【WRC2021】第5戦ラリー・イタリア サルディニア デイ3、オジエが今季3勝目! トヨタが両選手権でリードを広げる

  • TOYOTA GAZOO Racing 1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

    TOYOTA GAZOO Racing 1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

6月6日(日)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ3が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が優勝、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に入った。これで、トヨタは今シーズン3回目の1-2フィニッシュを飾り、オジエ、トヨタともに、ドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権でリードを広げることに成功した。
TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムにより、ヤリスWRCで出場の勝田貴元/ダニエル・バリット組(18号車)は、前戦に続き総合4位を獲得した。

<ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果 >

1位 S.オジエ (トヨタ ヤリス WRC) 3h19m26.4s

2位 E.エバンス (トヨタ ヤリス WRC) +46.0s

3位 T.ヌーヴィル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m05.2s

4位 勝田 貴元 (トヨタ ヤリス WRC) +6m11.2s

5位 J.フッツネン (ヒュンダイ i20 R5) +9m31.7s

6位 M.オストベルグ(シトロエン C3 Rally2) +9m39.2s

7位 Y.ロッセル (シトロエン C3 Rally2) +10m37.7s

8位 P.ロペス(シュコダ ファビアRally2 Evo) +11m03.7s

9位 H.ソランス (シトロエン C3 Rally2) +11m26.3s

10位 M.ブラチア(シュコダ ファビアRally2 Evo) +11m34.6s

17位 D.ソルド (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +21m20.2s

24位 O.タナック (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +50m23.8s

25位 K.ロバンペラ (トヨタ ヤリス WRC) +54m18.8s

ラリー・イタリア サルディニアのデイ3は、2本のステージを各2回走行し合計距離は46.08km。最終のSS20で小雨が降ったものの全体的には曇り空、ドライコンディションで行われた。

デイ2で首位に立つとともに38.9秒の大差を築いていたオジエは、やや抑え気味のペースで走りパワーステージでのボーナスポイント獲得のためタイヤを温存。その最終SS20のパワーステージでは4番手タイムを記録しボーナスの2ポイントを獲得した。オジエは最終的に46秒に差を広げ今季3勝目、ドライバー選手権で2位エバンスに対して11ポイントに差を広げた
2015年以来となるオジエのサルディニアでの勝利数は4回となった。 

2位に入ったのはエバンスで、SS17、SS19でベストタイムを記録。そして迎えた最終のパワーステージでは、ウォータースプラッシュでエンジンに水が入りスローダウンする場面も見られたが、18.8秒差で今季3回目となる総合2位を獲得。ドライバー選手権2位をキープした。

これでトヨタは今シーズン開幕からの5戦で4勝し、そのうち3戦で1-2フィニッシュを達成するなど好調を維持。マニュファクチャラー選手権でヒュンダイに対するリードを49ポイントに拡大した。

デイ1でデイリタイアし順位を落としたロバンペラは、デイ3のパワーステージで3番手タイムを出しボーナスポイントを3ポイントを獲得した。総合では25位で終えた。

勝田貴元はコ・ドライバーのダニエル・バリットが高い気温のため熱中症気味ということもあり、最終日は順位を守ることを優先して走行。前戦に続きWRC自己最高位の総合4位でフィニッシュ、開幕から5戦連続でポイントを獲得するとともに、ドライバー選手権では5位に浮上した。

<豊田 章男 (チームオーナー) のコメント>

チームのみんな、やっと海で泳ぐことができますね!おめでとう!
ワンツーフィニッシュで飛び込めたからしょっぱい海水さえも最高の味に感じると思います。一昨年、私もそこの海辺にいました。
バスタオルと着替えも用意して、どうやって飛び込んだら安全かなんて考えていました。しかし、最終ステージでトップを走っていたヤリスが突然のスローダウン…ドライバーだったオィットには今でも申し訳なく思っています。 

セブ、ジュリアン
エルフィン、スコット
君たちがあの難しいサルディニアの道を走りきってくれたおかげで、僕たちは海の水がこんなに美味しいということをはじめて知ることができます。みんなの走りに心から感謝します。そして、この2年間、クルマの信頼性を高め続けてくれたメンバーにも感謝しています。本当にありがとう!(と書きましたが、ゴールの場所が今までと変わっていましたね。もしかしてみんな飛び込んでないのかな?) 

カッレとヨンネには申し訳ないことをしました。我々には、まだまだやるべきことが沢山残っていると思います。 

ヤリ-マティ
海から上がって体を乾かしたら、またみんなと一緒にヤリスをもっと強いクルマにしていってください。よろしく頼みます! 

次はケニア。我々にとっては未知の道。
ファンの皆さま引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。 

追伸 ダンへ
クルマは直せばまた走れる。だけど君がいなかったら貴元は走れない。貴元もダンの体のことを第一に考えて、最後は無理せずゴールを目指す決断をしてくれたと思います。二人の決断に感謝。そして、とにかく健康第一! 

<次回のイベント情報>

WRC次戦は、6月24日から27日にかけて、アフリカのケニアで開催される伝統の「サファリ・ラリー」。19年ぶりの開催であることに加え以前とはステージも異なり、まったく新しいラリーとなる。ステージはグラベル(未舗装路)で、非常に高速な区間と、路面が荒れた区間の両方があり、スピードだけでなく耐久性もクルマに求められそうだ。

詳細はこちら:https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2021/rd05-day3.html

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road