行きたくなること間違いなし!「せとうち」の魅力をマツダがカスタムで表現・・・東京アウトドアショー2024

  • 東京アウトドアショー2024のマツダブース

    東京アウトドアショー2024のマツダブース

2024年6月28日~30日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで開催されている「東京アウトドアショー2024」。ここに出展しているマツダは地元に近い瀬戸内を「マツダを育んだエリア」とし、その瀬戸内を楽しむアウトドアアクティビティを提案する4つのスタイルの車両を展示している。

マツダの地元である広島県も面する「せとうち」は、海・島・橋が織りなす多島美が魅力で多くの観光スポットが点在している。そして、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ街道」のサイクリングロードは、サイクリストたちが一度は走ってみたいと憧れる聖地としても有名だ。

そんなしまなみの豊かな自然や海、そしてサイクリングを楽しむために、マツダブースでは4つのコンセプトの展示車両を展開している。

  • せとうちの観光スポットをイメージしたパネル

    せとうちの観光スポットをイメージしたパネル

  • CX-5(XD Field Journeyグレード)のファミリーキャンプ仕様

    CX-5(XD Field Journeyグレード)のファミリーキャンプ仕様

  • CX-5が牽引するトレーラーはブラストトレイルオーバーランダー/ルーフトップテント

    CX-5が牽引するトレーラーはブラストトレイルオーバーランダー/ルーフトップテント

  • CX-5(XD Field Journeyグレード)で車中泊をするイメージ

    CX-5(XD Field Journeyグレード)は大人2名での車中泊が可能

まずは、CX-5(XD Field Journeyグレード)のファミリーキャンプ仕様だ。これは、家族4人でカヤックやキャンプをしながらせとうちの海を満喫するコンセプト。
CX-5はこのクラスでは珍しく純正のディーラーオプションとしてトレーラーヒッチが用意されており、車内で2名、牽引するトレーラーのルーフトップテントで2名が車中泊できるスタイルを提案している。

 
  • CX-30(20S Retro Sports Edition)のサイクリング仕様

    CX-30(20S Retro Sports Edition)のサイクリング仕様”

  • CX-30(20S Retro Sports Edition)には2台のロードバイクを積むことができる

    CX-30(20S Retro Sports Edition)には2台のロードバイクを積むことができる

  • CX-30(20S Retro Sports Edition)とルーフトップテント

    CX-30(20S Retro Sports Edition)とルーフトップテント

そして、せとうちといえばサイクリストの聖地ということもあり、CX-30でのサイクリング仕様も提案している。ロードバイクの前後のタイヤを外せば2台のロードバイクが収納可能であり、車内に積むことによって汚れや高さ制限などを気にする必要がない。
CX-3の全長では車中泊は難しいということもありルーフトップテントを装備、カップルや夫婦で気兼ねないサイクリングと移動の自由を満喫できる仕様となっている。

  • ロードスター(RS)

    最近はロードスターでのソロキャンプ「ロドキャン」が流行っている

  • ロードスターで行うソロキャンプ「ロドキャン」のイメージ

    奥のテントやキャンプグッズはすべてロードスターに積むことができる

そしてこちらのロードスターはあまりアウトドアとは関連しそうにはないが、実はロードスター乗りの方が行うソロキャンプ、通称「ロドキャン」が流行っているのはご存じだろうか?
ロードスターの隣に置かれているテントやテーブル、チェアなどはロードスターにすべて積むことができるキャンプグッズとのことで、確かにソロキャンプであれば十分な装備だ。
しまなみ海道や島々をオープンカーで走る爽快さは考えるだけでも気持ちがよく、ロードスターとの気ままな2人旅というのも乙なものかもしれない。

  • プロフィッシャーマンの伊豫部 健氏のCX-5

    プロフィッシャーマンの伊豫部 健氏のCX-5

  • プロフィッシャーマンの伊豫部 健氏がCX-5に実際に釣の道具を積んでいることをイメージ

    リアシートが4:2:4で分割のため、ルアーを積むのも自由度が高い

そしてもう1台のCX-5は、プロフィッシャーマンの伊豫部 健氏が普段から愛用している車両だ。後席のシートが4:2:4で倒せるため、ロッドの収納も便利だという。

このマツダのブースを拝見し、クルマとアウトドアの相性だけでなく、その地域の魅力も踏まえた提案は、新たな観光誘致の大きな力になるかもしれないと感じた。
実際に尾道観光協会と広島観光協会の協力もいただいているそうだ。

とまあ、細かい話はさておき、「せとうちに行ってみたい」と素直に思わせてくれる、素敵なコンセプトのマツダブースだった。

 

(文、写真:GAZOO編集部 山崎)