【WRC2021】第5戦ラリー・イタリア サルディニアのデイ2、オジエが5本のベストタイムで首位浮上! エバンスも2位に

  • TOYOTA GAZOO Racing 1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

    TOYOTA GAZOO Racing 1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

6月5日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアのデイ2で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合首位に浮上した。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)も総合2位に順位を上げトヨタが1-2となった。TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、順位を2つ上げることに成功し総合4位につけた。

<<ラリー・イタリア サルディニア デイ2の結果>>

1位 S.オジエ (トヨタ ヤリス WRC) 2h50m33.1s

2位 E.エバンス (トヨタ ヤリス WRC) +38.9s

3位 T.ヌービル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m01.6s

4位 勝田貴元 (トヨタ ヤリス WRC) +4m01.2s

5位 J.フッツネン (ヒュンダイ i20 R5) +8m09.6s

6位 M.オストベルグ(シトロエン C3 Rally2) +8m12.3s

7位 Y.ロッセル (シトロエン C3 Rally2) +8m57.5s

8位 P.ロペス(シュコダ ファビアRally2 Evo) +9m35.3s

9位 J.ソランス (シトロエン C3 Rally2) +9m45.0s

10位 M.ブラチア(シュコダ ファビアRally2 Evo) +10m13.1s

19位 D.ソルド (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +20m23.1s

28位 O.タナック (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +49m18.0s

29位 K.ロバンペラ (トヨタ ヤリス WRC) +51m36.5s

ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2は、8本計129.62kmのステージが行なわれた。早朝は断続的に小雨がぱらつくもステージが始まる前には回復し気温も上昇した。滑りやすい路面と大きな石が転がる荒れた路面コンディションに、トップ選手でもミスやトラブルで戦列を去るなど荒れた展開に。


デイ2では出走順が8番手となったオジエは、まず2本目となるSS10に続き、SS12でもベストタイムをマーク。一方、デイ1で首位だったヒュンダイのオィット・タナックがSS12で大きな石にヒット、マシンを損傷しデイリタイアを喫することに。その後も好調を維持したオジエは、デイ2の全8ステージのうち5ステージでベストタイムを刻み、2位に38秒差をつけ首位に立った。
前日総合4位のエバンスは、SS11でベストタイムを記録するなど速さを見せ、SS12で総合3位に浮上。その後も安定した速さを見せたエバンスは、SS15で総合2位を争っていたヒュンダイのダニ・ソルドがマシンを横転させるアクシデントでデイリタイアしたこともあり、総合2位でデイ2を終えた。
総合3番手には、エバンスと22秒差でヒュンダイのティエリー・ヌービルがつけている。デイ1でデイリタイアしていたロバンペラは、再出走を果たしデイ2終了時点で総合29位。

デイ1で総合6位につけていた勝田は、パンクやマシントラブルに見舞われる場面もあったが、それでも何とか走り切り総合4位に浮上することとなった。

<<明日のステージ情報>>

競技最終日となる6月6日(日)のデイ3は、4本のステージで合計距離は46.08km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は193.24kmで、2本のステージをサービスを挟むことなく各2回走行する。SS17/19「アルツァケーナーブラニアトッギウ」は2009年以来久々となるステージ、SS18/20「アリエントゥーサンタ・テレーザ」は新たなステージとなる。最終ステージのSS20は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」となる。

詳細はこちら:https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2021/rd05-day2.html

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team 2021WRC第5戦ラリーイタリア サルディニア デイ2ハイライト

[ガズー編集部]