全モデルの良さを引き継ぐ正常進化 5代目スイフトの全貌が見えてきた…ジャパンモビリティショー2023
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スイフトコンセプトと共に登壇した鈴木俊宏代表取締役社長
『世界中に、ワクワクの、アンサーを。』というテーマでJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)に出展したスズキは、今後の展開を視野に入れたEVコンセプトカーのほか、Bセグメントのスタンダードコンパクトカーとしてグローバルな市場を持つスイフトの次期型モデルと噂される「スイフト コンセプト」を発表した。“新開発の高効率エンジンを搭載する”と、2023年10月25日のプレスカンファレンス壇上で鈴木俊宏社長が述べているように、1.2Lデュアルジェットエンジン+マイルドハイブリッドとなることは間違いなさそうである。
現行モデルの4代目スイフトは2016年末にデビュー。実に約7年ぶりとなるフルモデルチェンジだけに期待は高まるばかりだが、見ての通り、評判の良い現行モデルのデザインを正常進化させたような“完全キープコンセプト”となっている。もう、すぐにこのままでも市販化できそうな仕上がりを見ても、デビュー時期はそう遠くないだろう。
シャープで引き締まった顔つき、コの字デザインのヘッドランプ&テールランプ、ツートンの塗り分けによるフローティングデザインなど、これまでの良いところを継承しつつ、ブラッシュアップを果たしているのがわかる。フロントグリル内やフロントガラス上部には衝突被害軽減ブレーキ「DSBSII」のレーダーやカメラが内蔵されていて、「AHS」(=アダプティブハイビームシステム)、「DMS」(=ドライバーモニタリングシステム)も装備されるそうで、先進安全技術面にも抜かりはないとのことだ。
また、ジャパンモビリティショー2023ではインテリアも公開。すっきり機能的にまとめられた印象だが、注目はダッシュボード上に飛び出すように配置されたタッチパネル式のセンターモニター。見やすくて使いやすいサイズ&レイアウトで、「UI」(ユーザーインターフェース)の最適化が求められる昨今に合致したものと言えそうだ。
もうひとつ気になるのは「スイフトスポーツ」の開発についてだが、公式には触れられていないものの、これまでの実績を考えるとスイフトのフルモデルチェンジを追うように、2024年中にはデビューするのではないか? というのが大方の予想。現行モデルではMTモデルの廃止がニュースになるほど、スポーツ志向の熱狂的なファンが多いクルマだけに、はたしてマニュアル車が設定されるのかどうかも含めて、その動向に注目したい。
<文 撮影:TOKYO CIAO MEDIA>
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現行モデルのイメージを色濃く受け継ぐスタイリング
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今回初公開となった注目のインテリア
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グローバルモデルだけにシートサイズは余裕あるものとなっている
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搭載されていた1.2Lデュアルジェットエンジン+マイルドハイブリッド
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最新モデルらしく先進安全技術も充実
[GAZOO編集部]
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