NICTとトヨタ、自動車法規の自動翻訳を開発
情報通信研究機構(NICT)は4月23日、トヨタ自動車と自動車法規を対象としたニューラル英日・中日自動翻訳を共同研究し、実用性を確認したと発表した。これによって自動車業界全体でのニューラル自動翻訳の活用が期待できるとしている。
NICTは、トヨタが提供した自動車法規に関する英日・中日翻訳データを基に、汎用英日・中日ニューラルネットワーク翻訳エンジンのアダプテーションを行い、実用度を向上した。トヨタが自動車法規についてアダプテーション後の実用度を評価したところ、英日翻訳についてアダプテーション前と比べ、自動翻訳エンジンの約24%、中日翻訳では約11%それぞれ実用度が向上した。
これを受けてトヨタは、実用度向上の検討を継続することを決めた。
今回は、英日・中日翻訳の片方向のみだったが、今後は、双方向や、多言語にすることや、オーナーズマニュアルなどの多種多様な文献に展開する。さらに自動車産業全体に広げるとともに、広域にわたる輸出産業に広げることも目指す。自動車産業で必要となるあらゆる翻訳を高効率化する。
(レスポンス レスポンス編集部)
NICTは、トヨタが提供した自動車法規に関する英日・中日翻訳データを基に、汎用英日・中日ニューラルネットワーク翻訳エンジンのアダプテーションを行い、実用度を向上した。トヨタが自動車法規についてアダプテーション後の実用度を評価したところ、英日翻訳についてアダプテーション前と比べ、自動翻訳エンジンの約24%、中日翻訳では約11%それぞれ実用度が向上した。
これを受けてトヨタは、実用度向上の検討を継続することを決めた。
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