クルマだからこそ満喫できる山梨県北杜市&甲府市のおすすめスポット6選

  • 東沢大橋(山梨県北杜市)とヤリス

    東沢大橋と色づき始めた紅葉を背景に撮影


GAZOO愛車広場 出張取材会の開催地で、取材会参加者のみなさんや地元の方がオススメする観光地、地元の人だからこそ知るマル秘スポットやご当地グルメなどを巡るこの企画。今回は2024年10月に取材会を実施した山梨県甲府市に隣接する北杜市の観光スポットをご紹介します。

フォトスポットもグルメも楽しめるドライブコース

  • 東沢大橋(山梨県北杜市)

    山々を背景に赤い色が映える『東沢大橋』。クルマはもちろん徒歩で渡ることもできる。

“平成の大合併”によって山梨県内でもっとも広い面積を持つ自治体となった北杜市。山梨県の北西部に位置し、その面積のうち約1/3が八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳といった山岳高原地となっていて、ワインディングでドライブを楽しむことができるコースもたくさん存在します。
北杜市と長野県の富士見町をつなぐ『八ヶ岳高原ライン』は、そんなドライブ定番コースのひとつ。清里高原側から登っていくと、すぐに現れるのが出張取材会の参加者さんからもおすすめしていただいた『東沢大橋』です。川俣川渓谷にかかる長さ90mの赤いアーチ橋は、四季折々の景色が美しい景観スポットとしても知られていて、駐車場にクルマを停めれば展望台からゆっくりと景色を楽しむこともできます。

  • 東沢大橋(山梨県北杜市)とヤリス
  • 東沢大橋展望台(山梨県北杜市)

友達と一緒なら、愛車が橋の上を走っている姿も撮ることができそう。駐車場から橋と愛車のツーショットを撮りたいなら、踏み台などでちょっと高めのアングルから狙うのが良いかも。

そんな東沢大橋を渡ってさらにワインディングロードを走っていくと、すぐに見えてくるのが『山梨県立まきば公園』。
雄大な牧草地で羊やヤギなど動物とのふれあいを楽しむことができるほか、レストランやお土産屋さんなどもあるので、動物と楽しく遊ぶファミリーや、ドライブの休憩がてら立ち寄った方などで賑わっています。

  • 山梨県立まきば公園『牧場のウシさんソフト』(山梨県北杜市)

    山梨県立まきば公園を背景に『牧場のウシさんソフト』をパシャリ

そんな公園の牧場カフェで販売されているのが『牧場のウシさんソフト』。濃厚なソフトクリームに自分でデコレーションを施してウシさんを作ることができるメニューとなっていて、楽しく美味しく頂くことができるんです。

  • 山梨県立まきば公園『牧場のウシさんソフト』の看板(山梨県北杜市)
  • 山梨県立まきば公園『牧場のウシさんソフト』を飾り付け(山梨県北杜市)

どんなウシさんに仕上がるかはアナタ次第!? ドライブ休憩のリフレッシュにもぴったり。

  • 山梨県立まきば公園の牧場とヤリス
  • 山梨県立まきば公園の大駐車場からの風景

まきばの館の横にある駐車場からは牧場を背景に写真を撮りました(写真左)。大駐車場からは甲府盆地と南アルプスを望むことができると出張取材会の参加者さんから教えてもらいましたが、取材当日は残念ながら雲がかかってしまっていました。(同右)

▶︎東沢大橋展望台
山梨県北杜市大泉町西井出

▶︎山梨県立まきば公園
山梨県北杜市大泉町西井出8240-1

八ヶ岳高原ラインのふもとで食べる『冷ほうとう』

  • 山梨名物のほうとうを冷やでいただくおざら

    冷たいほうとうは『おざら』と呼ばれているそうです

八ヶ岳高原ラインでドライブを楽しんだ足で訪れたのは、ふもとの清里エリアで1985年の開業から40年の歴史を持ち、『山梨の人気うどん屋さん』としてランキング入りしたこともあるという『清里レストラン& コテージ睦(ぼく)』。
そんな睦で注文してみたのが、隠れ甲州名物『おざらほうとう』です。
『ほうとう』といえば、平打ち麺をかぼちゃなどといっしょに味噌仕立ての汁で煮込んだ山梨の郷土料理というイメージですが、冷やした麺をつけ汁につけて食べる『おざら』というメニューも地元では古くから親しまれているのだとか。
定番の温かいほうとうも良いけれど、それとはまた違ったおいしさが楽しめるので、機会があればぜひお試しあれ!

  • 清里レストラン&コテージ睦のおざらほうとう
  • 冷たいほうとうを温かいつけ汁でいただくおざらほうほう

かぼちゃやごぼうに加えきのこや季節の野菜のてんぷら、鶏のつくねなどがはいったお椀に温かい醤油ベースのつゆを注ぎ、そこに冷たい麺をつけていただきます。麺といっしょに入っている大根の薄切りも食感バツグン。

  • 清里レストラン&コテージ睦の鶏のモツ煮
  • 清里レストラン&コテージ睦の生チーズソフト

もともとはお蕎麦屋さんの定番メニューだったものがご当地B級グルメとして人気爆発したという『鶏のモツ煮』や、生チーズソフトクリームなども人気メニューだそうです。

代表いわく「できるだけ季節の野菜を取り入れるようにしているんです」ということで、おざらにも春はつくしやフキノトウなどが入っているんだとか。
コテージや土産物店を併設し、ドッグランも備えていたりワンちゃんと一緒に食事を楽しむことができたりするというのも特徴のひとつなので、ペットと一緒にドライブ旅行を楽しみたいオーナーさんにもピッタリですね。

  • 清里レストラン&コテージ睦のお店の外観
  • 清里レストラン&コテージ睦ののドッグメニュー

ワンチャンと一緒に食事を楽しむことのできる席や屋外テラスがあり、ワンチャン用メニューなども用意されている。

▶清里レストラン& コテージ睦(ぼく)
山梨県北杜市高根町清里3545-2411
定休日:水曜定
https://kiyosatoboku.com/cottage/ctg3.html

ちょっと変わった雰囲気で食すほうとう

  • 三代校舎ふれあいの里“おいしい学校”のほうとう給食

    子供のころに戻った気分でほうとうをいただける『おいし学校の給食』。こちらも出張取材会参加者さんからのおすすめ。

昭和に建てられた学校の校舎を利用してレストランやパン工房、直売店などとして運営している『三代校舎ふれあいの里“おいしい学校”』も、一味違ったほうとうと出会える場所。
というのも、このレストランでは机や椅子、銀色のお盆と食器に先割れスプーンなど昔懐かしい学校の雰囲気で『おいしい学校の給食』をいただくことができるんです。
学生時代の同級生と観光ドライブに行ったりすると、当時の思い出が蘇って話が盛り上がるかも!?

  • 三代校舎ふれあいの里“おいしい学校”の校舎の様子
  • 懐かしい先割れスプーン

素朴な味の混ぜご飯、そして味噌味でカボチャなどが溶け出した定番のほうとう汁など、子供の頃の記憶に刻まれた風景で食べるご飯は、山梨生まれでなくてもどこか懐かしい気持ちに。

  • 三代校舎ふれあいの里“おいしい学校”の校門
  • 三代校舎ふれあいの里“おいしい学校”のお土産屋

昭和校舎を利用してパン屋、特産品売場、イタリアンレストラン、宿泊施設を備えた『おいしい学校』。隣接する明治校舎は歴史資料館『津金学校(明治カフェ)』、大正校舎はそば打ちやほうとう、農業などの各種体験ができる施設『大正館』として利用されています。

▶︎三代校舎ふれあいの里 昭和館 おいしい学校
山梨県北杜市須玉町下津金3058
定休日:水曜日(冬季は火曜日、水曜日)
http://www.oec-net.ne.jp/

定番の山梨土産『信玄餅』のご当地限定メニュー

  • 台ヶ原金精軒の極上生信玄餅

    山梨の定番土産『信玄餅』。金精軒の極上生信玄餅は、販売当時の信玄餅を再現したものだという

山梨のお土産といえば、お餅にきな粉と黒蜜をかけていただく『信玄餅』は定番ですよね。
そんな『信玄餅』の登録商標を持つ『金精軒』は、お米や大豆など地元の食材を活かしたお菓子作りで明治35年から営業を続けているという老舗。
北杜市白州町にある『台ヶ原金精軒』では、お土産としてもよく見かける『信玄餅』だけではなく、賞味期限わずか3日という『極上生信玄餅』や、昔ながらの定番メニュー『きんつば』なども購入することができます。

  • 台ヶ原金精軒の極上生信玄餅と信玄餅ときんつば
  • 台ヶ原金精軒の風情ある店構え

ドライブの休憩に甘いモノで疲れを癒すもよし、お土産を買って帰るのもよし。出張取材会の参加者さんがおすすめしてくれていた『水信玄餅』は夏しか食べられないということだったので、機会があれば食べてみたい!!

▶︎台ヶ原金精軒
住所:山梨県北杜市白州町台ヶ原2211番地
定休日:木曜日・1/1(元旦)
https://kinseiken.co.jp/

クルマ好きが集まるガレージカフェで憩いの時間

  • Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)

    山梨県甲府市にあるクルマ好きが集まるカフェ『Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)』

最後は北杜市ではないのですが、山梨県の出張取材会にご参加いただいたオーナーさんのうち、3名が山梨県のおすすめスポットとして名を挙げた甲府市の『Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)』をご紹介します。

  • Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)のオーナーの渡辺さん
  • Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)の店内兼ガレージ

以前はシビックタイプRに乗っていて、最近スカイラインに乗り換えたという代表の渡辺さん。「自分もクルマ好きなので、そういうひとが集まれる場所を作りたかったんです」とのことで、山梨を訪れたクルマ好きの方に走ってみて欲しいおすすめコースは、フルーツラインと精進湖ラインだそうです。

3年前にクルマ好きが集まる場所としてオープンしたそうで、コーヒーやスイーツを楽しむだけでなく、外の駐車場で洗車をしたり、店内に愛車を入れて撮影(要予約)したりといった楽しみ方もOK。さらに、駐車場や店内で作業する際には工具の貸し出しまで対応してくれるそうです。
駐車場で数十台規模のミーティングなども開催しているそうで、北海道や福岡から訪れたお客さんもいるという、まさにクルマ好きが集まり交流することができるスポットになっているようです。

  • Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)のこだわりの飲み物やデザート
  • Garage Cafe en(ガレージカフェ エン)にある貴重な当時物のカタログ

コーヒーなどのほか、ビンのデザインがオシャレなコーラやレモネードなどもおすすめとのこと。店内には貴重な当時モノのカタログなどがたくさんあって、時間がいくらあっても足りないかも!?

▶︎garage cafe en
山梨県甲府市大手1丁目4-8
駐車場:あり

【おまけ】無事に通れるかドキドキの『酷道』も

  • 木賊峠から昇仙峡へ抜ける『クリスタルライン』

    木賊峠から昇仙峡へ抜ける際に通った『クリスタルライン』は、クルマ1台が通れる道幅はあるものの、舗装路面に大きな穴があったりガードレールがないのに急な崖になっていたりと、思わずステアリングを握る手が汗ばむような道も…。ちなみに、金曜日の夕方に走りましたが、バイク1台とすれ違っただけでした。

カーナビの案内に任せて知らない道をドライブしていると、時には険しい道に出会うことも……。
今回の北杜市での取材を終え甲府市に抜ける道を探していた時、面白そうなワインディングがありそうと選んだのは「クリスタルライン」というルート。昔は水晶の産地として有名だったとのことで名付けられたようですが、実はそんな名前からは想像できない「酷道」でした。
道の所々に穴が開いていたり、ガードレールもない1台しか通れない道幅のところで対向車が来たらどうしようとヒヤヒヤしたり、ある意味貴重な酷道初体験をすることができました。
スポーツカーなどでは下まわりや外装、タイヤなどが心配になってしまうこともありますが、ジムニーやランクルなど車によっては逆にそれが楽しかったりすることも!?
そして、そういった経験や思い出もまたドライブの醍醐味ですよね!!

というわけで今回のGAZOO 出張取材会ご当地スポット巡りは山梨県北杜市と甲府市からお届けしました。

(GAZOO編集部)