「Tokyo Future Tour」で未来のモビリティにワクワク!観光需要や水素から宇宙まで!?・・・ジャパンモビリティショー2023

  • 「Tokyo Future Tour」で未来のモビリティにワクワク!観光需要や水素から宇宙まで!?・・・ジャパンモビリティショー2023

11月26日にオフィシャルデーを迎え、メディア以外への一般向けの公開を開始したJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)。
今回のジャパンモビリティショーではコンセプトカーや新型車の他にも、新たなコンセプトのモビリティが多数展示されている。
その中でも特徴的なのは、西ホールの1階で実施されている「Tokyo Future Tour」だろう。

「こんなモビリティがある未来があったらいいなを感じる、未来の東京ツアー」というコンセプトゾーンは「LIFE」「EMERGENCY」「PLAY」「FOOD」の4つのシーンが用意されている。

その中から今回は「LIFE」のエリアの展示や体験コンテンツなどをご紹介しよう。

この「LIFE」のエリアでは、パーソナルモビリティから大型なものまで多様なコンセプトのモビリティが所狭しと並んでいる。
ただ、筆者がその中で一番気になったのは、東京の遥か上空、月面探索に関する展示だ。

JAXAとトヨタが月面での有人探査活動に必要な有人与圧ローバとして開発している「ルナクルーザー」。そのミニチュアモデルと車内を1/1サイズで体感できるモックアップが展示されているのだ。

長期の探索を想定し、2人が1か月間快適に過ごせるようにさまざまな工夫がされている。窓はあるがガラスは重量が増えてしまうため、窓の面積を少なくし目視ではなくモニターに走行可能なエリアを色付けして表示するなど、先進的な機能も追加されている。

2019年の東京モーターショーで展示されていたミニチュアモデルは机上の想定からの造形だったとのことだが、今回展示されていたものはほぼ現地である月面で活動するのに遜色ない仕様になっているそうだ。

その他、実際に東京で使われたら便利であったり楽しかったりするモビリティたちについては、下記の画像でお届けしていこう。
読んだらあなたもジャパンモビリティショーに行ってみたくなるはず!

  • 月面での有人探査活動用の有人与圧ローバ「ルナクルーザー」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    月面での有人探査活動用の有人与圧ローバ「ルナクルーザー」

  • 月面での有人探査活動用のスーツと「ルナクルーザー」の室内展示用の原寸大モックアップ(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    月面での有人探査活動用のスーツと「ルナクルーザー」の室内展示用の原寸大モックアップ

  • ルナクルーザーの車内で操縦している様子を体験できる(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    ルナクルーザーの車内で操縦している様子を体験できる

  • ルナクルーザーの操縦桿(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    ルナクルーザーの操縦桿

  • ルナクルーザーのモニターに映される最適な進路を表示している様子(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    ルナクルーザーのモニターに映される最適な進路を表示している様子

  • ルナクルーザーの車内でくつろぐ際のイメージ(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    ルナクルーザーの車内でくつろぐ際のイメージ

  • Tokyo Future Tourの「LIFE」のエリア(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    Tokyo Future Tourの「LIFE」のエリア

  • ペッパーがお出迎え(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    まずはペッパーがお出迎え

  • 三精テクノロジーズの4脚歩行ライドの新型プロトタイプ「SR-02」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    三精テクノロジーズの4脚歩行ライドの新型プロトタイプ「SR-02」

  • 音声をAIで文字に自動変換して表示する「エキマトペ」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    音声をAIで文字に自動変換して表示する「エキマトペ」。上野駅で実証実験されていた時に自動販売機の上に設置されていた様子を再現

  • さまざまなパーソナルモビリティを試乗できるエリア(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    さまざまなパーソナルモビリティを試乗できるエリア

  • JR東日本 水素ハイブリッド電車「HYBARI(ひばり)」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    こちらはJR東日本が手掛ける水素を使った燃料電池ハイブリッド電車の「HYBARI(ひばり)」

  • 人材派遣会社のパーソルクロステクノロジーが久留米工業大学が共同で開発したベンチ型自動運転モビリティ『PARTNER MOBILITY ONE』(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    人材派遣会社のパーソルクロステクノロジーが久留米工業大学が共同で開発したベンチ型自動運転モビリティ『PARTNER MOBILITY ONE』。LiDARやGPSなどのセンサーが使われており、本格的な自動運転が可能となっている

  • トヨタが開発した観光需要創出と地域の活性化を目指すモビリティ「&brella(アンブレラ)」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    トヨタが開発した「&brella(アンブレラ)」は、モビリティを起点とした観光需要創出と地域の活性化を目指したモビリティ。傘やはっぴが雰囲気を演出している

  • トヨタが開発した「&brella(アンブレラ)」の操縦はスマートフォン(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    トヨタが開発した「&brella(アンブレラ)」の操縦にはスマートフォンが用いられ、誰でも簡単に操縦することができる

  • 国内初の自動運転レベル4車両認可を取得したヤマハ発動機のグリーンスローモビリティ(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    国内初の自動運転レベル4車両認可を取得したヤマハ発動機のグリーンスローモビリティ

  • アメリカのJoby Aviation社のeVTOL「JAS4-1」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    アメリカのJoby Aviation社のeVTOL「JAS4-1」

  • Skydrive社の有人試験機「SD-03」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    Skydrive社の有人試験機「SD-03」。コクピットの登場体験も行っている

  • トヨタ紡織の「MOOX RIDE」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    トヨタ紡織の「MOOX RIDE」は、車両の位置情報に合わせ、デジタルコンテンツを透明ディスプレイを用いた車窓へのAR表示や立体音響、シート振動、ミストなどで五感を刺激するエンタメ体験バス

  • 「移動体験価値」の最大化をテーマとしたトヨタの「Astro e-Palette」(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    「移動体験価値」の最大化をテーマとしたトヨタの「Astro e-Palette」。このTokyo Future tourでは星空を見に行く設定で、その道中に星の解説を車内の複数のモニターで学ぶことができるシミュレーションを提供

  • デンソーが手掛けるH2 PARK(ジャパンモビリティショー2023 Tokyo Future Tour)

    デンソーが手掛けるH2 PARKでは、ブランコに乗ることで電気を発生させ、その電気で水素を作るというアトラクションがある

(文、写真:GAZOO編集部 山崎)