あの“パックマン”のアトラクションも!遊んで体験できるモビリティたち・・・ジャパンモビリティショー2023
2023年10月28日から一般公開が開始されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)。それに先駆け、10月25日からプレスデーとしてメディア向けに公開されており、GAZOO.comの編集部も現地から情報をお届けしている。
そして、今回から東京モーターショー改めジャパンモビリティショーとして新たなスタートを切った国内最大級のモビリティの祭典は、その名称変更に伴い少なからず変化がある。
その変化の一つとして、西ホール1階では「Tokyo Future Tour」と題したプログラムが展開されている。
このTokyo Future Tourは、「こんなモビリティがある未来があったらいいなを感じる、未来の東京ツアー」というコンセプトで、「LIFE」「EMERGENCY」「PLAY」「FOOD」の4つのシーンで、さまざまなモビリティの展示や体験、最新技術を使ったデモンストレーションなどが行われている。
その中から、実際に体験して遊ぶことができる「Play」のエリアを取材してきたので、そのコンテンツたちを紹介しよう。
ひと際目立つこちらの電光板には、お父さんお母さん世代であれば見たことも多いのではというキャラクターが!? そうパックマンだ。
ここはトヨタが開発した「FUNVE(ファンビー)」を体験できるブースで、今回パックマンとコラボレーションして、より親しみやすいアトラクションとして生まれ変わっている。
FUNVEとは、「目の前に広がるバーチャル世界を本物のカートで自由に駆け巡る縦横無尽のライド型アトラクション!」だ。
このFUNVEの専用カートはハンドドライブ。左右のレバーを360度動かすことで、前後や進みながら曲がるだけでなく、真横に動いたり回転したりできる新感覚の乗り物だ。
そしてARグラスを掛けると、まさにそこはパックマンの世界。カートを操ってクッキーを食べていき、ゴーストに当たってしまうとカートがクルっと回転してしまう。
ちゃんと得点も出る(筆者の得点は恥ずかしくて言えたものではなかったが……)ので、何度でも挑戦したくなってしまうほど楽しい。
なお、このFUNVEは8歳以上が対象となっているとのことだ。
そして、こちらはドローンエンターテイメント社が運営する、ドローンからの視点をリアルに体験できるアトラクションだ。大きな半円形のモニターの前に座り映像を見るだけでかなりの迫力があるが、座っている台座もそれほど大きくではないが細かに動くことで、より臨場感を持ったドローンの視点が楽しめる。
事前に撮影した大自然や公園などの映像と、実際に会場内のコースで飛ばすドローンの映像と2種類あり、筆者は実際に飛行するドローン映像を体験。左右のみならず上下の移動もリアルに感じられる。
ご注意いただきたいのは、リアルであるがゆえに気持ち悪くなる方もいる(筆者も実は気持ち悪くなった)ので、その場合は途中で止めてもらうことをオススメしたい。
こちらは大日本印刷が手掛ける、パリの歴史的空間をVR(仮想現実)で体験できるコンテンツだ。VRグラスをつけるとそこは別世界。実は狭いエリアを往復しているだけだが、視界や音声では全くちがう世界で歩いて楽しんでいるのだ。
これは体験した人にしか分からないので、ぜひとも体験いただきたい。
こちらはトヨタが開発する「AIバスケットボールロボットCUE」だ。人工知能で自ら距離に応じた投球動作を考えるAIバスケットボールロボットで、Bリーグのアルバルク東京に所属しているという。
3ポイントシュートは9割くらいの確率、ハーフラインからでは5割ほどでリングに入れることができるという。わずかなボールのズレでも入らなくなるということでその制御のすごさや、改めてプロバスケットボール選手のすごさも体感してみよう。
そして最後は、人間の手足のように動かすことができる「動作拡大型スーツ スケルトニクス」だ。特許取得済みの「三次元閉リンク構造」により装着者の手足の動きがダイレクトに反映されるロボットだという。
実際に装着することはできないが、手の指を動かす体験はできる。すべての指が別のボタンになっていて、押した瞬間にスムーズに指が動く。写真はスタッフの方にチョキを出してもらったものだ。
新しく生まれ変わったモビリティの祭典であるジャパンモビリティショー。現地へ行く方はクルマを観に行くというだけでなく遊びにいくという感覚で楽しんできていただきたい。
(文、写真:GAZOO編集部 山崎)
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