WEC（世界耐久選手権）／ル・マン24時間

WECとは、FIA世界耐久選手権（FIA World Endurance Championship）の略称で、世界三大レースのひとつとされる「ル・マン24時間レース」を含む耐久レースの世界選手権である。その歴史は、1953年から始まった世界スポーツカー選手権が起源で、名称やレギュレーションなどを変更しながら、1992年まで開催された。現在のWECは2012年にスタートし、今年で9シーズン目を迎える。各レースの長さは6時間以上と規定されており、最長のル・マンは24時間。選手権ポイントもレースの長さで異なる。

WECに参戦する車両は、スポーツプロトタイプカーとグランドツーリングカー（GTカー）の2車種に分けられる。それを車両やドライバーなどのレギュレーションによって4つのクラスに区分し、各クラスでドライバーやマニュファクチャラーなどのタイトルが争われる。2021年からスタートするトップカテゴリーの「Hypercar」クラスにはTOYOTA GAZOO Racingも新型車の『GR010 HYBRID』で参戦する。