TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID 7号車が最後のポールポジションを獲得

11月13日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第8戦バーレーン8時間レースの予選が行われ、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組のTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得しました。

ドライバーコメント等、詳細はこちら(TOYOTA GAZOO Racing)

WEC 第8戦 バーレーン8時間レース 公式予選結果

順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
1 7 マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
1:40.747
2 8 セバスチャン・ブエミ
中嶋一貴
ブレンドン・ハートレー
TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID
1:41.498
3 22 フィル・ハンソン
フィリペ・アルバカーキ
ポール・ディ・レスタ
ユナイテッド・オートスポーツ/
Oreca 07-Gibson"
1:47.060
4 37 ホー・ピン・タン
ガブリエル・オーブリ
ウィル・スティーブンス
ジャッキー・チェン・DCレーシング/
Oreca 07-Gibson
1:48.238
5 36 トーマス・ローラン
アンドレ・ネグラオ
ピエール・ラグ
シグナテック・アルピーヌ・エルフ/
Alpine A470-Gibson
1:48.470

このポールポジション獲得により、7号車の3人のドライバーは選手権ポイント1点を追加。2台のポイント差は6点となりました。予選は2人のドライバーが記録したそれぞれのベストタイム平均で競われ、平均1分40秒747をマークした7号車が、今季最終戦のポールシッターとなりました。目下ポイントリーダーのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組 TS050 HYBRID 8号車は、7号車に対し1周あたり0.54秒のサクセス・ハンディキャップを負ってこの予選に臨みましたが、平均タイムで0.751秒及ばず2番手となり、この結果、LMP1時代を締めくくるレースは、TS050 HYBRIDが最前列を占めてスタートすることとなりました。既にTOYOTA GAZOO Racingがチーム部門での選手権タイトルを決めていることもあり、LMP1クラスのライバルはこの最終戦を欠場。これにより今大会の注目は、2台のTS050 HYBRIDによるドライバーズタイトル争いとなり、日曜日の決勝レースで勝利した方がチャンピオンの栄冠を勝ち取ります。昼間の2度にわたる練習走行セッションは好天の下で行われ、気温は27度まで上昇。その後、日没のあと現地時間午後6時半よりLMPクラスの予選が開始されました。予選セッション開始と共に、8号車のハートレーがコースインしアタックする一方で、7号車はコンウェイがピットレーンで数分間待機してからのアタックで最速タイムをマーク。2台のTS050 HYBRIDはピットへ戻り、ドライバー交代を行いました。他のLMP1クラスとの争いがない今大会、明日の8時間レースでは暑さの中でのタイヤ摩耗が重要な要素となることもあり、どちらも新品タイヤを温存するために、タイヤは交換せずに2人目のアタックに入りました。8号車の中嶋はクリーンなアタックラップで8号車の最前列グリッドを確定すると、7号車のロペスも好タイムをマークし、7号車にとっては今季3度目となるポールポジションを獲得。シーズンを締めくくるレースのスタートを理想的なポジションからスタートすることとなります。

[ガズー編集部]