばん好きなんです。結婚とか、これからの人生の都合でいろいろあるかもしれないですけど、それでも手放さずに乗っていたいと思っています。

【X】
まぐさん

(文:新里陽子 編集:平木昌宏 写真:まぐさん提供)