【WRC2021】第2戦2日目、20才のロバンペラが総合2位に順位を上げる エバンスは確実な走りで総合5位を堅持

  • 69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

2月27日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦アークティック・ラリー・フィンランドのデイ2が、フィンランド北部ロヴァニエミのサービスパークを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位につけました。なお、総合6位につけていたセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は、最後のステージで雪壁に当たりスタック。デイリタイアとなり総合22位に順位を下げました。

デイ2はロヴァニエミの東側エリアで3本のスノーステージを各2回走行。その合計距離は144.04kmと、全競技区間の半分以上の距離を走行する今大会最長の1日となりました。デイ1で総合3位につけたロバンペラは、午前中2本目のSS4で2番手タイムを記録し総合2位にポジションアップ。その後、3番手タイムを2回、ベストタイムを1回マークして、首位と24.1秒差の総合2位で長い1日を終えました。エバンスはSS4でベストタイムを、SS5で2番手タイムを記録するなどいくつかのステージで速さを示し、総合5位の座を堅持。総合4位のライバルとは10.1秒と、タイム差はそれほど大きく開いていないため、最終日でのポジションアップを狙います。デイ1で総合9位につけたオジエは、午前中に3番手タイムを2回記録するなど着実にペースを上げ、SS7終了時点で総合6位に順位を上げていました。しかし、デイ2の最終ステージであるSS8のフィニッシュ直前でクルマの姿勢が乱れ雪壁に激突。スタック状態となりデイリタイアとなりました。ただし、クルマに大きなダメージはなく、オジエは最終日のデイ3に再出走してポイント獲得を目指します。なお、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元は、総合6位争いに加わりながら、総合7位の座を堅持しました。

詳細はこちら:https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2021/rd02-day2.html

アークティック・ラリー・フィンランド デイ2の結果

順位 ドライバー/コ・ドライバー チーム タイム
1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ ヒュンダイ i20クーペ WRC 1h43m32.1s
2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン トヨタ ヤリス WRC +24.1s
3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ ヒュンダイ i20クーペ WRC +25.9s
4 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル ヒュンダイ i20クーペ WRC +53.4s
5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン トヨタ ヤリス WRC +1m03.5s
6 オリバー・ソルベルグ/セバスチャン・マーシャル ヒュンダイ i20クーペ WRC +1m26.8s
7 勝田 貴元/ダニエル・バリット トヨタ ヤリス WRC +1m34.4s
8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ フォード フィエスタ WRC +1m49.3s
9 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン フォード フィエスタ WRC +3m01.8s
10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム フォルクスワーゲン ポロ GTI R5 +4m48.8s
22 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア トヨタ ヤリス WRC +11m04.5s

(現地時間2月27日21時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

チームコメント

<<ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)>>

今日は非常に調子の良いステージもあれば、そうでもないステージもありました。それでも、カッレは僅差の2位争いをしていますし、最終日は非常に興味深い展開になると思います。明日は彼のドライビングスタイルに合ったステージだと思うので、このまま最後まで順位を守ってくれることを期待しています。エルフィンが順位を上げるのはかなり大変だと思いますが、できるだけ多くのポイントを獲得できればと思います。最後のステージでセブはクルマのリアを雪壁に当て、その反動でフロントが深い雪にはまり脱出することができませんでした。とても残念ですが、明日は再出走を予定しています。

1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

<<セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)>>

スタートポジションを考えれば、最後のステージの最終コーナーまでは好調だったと思います。今朝は気温が低くタイヤのグリップは悪くなかったので、良いタイムを出すことができました。いい仕事をできていたと思いますが、モータースポーツではすべてのコーナーが重要ですし、最後まで走りきらなければ1日は終わらないのです。本当に残念でなりません。順位を上げるために努力してきたのに、それが全て水の泡になってしまいました。それでも、この先には明るい未来が広がっていると信じています。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)

<<エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)>>

今朝最初のステージはスロースタートになってしまいました。慎重になりすぎて、タイムを多く失ったことを悔しく思います。その後は少しアグレッシブに走ったのですが、それは効果がありました。しかし、残念ながら午後最初のステージで再び大きく遅れ、タイヤの摩耗と全体的なフィーリングに悩まされました。もっと上手くタイヤをマネジメントするべきでしたし、そのためにチャンスをものにすることができませんでした。明日はこの調子で頑張り続けなくてはなりません。4位のライバルとの差はそれほど大きくないので、ベストを尽くして戦います。

69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

<<カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)>>

今朝はクルマのフィーリングがあまり良くありませんでしたが、ステージとステージの間に微調整を加えた結果、好転しました。その後日中のサービスではより大きなセッティング変更を施しましたが、それが上手くいったことで、午後の再走ステージではタイヤをマネジメントすることができ、全てがとても上手くいきました。ただしタイヤ選択はかなり難しく、ちょっとした賭けでした。午後2番目のステージでニュータイヤを装着したのは正しくない判断で、最後のステージではタイムをかなり失いました。明日のデイ3をどのように戦うか、迷いはありません。プッシュし続け、できる限り速く走るだけです。

明日のステージ情報

競技最終日となる2月28日(日)のデイ3は、サービスパークの南側に展開する全長22.47kmのステージ「アイッタヤルヴィ」を、サービスを挟むことなく2回走行します。そのうち、2回目のSS10は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーチームにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。2本のSSの合計距離は44.94km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は126.17kmとなります。

[ガズー編集部]

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